2010/1/1
祝! 10周年!!

 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします…という挨拶もこれでとうとう10回目になりますね。いい加減読者の方々もこんな定型テンプレ挨拶読み飽きているのではないかと察し「あけましておめでとうございます」に代わる当サイトらしい新挨拶を考察するに「呆けましておめでとうございます」なんてどうかと提案してみたいこの年始め皆様のご多幸とご健勝心より祈念申し上げたく存じます。当サイトの抱負は迷ったのですが、本年は「女の子向けのテキストを増やす」「白痴白痴ばっか言ってないで女の子の好みの幅をもう少し広げる」に決めました。その理由は白痴が萌えとか日本語話せる女はちょっととか過激な発言ばかり繰り返してるうちにとうとう読者層から普通の女の子が消えてしまったという、まるで川にダムを造ったら鮎が獲れなくなってしまったくらい深刻な環境問題が今このサイトを襲っているからです。このままの漁獲量では僕の性生活が成り立ちません、最悪閉鎖まで追い詰められかねません! ここはもうウソをついてでも「OLのおねーさんだーい好き☆」とか適当なこと並べて女性読者に媚びまくり、昔のように掲示板でメールで「雪男さん今度は私を抱いて下さい!」とか誘われまくる夢のような日々をもう一度取り戻したい(そんな日々もともとなかったけど)。というわけで特にOLさんや女子大生さん辺り、今年こそはよろしくお願いします!

2010/1/8
 昨年購入した長門ギターですが、年末にぶつけて壊してしまったらしくどうしたものか途方に暮れております。アウトプットのジャックの接触不良で音が時々出なくなってしまう時があるのです…ネットを見てもいまいち自力修復のやりかたがわからなかったのでこれはもうショップに持って行って見てもらうしかないんでしょうけど、初心者がギターケース担いで街中を歩くのって結構恥ずかしいんですよねー。いかついお兄さんに「きみ音楽やってんだ? それどこのギター?」なんて声かけられないかとか、警察のおじさんに「君それ中身なに入ってんの? 危ないものじゃないだろうね?」なんて声かけられないかとかもう心配で心配で。どこのギター言われても「えっと、『涼宮ハルヒの憂鬱』12話のライブシーンで長門って女の子が使っていたモデルで…」なんて誰が説明できるねんっつー話ですよ。
 こんなことなら女房を質に入れてでも高級モデルのギターを買っておくんでしたよ、そしたらオフ会に担いでって参加者の女の子に「あ、ごめんね、僕のギター繊細だから触らないで。観るだけだよ」とか言ってさりげなくアピールすることもできたはずなのに。弾いて弾いて〜ってせがまれたとしてもエレキギターなら「う〜ん、アンプがないと弾けないな…そうだ、僕の家ここから近いんだけど、来る?」なんつって自然に連れ込めるわけじゃないですか! 家にさえ入れてしまったら後は背中のケースの中からスタンガンを取り出して背中から勢いよくハンマリング・オン! 壊しちゃうかもしれないけどアウトプットのジャック穴のほうにも差し込んじゃいましょうかね(最低のオチ) >

2010/2/3
 赤マルジャンプに載ってた「あんねちゃんたろう」に出てくるヒロインのアンネちゃんの白痴っぷりがどストライクすぎて吹き出た鼻血で誌面がまさに赤丸と化し、入院の関係で日記を放置したまま一月が過ぎてしまいましたどうもすみません。いやー「サムライうさぎ」の志乃の時から福島先生のハクチストっぷりは尊敬しておりましたが、この読み切りで崇拝に変わりました。幼い頃から想い続けるタロウ君を見て震えながらヨダレを垂らしたり、タロウの枕でスーハースーハーしたり…そうなんですよ、白痴娘が恋をするということは無自覚で無邪気なストーカー化するということと同義なんですよ! 福島先生…いやさ福島尊師はその辺のツボを完璧に押さえていらっしゃる。萌え漫画が立て続けに消えて潤いのなくなってしまった今のジャンプを救えるのはもう福島尊師しかいない! 白マル…じゃなかった赤マルジャンプごときのお試し読み切りで終わらせたらこれは白痴界の終焉にも等しい大失態ですよ、ぜひ週刊ジャンプでの連載とすべく我々の総力を賭けて集英社に圧力をかけていきたい次第。皆さんもぜひ応援してください!
 そうそう、そういえば2009年の白痴ネタを追加して白痴辞典を更新してますのでよかったら見てやって下さい。今や「白痴」でググるとこの辞典が5位ですよ。ドストエフスキー→坂口安吾→僕、の順なわけですからこれはもう光栄の一言。これからは白痴界の序列三位という肩書きを売りにしていこうかな?

2010/4/1
 諸君、私は白痴娘が大好きだ! …と白昼堂々叫んで許される、それがエイプリルフール。大変長らくご無沙汰しておりました、皆様お元気でしたでしょうか? 僕はすこぶる元気です、もし心配してくださった方がいらっしゃったら申し訳ありませんでした…ってたぶん誰も心配してなかったと思いますが、今まで何やってたのかと言いますとちょっとボランティア的なことをですね、海外のほうで二ヶ月ほど。具体的には発展途上国の小村で学校がなくて教育を受けられない子供達のために学校を建てないという運動に参加してました。各国から集まってきた寄付金を中間搾取したり「皆でお菓子買っちゃおうぜ!」と煽ったり、そうやって地道な妨害から始めていつかは先進諸国の人々にも「あれ? 学校て別にいらなくね?」と気がついてもらう、そんな大きな夢のために集まった仲間と一緒に頑張ってきました…ってもちろん全部ウソなんですけどね(当たり前だ)
 じゃあホントは何やってたのかというと、別に何もしてませんでした。強いて言えば松屋で煮込まれすぎてグッズグズになった麻婆茄子定食を食べては「こんな脳味噌の女の子と結婚したいなあ」なんてぼんやり夢想したり、夕方やってるキッズバレエの教室の時間に合わせてジムに通ったりと、まあそんな程度のもんです。そうそう、ジムといえば去年ケンドーコバヤシ似の男に狙われてる話をしたことありましたけど、あれからなんとケンコバさん彼氏ができたっぽいんですよ! ビビる大木みたいな顔のマッチョといつも一緒にきゃいきゃい喋りながらトレーニングしてます。幸せそうで何よりなんですが、狙われなくなったら狙われなくなったでなんかちょっとだけ淋しいのはなんなんでしょうねこれ。複雑な乙女心ってやつなのでしょうか…って二ヶ月ぶりに更新してみたらいつもに増して酷いですね今日の日記。まあブランク明けとエイプリルフールってことで見逃してやってください。今後はせめてもうちょっと更新増やしたいなとは思ってるので、温かい目で見守ってやってくださると嬉しいです。 特に心と体が発展途上な世代の女子読者からの応援の声を待っています! 心と体は発展しちゃった女性の方でも脳が退化していれば大丈夫です! ハッテンしちゃいたい男性はNGです!(誰も聞いてない)

2010/4/9
 4月になってジムに新しいゲイの方々が何人か入ってきたみたいなんですけど(※ウチのジムは8割がゲイです)、新人の松坂大輔似の童顔ガチムチさんがバーベルを上げるたびいちいち「んはぁっ!」「うあぁっ!」「アッー!」などとちょっとありえない声をあげるので気が散って困っています。そりゃ僕だって苦しくなると吐息くらいは漏れちゃいますけどね、「んはあ」はないですよさすがに「んはあ」は。「アッー!」とか絶頂に達しちゃってますもん完全に。あれですかね、発情中の猫のうなり声みたいなゲイ同士にしかわからない求愛のサイン的な何かなんですかね? さすがのゲイの人たちも若干引き気味にその人を見てるのでたぶん関係ないんだと思いますが。
 まあそんなことはどうでもいいんですが、根気がなく飽きっぽい僕はせっかくジムに行っても少し疲れてくると「今日はもういいや」となってしまっていつまで経っても目標の痩せマッチョに近づくことさえできずにいます。そんな僕が今ちょっと興味を示しているのが加圧式トレーニング。知らない人のために簡単に説明すると、ベルトとかきつめに巻いて血の流れをわざと少なくすることで軽めの筋トレで重い筋トレと同じ効果を得られるという凄いテクなのです。トレーナーの指導がないと危険と言われてますし実際そうなんでしょうけど、まあ緩ければ効果がないってだけなので締めすぎにさえ注意してれば「巻かないよりは巻いたほうが得」だと思うんですよね。お手頃な値段でベルト売ってたら儲け物、くらいの気構えで探してみようと思ってます。
 しかしこの血流制限理論、肉体だけでなく脳にも応用できそうな気がしません? 要は西遊記の緊箍(孫悟空の頭に嵌められた輪)みたいにギリギリと締めつけて脳への血流を制限しながら勉強すれば暗記効率とかめっちゃアップしそう、してほしい、いやすると思うんですよ。文部省は直ちにこの加圧式勉強法の有効性を認め全小学校・中学校の生徒に授業中の着用を義務づけるべきです。そしたら中間テストで友達の優子ちゃんに負けてしまった舞ちゃんが悔しさのあまり「もう少し締め付けを強めれば…私のほうがもっと成績伸びるはず…」なんてついつい強度を上げてしまい脳が悲鳴を上げて壊れてしまう事故が多発しまた一歩僕らハクチストの理想たる白亜紀の到来が近づくに違いない…なんてどうでもいい寝言を語る暇があったらもっかいジム行って鍛えてきます。あっ、おちんちんの加圧なら中学時代毎日試してたけど何も効果ありませんでしたよ!(ていうか、男子は皆一度はやるよな)

2010/4/22
 けいおんの第二期が始まった影響で、一期終了後ずっと眠らせたままだったギターを再び担ぎ出して練習再開しています。いやなんかアニメ制作者の思う壺って感じで恥ずかしいのですが、いいんです楽しいから。こうやって「俺も弾きたい!」って思わせちゃう力があるのがけいおんの凄いところで、だからこその大ヒットってことなんでしょうね。
 けいおんの上手いところは女の子達の演奏力や持ち歌の楽譜レベル設定が絶妙なところで、「ちょっと頑張って練習すればなんとか弾けそう」ってとこが僕みたいなミーハーのやる気をかきたてるんです。あとやっぱり女の子が楽しそうにやってるってのが良いんですよね、野郎バンドがガチで音楽に挑むっていう話だと「BECK」とかあるにはありますがあれはサクセスストーリーに憧れるものであって、けいおんの女の子達に感じる共感とは少し違うものです。ギターはド素人の僕にしてみたら男でギター上手い竜介みたいなキャラを見るとどうしても実力差を意識して惨めな気持ちになってしまうのですが、女の子(唯)が相手だと不思議とそういう気持ちにならないんですよね。もっと上手くなって一緒に演奏してみたい! って純粋に思うんです。まあ演奏だけでなく他にも色々してみたい邪念でいっぱいなので純粋でも何でもないんですけど。
 そして今思いついたのですが、この「異性がグループで楽しそうにやってることに影響されて自分も始めたくなる」って法則、女の子にも当てはまるんじゃないでしょうか。つまりウブな女子中学生に「セックスって楽しそう! 私もやってみたい!」と思わせるにはまず男同士で楽しそうにセックスしてる男けいおん的な漫画を読ませてあげれば良いってことなんだよ!! やっと気がついた!! よーし今からBLコーナー行って買ってくるぞー(未だに近寄る勇気ないけど)

2010/5/25
 けいおんが好きすぎてけいおん物の同人誌は目に付く限りほとんど全部チェックしている非実在青少年であるところの僕(主に家族に存在しない者扱いされてる)ですが、どうも合わないのばっかりなんですよね…大好きな作品の同人誌が必ずしも性嗜好に合致するわけではないということは「ちょびっツ」の時にも感じていたことなのですが、今回もどうやらそのケースのようです。そのケースって何のケースだよって話ですが、要は「メインキャラに男が出てこない作品は必然的にレズが多くなる」ってことです。今の僕はもう表紙に女の子が二人描かれているのを見ただけで「あ!レズだ!これレズだ!」って本屋で叫びながら瞬時に回避するようになっちゃいましたからね。叫んだ後は僕自身が周りの客から回避されるようになりましたが。
 レズでない場合に次によくあるのが「バンドファンの男達に輪姦される」ってパターンなのですが(けいおんだと澪と梓が圧倒的に多い)、これもねぇ…生粋のジェントルマンたる僕としては名もない下品な男達に非力な女の子が為す術なく犯されるっていうシチュエーションはなんかかわいそうになっちゃって興奮できないんですよ。どちらかというと僕のほうが下品で底無しにスケベな女の子に為す術なく犯されたい派、みたいな?(誰も聞いてない)ともかく、そういう理由で澪単体ものと梓単体ものも表紙見ただけで「あ!輪姦だ!これ輪姦だ!」って本屋で叫びながら回避するようにしています。となるとやっぱり僕にはアホの子でありセックス大好きそうな(偏見)、唯たんしか残っていないわけで。唯たんが単体表紙の同人誌を狙い撃ちで探しているんですが意外に少ないしあっても僕の希望通りのラブラブセックスじゃないんじゃよ〜! ほんともうこんだけ多くのけいおん同人作家いてお前ら揃いも揃っていったい何やってんだよ、と声を大にして叫びたい。 もうレズだとか輪姦だとかいちいち叫ぶのは疲れたんだよ! 行ける本屋がなくなっちゃうだろ! マジでもう次の夏コミ前に国会に澪と梓レズ輪姦規制法案提出します、なぜなら澪も梓も非実在青少年だから! 真にこの世に実在するのは唯たんだけ! だからお前らが描いていいのは唯たんのラブラブセックスものだけ! ほんま頼むでしかし!

2010/9/1
 大変長らくご無沙汰しておりました、ご無沙汰しすぎてこのサイトを更新するためのエントリー作成ページに入るユーザーIDとPWを素で忘れてしまうという信じられないToLOVEるが発生したりもしましたが私は元気です、ご心配かけて申し訳ありませんでしたそして今日でめでたく11周年ですありがとうございます。今まで何をやっていたのかというと例によって特に報告するほどのことは何もなく、強いて言うならば夏休みに今までの歴代お気に入り白痴系キャラを全部まとめて俺ハーレムユニット「HKT48」を結成し脳内総選挙をやっていたくらいです。ちなみに結果は当然のようにちょびっツちぃたんの独走かと思われたのですが最後に来てまさかの大量組織票でけいおん唯たんが僅差のトップに! これはやはり旬の勢いの差が出てしまった、ということなのでしょうねぇ(池上さんの解説口調で)
 しかしもうすぐけいおんが終わってしまうというのが本当に辛いです、生きていく理由を失ってしまうレベルで辛いです。昨日(8/31)の22話はあまりの悲しさにガチで泣いてしまいました、何が悲しいってアホの子であるはずの唯たんが大学に受かってしまったのが本当に悲しい、例えるなら処女だと信じていた清純派声優に「わたし男性経験豊富なんです」と宣言されてしまったような…ってこれ俺もあんまり共感できねえや。とにかく! 確かに第一回脳内総選挙の結果は唯たんが一位になりました、これは国民の意思であり重く受け止めたいとは思っていますですがしかし白痴ユニット「HKT48」に所属する俺の唯はあくまでもけいおん第一期、ただのアホの子だった頃の唯であって大学に合格してしまった今の唯では無いということだけはここで強調しておきたい。 そんな感じで11年目もやっていきたいと思っています、皆様におかれましては引き続きよろしく申し上げると共に日頃ここを愛読している婦女子諸姉の中にもし「HKT48楽しそう! 私も入りたい!」という方がもしいらっしゃるようならとりあえずオーディションしたいと思いますので件名「夜のヘビーローテーション」で今すぐメールを。

2010/9/19
 「けいおん!!」が最終回を迎え、とうとう唯たちが高校卒業して女子大生という守備範囲外になってしまって絶望に打ちひしがれたまま自らの人生からもそろそろ卒業を考えている雪男ですこんばんは。いやしかし一人残される後輩である梓が泣きながら訴える、「卒業しないでください…!」は良かったですね。 可愛い後輩の女の子にこんなこと言われたら僕ならその場で卒業証書引き裂いて残留宣言しますけどね、なんてそんな冗談を書いてたら10年前ネットのやり過ぎで大学留年したとき母親に「お願いだから今年は卒業して」と泣きながら言われた過去を思い出してますます死にたくなってきました。いいんだよ卒業したとかしないとかそんな些細なことはどうでも! 卒業とかいう以前に俺はもう学校に通ってない女の子にしか興味ないし! 女子大生になってしまった唯たちのその後とかもうどうでもいいし! あっ、でも唯はバカで危なっかしいから合コンとか軽いノリで参加して酔った勢いでヤられちゃって以来すっかりセックスの快楽に目覚めちゃって男遊びにかまけてだんだんギターを手にしなくなって少しずつバンドが崩壊していく、なんていかにもリアルにありそうな展開を心配したり妄想したりしてたら忙しくてまだまだ人生卒業するには早すぎるみたいだわ。アニメ「けいおん!!」は確かに最終回を迎えてしまったかもしれないけど、でも僕の唯たんに対する愛は永遠だから…! とりあえず今年の冬コミまでは頑張って生きてみる!(唯本よろしくお願いします)

2010/12/24
     聖夜に捧ぐハートウォーミング・ショートストーリー
       「ホワイトガール・ホワイトクリスマス・リローデッド」


■12/24 PM8:00

僕「ただいまー、今年も頑張って並んでケーキ買ってきたぞ〜」

痴花「(玄関に走り寄りながら)チンポ〜! メリー・クリスマチンポ〜!!」

黒服「(玄関に走り寄りながら)遅いぞー、もーどれだけ人を待たせれば気が済むんだ君は、
    あーお腹減ったお腹減った」

僕「ちょっと待て、なに当たり前のように俺を出迎えてんだオッサン」

黒服「何を言っているんだ雪男君。去年言ったじゃないか、
   来年のクリスマスも必ず私は現れると」

僕「…言ったかどうかは忘れたが、
  俺の不在時に勝手に上がってていいと言った覚えは絶対ないぞ」

黒服「君の許可など知ったことか。この子が―――痴花が入れてくれたのだ、
   何の問題もなかろう」

痴花「(手を挙げながら)チンポ! チンポ〜〜!」

僕「嘘つけ、お前一人で鍵開けられたことないだろ!
 おおかたコイツがまた窓でも割って…ってあれ、割れてないな今年は」

黒服「うむ、実は去年どさくさに紛れて合鍵を一本失敬しておいたのだ」

僕「失くしたと思ってたらお前だったのかよ!
 …まあいいや、また窓を割って入って来られるよりはまだマシ―――」

―――とそこに、突然ガシャーン! とガラスが割れ
全裸にリボンを巻き付けた美少女が窓から乱入―――


女の子「探したわよ雪男くん! 会いたかったわ、メリー・クリスマス!!」

「自宅の窓叩き割って入ってきて探したもなにもないだろお前!
  ったくどいつもこいつも毎年のように窓壊しやがって…ってよく見たら、
  バイト先で世話になってる痴尋さんじゃないですか! な、何の用ですか一体」

痴尋「何の用だなんて…酷いこと言うのね。昨日は私のことを
   『明日のクリスマス・イブに…また会いましょう』なんて、口説きにかかってきたくせに」

僕「いや確かにバイト上がりに『また明日〜』とかなんとか言った記憶はあるけど、
  口説いた覚えはない…っていうか、ついさっきまで会ってたじゃないですか職場で」

痴尋「またまた〜、照れちゃってもー素直じゃないんだから雪男くんは〜、
   まあそんなところもカワイイんだけどね…って、誰? そこにいる女」

痴花「チンポ〜! チンポ〜!」

痴尋「チン…ポーさん? 中国のかた?」

僕「自己紹介じゃねぇよ! いやもしかしたら本人的には
  自己紹介してるつもりなのかもしれないけど! 言葉が解読できないって意味では
  日本人じゃない可能性は否定できないけど!」

黒服「私が代わりに紹介しよう。
   この子の名前は白石痴花…まあ所詮は私が決めた仮の名だがね。
   二年前からここに住んで、雪男君と一緒に暮らしている」

痴尋「い、一緒に暮らしてる!?
   そ、そんな女がいるのを隠して私のことを口説こうとしていたと言うの!?」

僕「だから口説いた覚えは…」

黒服「まあまあ雪男君、事情は大体わかった。ここは私に任せてくれたまえ…
  さて、痴尋さんといったかね。単身ここに乗り込んできたその無謀さ、無知性さは
  私も大いに認めるところではあるが…それでもまだ、今の君ではこの子には勝てないな」

痴尋「私の何がこの子に劣るって言うんですか!? 何が足りないって言うんですか!?」

黒服「いや、逆だよ逆。君がこの子に劣ってるんじゃない。
『この子の劣りっぷりに、君の劣りっぷりが追いついてない』、そういうことだ」

痴花「チンポ〜! チンポ〜!」

痴尋「…おっしゃることの意味が良くわからないのですが」

黒服「そんな格好で窓から飛び込んできた君だ、素質は充分にあると思う。
  だが君は所詮属性で言えば『アホの子』だ、この子のいる『白痴』の領域には遠く及ばない。
  雪男君はね、白痴の女の子しか愛せないそういう特殊性癖の持ち主なんだ」

僕「そんなドン引き確定カミングアウトした覚えないぞ!?」

痴尋「くっ…! そんな特殊性癖とは…さすがに想定外だったわ…っ!」

僕「いや想定内だったらそれはそれで俺泣くわ」

黒服「諦めきれないのなら、試しに勝負してみるか?
   この子と、君。どっちが雪男君に相応しい白痴者か」

痴尋「…いいわ、受けて立つわ。どうやって勝負するの?」

黒服「まあ筆記試験が一番無難だろうな。時間は30分、算出されたIQが低い方が勝ち。
   ただし八百長は厳禁。あくまでも全力を尽くして解いて、
   それで出てきた点数で正々堂々勝負だ」

痴尋「いいわ、望むところよ」

痴花「チンポ〜!」

黒服「よし、二人とも準備はいいな? では、始め!」


〜30分後〜

黒服「…よし、採点の結果が出たようだな。
  発表しよう、まずは伯田痴尋! 正解率8/100、算出IQは36!」

痴尋「うわっ……私のIQ、低すぎ……?」



僕「年収診断じゃねぇからなこれ」

黒服「続いて白石痴花! 正解率0/100、IQ測定不能!
   よって今回の勝負、痴花の勝ち!」

痴花「チンポ〜! チンポ〜〜!」

痴尋「なっ…! 正解0だなんて! いくらなんでもあり得ないでしょそんなの!
   八百長よ八百長! やり直しを要求するわ!」

僕「何度やり直しても結果は同じだと思います…諦めてください、痴尋さん」

痴尋「ゆ、雪男くんまでそんなことを言うの…?」

僕「だって見て下さい。痴花の答案用紙…ぱっと見ただけで、何か気づきませんか?」

痴尋「何かって…何も書いてない。一問も解こうとしてない。八百長じゃないの、やっぱり」

僕「そう、何も書いてない。自分の名前さえも。
  一問も解こうとしてない、確かにそれは痴尋さんの言う通りです。でもそれは、
  勝負に勝つためにわざと解こうとしなかったわけじゃないんです。
  痴花は日本語が書けない、読めない。自分の名前さえ。
  そしてそもそも『問題を読んで回答を記入する』という基本的概念を理解することができない。
  だから、IQ0なんです。それが、本物の『白痴』というものなんです」

痴尋「………」

痴花「チンポ! チンポ〜〜!」

黒服「…良い勝負だった、と痴花は言っている」

僕「そんな偉そうなこと言ったの今こいつ!?」

痴尋「…どうやら、私は負けたようね…今日のところはここで引いてあげる。
   でも私、雪男くんのこと諦めたわけじゃないから。
   これから一年かけて白痴の何たるかを一生懸命勉強して、漂白力を磨いて、
   少しでも雪男くんの好みに近づいて…また、リベンジにやってくる。一年後、ここに」

「いやこれ以上ややこしいクリスマスもう嫌なんで、来ないでくれませんか」

黒服「…決意は固いようだな。それならば痴尋さん、良い話がある。
   痴花が二年前までやっていた、ちょっとした仕事があるのだが…これがまた、
   漂白力を磨くのにうってつけの仕事なんだ。どうだろう、やってみる気はないか?」

僕「二年前の痴花の仕事ってそれお前、押しかけデリヘル…」

痴尋「やります! ぜひやらせてください! それであの子に近づけるのならば!」

黒服「そうか、やってくれるか! じゃあ打ち合わせとか色々あるから、
   早速事務所に行こうか! なーに履歴書とかそういうの何もいらないから、
   君なら即採用即戦力だから(窓から飛び降りる)」

痴尋「はいっ! これからよろしくお願いしますっ!(窓から飛び降りる)」

僕「ちょ、ちょっと痴尋さん…って、行っちゃったよ。大丈夫かな、あんなのについてっちゃって…」

痴花「チンポ〜! チンポ〜〜!」

僕「こんなのがもう一人増えちゃったりでもしたら、俺は…
  あ、あれ? 嬉しいのか? 自分で自分がよくわからなくなってきた…」

痴花「チンポ〜! メリー・クリスマチンポ〜〜〜!」

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