2004/1/1
 今年も初詣目的の検索ワード「かまくら」で迷い込んでしまった方々、紛らわしいサイト名で申し訳ありませんでした。さらに複合検索「かまくら 巫女」で迷い込んでしまったごく一部の方々、ようこそいらっしゃいました。ここの管理人は貴方と志を共にする同胞(はらから)、名前を雪男と申します。今後ともよろしく。えーそんなわけで今日初めて来てくれた人も今まで見ていてくれた人も、どうも皆様新年明けましておめでとうございます。
 ちなみに巫女さんの質と量という基準で比べれば、鎌倉の鶴岡八幡宮はたぶん関東で5本の指には入ってくるんじゃないでしょうか。僕の目が肥えたのか最近はいまいち不作のように感じますが、それでも学生バイトを大量に使っているので平均年齢の低さは目を見張るものがあります。他の神社は平気でおばちゃんだらけだったりしますからね。やっぱお守りに真の御利益を求めるなら処女の巫女さんから買わないと駄目だと思いませんか? まあアレです、コスプレ美少女萌え筋の方々なんかは多少遠くてもぜひ八幡宮には一度参拝に来ることをお薦めします。美少女巫女さんのそばをウロウロしてる不審な男を見かけたらそれが僕ですが声をかけると逃げてしまうと思われますのでできたらそっと見守ってやってください。今年もどうぞよろしくお願いします。

2004/1/4
 やばいぐらい正月を満喫しました。モチなんか何個喰ったか数え切れません。こう湯にくぐらせてフニャフニャにしたモチをですね、砂糖たっぷり混ぜたきなこに絡めまくってモフモフするのが一番好きなんですがこれは食べ過ぎるとお腹もモフモフしてしまうという諸刃の剣。 デブオタにはおすすめできない。仕方ないので上にベーコンととろけるチーズを乗せてフライパンで焼いて食べました。10個くらい(デブオタ確定)
 過去にも書いたことあったような気がするけれど、僕はあり合わせの食材を組み合わせて美味しいものを作るのが好きなんです。料理自体も嫌いではないんだけど、珍しくて凝った料理というのには不思議と興味が持てないんですねこれが。冷蔵庫の中にあるものだけでアイデアを凝らすのが好き。別に倹約しようとかそういう気持ちは全然ないんで、たぶん僕は食材のやりくりを一種のシミュレーションゲームのように楽しんでいるのだと思います。随分とみみっちい趣味ですけど、こういう男を旦那にすると女性はなにかと便利だと思うんですよね(流し目で)。日頃ここを愛読している婦女子諸姉の中でこんな僕に興味を示し始めたというかたがもしいるのなら件名「モフモフ大好き☆」で今すぐメールを。

2004/1/9
 今の会社を気に入っている理由の中でも見逃せないのが「ビル内の便器がほぼ全部ウォシュレット」という要素です。僕は便器にはちょっとうるさい男でして、池袋の某私大に通っていた頃も学校では絶対うんこせずわざわざ駅前まで戻って丸井のウォシュレットトイレ(ペーパー便座シート・荷物置き台完備)を利用していました。 それくらいのこだわりがあるのです。
 子供の頃ウォシュレットを始めて使ったときはケツがくすぐったくて仕方なくて「こんなもん普及するわけねー」と思ったものでしたが、何度か使っているうちにある日突然「あれ?このくすぐったさって結構気持ち良いかも」と気がつき今では時々うんこもしてないのにアナル放水を悦しみに座るほどのウォシュレットフリークになりました。日頃ここを愛読している婦女子諸姉の中で「わかるわかる、私もウォシュレットだーいすき☆」と共感してくれたかたがもしいるのならメール件名「洗浄希望」で今すぐメールを。やおい系の方々の深読みは間に合ってるので結構です。リアルゲイの方々からのラブメールはもっと間に合ってるので本当勘弁。

2004/1/16
 職場の先輩に早くも「君はずいぶんとインターネット関係に詳しいね」と誉められてしまい依然として退社の危機下にある雪男です。あ、あ、IPから婦女子の個人情報抜く技術なら今でもちょっぴり自信あったりするかナー…なんてとても言えない乙女心で今日も元気に職場でマイ掲示板チェック。いやー企業の専用回線ってやっぱ早えーむちゃくちゃ早えーよ(俺の退社も)

2004/1/17
 ウォシュレット好きの話の続きになるのかよくわからないけれど、僕は和式便器が苦手だ。この年になって告白するのもアレなのだが、和式の正しい座り方が未だによくわからないのだ。尻を拭く頃にはもう膝が痛くて痛くて座ってられなくなり、危うく便器の中に転げ落ちそうになったりする。こうなるともうちょっとした和式便器恐怖症だ。高校にあがる頃には僕は余程の緊急事態でもない限り、和式では絶対に用を足さなくなった。
 それにしても、どうして僕が和式に座るとあんなに膝が痛むのだろうか。相撲取りが和式でうんこできない話は聞いたことがあるが、いくらなんでも僕はそこまで太っていない。まあどちらかと言えば太っている部類には入るだろうが、関取クラスからはまだまだ全然遠いはず。足腰だってそりゃ強くはないだろうが、腐っても一応元運動部。サッカーボールだってたまに蹴ってる。自重に耐えきれないほど弱っているはずがない。 なのに、何故和式便器に座ると膝に激痛が走るのだろう? これはやはり座り方に問題があるに違いない。と思ってgoogleを使って「和式 座り方」などで検索してみたりもしたのだが、あいにく役に立ちそうなページには辿り着けなかった。このまま僕は和式の正しい座り方を知らぬまま老いて死んでいくのか、と思うとひどく悲しい気持ちになる。ここはやはり実演して見せてもらうのが一番ということで、日頃ここを愛読している婦女子諸姉の中で実際に用を足しているところを見せてくれる心優しい方がもしいるのなら件名「排泄鑑賞」で今すぐメールを。

2004/1/21
 芥川賞を取った例の綿矢りさは確かに美少女だと思うし写真だけ見てる分には萌えなのだが、りさたんと実際に会ってお話やら交際やらセクースやらしたいとまでは思わない。過去にも何度か説明したことがあるのだが、僕は文学少女が苦手なのだ。頭の良い女の子恐怖症である。ゆえにネットで盛り上がっていたりさたんハアハア祭りにもいまいち僕は乗り切れなかった。一応画像は一通り保存しておいてはいるが(ノリノリじゃんよ)
 もしかしたらここの愛読者の中で、頭の良い女の子恐怖症と聞いて「ふーん、じゃあたしは雪男さんの興味対象外なのかぁ」と思った婦女子がいるかもしれないがそれは全然違うから安心してもらってかまわない。ここの愛読者という時点ですでに僕好みの属性を備えてしまうので結局このサイトに来てくれる女の子はみーんなボクのタイプ、ボクのものってこ・と・さ☆(集めたりさたん画像を部屋中に貼りながら)

2004/1/25
 吉牛の肉の在庫が狂牛病でいよいよピンチと聞いたので、いまのうち食べられるだけ食べ収めておこうとこまめに通っています。 なんかカレー丼とか焼鳥丼とか増えてましたけど一切無視。男は黙って牛丼。これ。いつもよりさらに肉が減らされてましたけどまあ仕方なしでしょう。 こないだ吉野家江ノ島店行ったらものの見事に潰れてましたんで、さすがにそれ見た後は「まだ食べられる店があるだけまし」と思うようになりました。ほんとどうなっちゃうんでしょうねこの先。狂牛病も嫌だけど、吉野家で牛丼食べられなくなるのはもっと嫌です。カレー丼や焼鳥丼があるから我慢しろと言うのは例えるならばちょびっツが終わってもシスプリやミュウミュウがあるから我慢しろ、というのと同じこと。そんな簡単に置き換えのきく存在じゃないんです。もっともっと特別なオンリーワンなんです。カレーだの焼鳥だのでその場をしのごうとする吉野家には猛省を強く促したいところ。ちょっとぐらい高くなってもいいから和牛で牛丼出してくれよ牛丼! あのかつての殺伐とした吉野家黄金時代が帰ってくる日を切々と待ちつづける今日この頃であります。

2004/1/28
 よくインフルエンザで精子が死んじゃうって話を聞くけど、僕なんかに言わせると「別に死んだら死んだでええやん」ってことになります。精子なんか死んでてもセックス問題なく気持ち良くできりゃええやん思うんですよね。ヤれりゃええやん、チンポやし(@ツーカー松本)
 いやそりゃまあ積極的に死んで欲しいとはもちろん思わないですけど。僕は別に子孫を残すための中出しがしたいわけではなく、女の子に存在を認めてもらったという最高の確認行為としての中出しがしたいわけなので精子の生死はどうでもいいんですね(この話題自体すでにどうでもいいが)。むしろ死んでてくれたほうが中出しの説得に成功しやすそうな気がするので良いような気さえします。でもよくよく考えると「中出ししていい? オレの精子死んでるから」という誘い文句でついてくる女というのもあまりいない気がするのでやっぱり生きててほしいかも。やっぱり妊娠もさせたい(最低)

2004/1/30
 強制徴収だのなんだのとまた年金問題が騒がしい昨今ですが、僕なんかに言わせるとどうせ将来ろくな額貰えないならもう金はいいから身体で払って欲しいってことになります。つまり年金ならぬ粘菌です。定年後の余生くらい若いお姉ちゃんにあんなことこんなことされながら涅槃の中で死んでいきたいと思いませんか? 派遣員として新卒女子大生などを国が雇用することで就職難問題まで解決してしまう、まさに一石二鳥の素晴らしい法案なのでさっそく首相官邸に件名「粘菌」でメールしておこうと思います。ウィルスメールと間違われて読まれずに消されそうだけど。

2004/2/2
4/10(土)18:30〜 NHK教育
カードキャプターさくら 再放送決定

ずっ……と
こんな日を待っていた……

グータラして……
ネット以外することも無く……
無駄に2ちゃんねるに入り浸ったり…
モテサイトを腹いせに煽ったりしていたけど……

実は待っていた…… こんな……
カードキャプターさくらが再開する日を……!

さくらたんに会いたかった……!
本当は………!

2004/2/4
 なぜだか知らないがこのサイトははてなアンテナに更新取得される時間が異常に遅れる。ひどいときには夜9時ごろ更新したのに取得が明け方4時になったりするのだ。たぶん独自ドメインを使ってることが何らかの影響を及ぼしてるんだと思うが、それにしても誤差がありすぎてちょっと腹が立つ。待ち合わせに遅れることには寛容な僕としても生理と更新取得だけは遅らせられるわけにはいかないのだ。はてなには猛省を強く促したい。
 …とまあ偉そうに言ってはみたが、実際のところ僕はほとんどはてなアンテナは使っていなかったりする。その便利さやモテ度は十分に認めてはいるものの、やはり僕は古い体質の人間なのか自分のリンクページから知り合いのリンクページからひとつひとつ開いて巡回するほうがしっくりくるのだ。例え日記が更新されていなくてもかまわない。気まぐれに過去ログを読み返してみたり、掲示板を覗いてみたりするだけでも充分楽しいのがテキストサイトだと知っているからだ。アンテナに慣れるといつか自分がそういった楽しさの原点のようなものを忘れてしまうような気がして、それがなんとなく嫌で僕はアンテナを積極的に使おうとしないんだと思う。それにアレだ、更新されているかされてないか行って見るまでわからないからこそされていた時気持ち良い、というのはどこか中出しの真髄に似ていなくもな(ry

2004/2/8
 というわけでblogスタイルになるはずがなぜか再びアニオタサイト仕様に戻っているこのサイトですが、これはこれでなかなか気に入っているのでバレンタインまではこの仕様でいってみようと思ってます。
 つーか自分が職場でPC与えられてみて初めてわかりましたが、仕事中トップ絵のあるサイトを見るのは本当きついですね。上司が後ろを通るたび大焦りでブラウザを閉じる毎日です。今まで「かまくらは職場で見られない」と苦情が来るたび「気合で見ろクソども」と罵声でもって返していた僕でしたが、今回という今回は反省しました。僕が世間知らずでした、皆さん申し訳ありませんでした。トップ絵、きついです。僕いま自分で自分のサイト見れません。自業自得という言葉がこれほど似合う状態もないと思うのですが、それでもトップ絵やめないこんな自分の強情さやマゾっぷりが少しだけ好きだったりする今日この頃なのです。なに、「また職場で見れなくなった」って? うるせえバカ! 気合で見ろクソども!(僕は見れません)

2004/2/10
 PC関係の職場だからか知らないけれど、同僚の女子のメガネっ娘率がやたらに高い。中にはかなり可愛い娘もいて萌えは萌えなのだが、僕にはあまりメガネ属性がないので「コンタクトにしてくれたらもっといいのになあ」といつも残念そうに見つめながら仕事している(おかげでブラインドタッチが上達した)。
 そもそもどうして僕にはメガネ萌え属性がないのか? について考察してみよう。まず女子が男子のメガネに見出す幻想の構成要素が「intelligence」(知性)「mysterious」(神秘性)「honesty」(誠実性)の三つ、すなわち陰毛(inmo)の三原則」であることはすでに拙著「脱非モテ論〜コジャレ世代を生き抜くために〜」(民明書房刊)に詳しいので省略させてもらうが、これに対して男子が女子のメガネに見出す要素としては主に「intelligence」(知性)「virtuous」(貞淑性)「complex」(劣等感)などが挙げられる。僕はこの3つのうち「complex」(劣等感)に関してだけは共感できるのだが、残り二つがどうしても受け入れられないのだ。すなわち「intelligence」(知性)と「virtuous」(貞淑性)、この二つだけがどうしても駄目だ。 僕はバカでエッチな女の子が好きなのだ。知性と貞淑性なんていらない、マジいらない。おそらくこの点で僕はメガネ萌えな連中と相容れないのだろう。だから僕なんかは例えばエロゲのメガネっ娘などにありがちな「普段は優等生、でも本当はむっつりスケベ」という設定にもいまいち乗り切れなかったりする。 僕は奥手な女子の性欲を自分の手で引き出したいわけではないのだ、むしろ最初から解放されているその圧倒的な性欲に飲み込まれてしまいたいのだ。基本的に僕のようなM男はメガネ属性と相性が良くないと思うのだがどうだろうか>同志諸君

 最後になるが、今回の考察はあくまでも「幻想としてのメガネ属性」についてであって、僕が現実にメガネをかけている女子が嫌いだなどということはまったく言ってはいないことを強調しておく。現実にはメガネをしていても僕好みのおバカでエッチな可愛い女の子というのはたくさんいるし、それを見抜いてあげられる目くらいは僕だって持っている。だからメガネ女子も非メガネ女子も従来通り安心してメールを送ってくるがいい。それにアレだ、メガネにぶっかけるというのはわりと僕も好きなシチュエーションだ(台無し)

2004/2/14
 世間はいつの間にかバレンタインデーだそうで。すっかり忘れてました。というのも、例年だとこの時期婦女子から届いてるはずのチョコメールが今年はまだ一通も来てないからです。あれあれ?出し忘れてるのは誰だ…?誰だ…?(あ…ネカマだった)
 なんかウィルスメールなら軽く50通くらい届いてるんですけどつーことはきっとあれですね、せっかく婦女子のみんなが送ってくれたチョコメールもみんなウィルスに犯されて読めなくなっちゃったってことですよね!
 これはいけない! ウィルス退治なら僕にまかせて! レッツ駆除! 駆除! 駆除!(白装束姿で婦女子宅突入)

2004/2/17
 職場で見られるサイトというのがかなり限られているのでして、暇になるとしょうがなくヤフーのニュース片っ端から開けて見たりしてるわけでして。最近の芸能界に妙に詳しくなってしまいました。 テレビ見ないので顔は誰一人わかんないんですが、にもかかわらず業界の人間関係ゴシップを文字ニュースで楽しめてしまうのはきっとあれですね、ネットウォッチで鍛えた勘というやつなのでしょうね。別に意識して鍛えてきたつもりはなかったのですが。
 おかげでなんで最近街でQUEENの「I was born to love you」がやたらかかるのかやっとわかりました。キムタクでしたか。あの男ばっかりは本当に僕の大切にしているものの美味しい部分だけをごっそりと奪っていきますね。おととしのW杯で岡ちゃんを携えてちゃっかり開幕式中継に現れたときから「この男だけは何があっても心を許すまい」と決めました。あの時岡ちゃんがキムタクの引き立て役にされましたが今回はフレディですか。なんか「I was born to love you」もいつの間にかキムタクのテーマ曲みたいな扱いだし。胸毛丸出しで踊ってるフレディなんてギャグ以外のなにものでもないじゃないですか。モテるのは結局キムタク一人なんですよ。構造的搾取ですよ搾取。ふざけるな資本主義! ふざけるな月9! 俺は一人でも断固戦うぞ!(アイスホッケーの入門書を読みながら)

2004/2/20
 仕事中上司の視線を気にしながら一日がかりでさんざんネットしておきながら、家に帰ってきて繋いだネットがまた別物のように楽しく感じるというのはどこか風俗嬢がプライベートでするセックスに似ている気がします(最近風俗嬢のサイトもお気に入り)
 ところで早くも仕事がつらくなってきました。職場に不満はないし自分に向いてる仕事ではあると思うのですが、もともと僕の基本ジョブは「引きこもり」なので単純に早起きとか残業とかがつらいです。つーかそもそもこのワールドワイド・インターネット時代にわざわざ自宅から遠い会社まで出勤して決められた時間拘束されるというのがすでにありえない。時代遅れ。もう全然僕向きじゃない。僕の理想とする職業を一番近いイメージに例えるならあれです、ちょうど「ライ麦畑でつかまえて」の主人公ホールデン君が「遊びに夢中で崖から落ちそうな子供を捕まえ助けてあげる大人になりたい」と語ったように、ネット遊びに夢中で違法な課金をされちゃうアングラサイトに迷い込みそうになっているPC初心者の女子中高生を捕まえ助けてあげるネットレスキュー隊。そういうものに僕はなりたい。ちなみに男子は当然助けません。みんなそうやって課金されて大人になっていくんだ(←過去に何か苦い経験があるらしい)

2004/2/22
 はてなに限らず更新取得アンテナ機能で一番むかつくのは、ただの微修正や一言コメントにも反応して上がりやがるところだ。思わせぶりに誘っておいて行ってみたら何も変わってない、というのはひどすぎる。誘い受けもいいところである。このがっかり感、誰にもぶつけようのないもやもやした感情をどうにか読者の皆さんに理解してもらうためにひとつ昔話をしよう。もう今から6年も昔のことだ。



 開設当初からこのサイトを読んでいてくれている人ならすでに知っていると思うが、当時の僕は江ノ島の某ファミレスでバイトする大学生だった。毎日のようにシフトに入っていたのは金が欲しかったからというのももちろんだが、実はその頃同僚の女の子に恋をしていたからであった(Column「夏の夜のいるか、届かない声」参照)。
 まあとにかく当時僕には好きな人がいて、その娘のことばかり考えて日々を過ごしていたわけなのだが。同じ時期そういう色恋沙汰とはまた違った意味で、気にせずにはいられない後輩の女の子が職場に一人いた。名前を仮にY本さんとしよう。
 Y本さんは美人だった。年は確かその時20だか21だかだと思ったが、それだけの若さですでにもう熟練した名女優のごとき妖艶な色気を彼女は身につけていた。わかりやすくぶっちゃけて言うと、エロい顔だった。普通の男なら誰でも一度は「こんないい女と一発やってみたい」と思うだろうエロい顔だった。そして実際のところY本さんはエロかったというか、誘われれば誰とでも寝てしまう淫乱女だったのである。本人が何度も話のネタにしていたので間違いない。

 僕はY本さんが苦手だった。基本的には明るい娘なので彼女と下ネタトークするのは楽しかったし、嫌いだったというわけではもちろんない。どちらかというと好きだった。ただ彼女はあまりにも美しすぎた。本来なら僕なんかがお話させてもらうには一時間いくらで課金されてもおかしくないくらい、人としてのモテランクが違いすぎたのである。要は彼女が嫌だったのではなく、彼女を前にすると緊張しときどき変なことを言ってしまう、そんな自分の無様さを思い知るのが嫌だったのだ。だから僕はY本さんのことを誰にも気づかれない程度に、それとなく自然に避けていた。

 そんなある日、職場でわりと仲の良かった男の同僚からここだけの話、と言ってこう打ち明けられた。オレ、こないだY本さんと寝ちゃった。噂広まると仕事やりづらいから、みんなには内緒な。
 僕はしばらくの間返事ができなかった。そりゃあ、Y本さんの過去の武勇伝は色々聞いていた。そういう女の子なんだってことは頭ではわかっていた。だけど現実に、いま自分の目の前にいる男とまでそんな簡単に身体の関係になってしまったという事実が、僕を激しく混乱させた。それは自分の築いてきた平穏な人間関係を突然ややこしいものにされた、という怒りと、それほど無差別に男を選んでいるのならもしかしたらこんな自分でも次以降相手にしてもらえるのではないかという淡い期待の入り混じった奇妙な感情。恥ずかしながらこのときからしばらく僕の頭からは好きな女の子のことはすっかり抜け落ち、Y本さんの服を自分の手で脱がすことそればかりを妄想するようになった。まったく男というのは悲しい生き物だと我ながら思う。

 そして一週間ほど経った頃であろうか。休憩時間がたまたま重なって、僕とY本さんは控え室で二人きりになった。彼女は特に何も気にせず普通に話かけてくるのだが、僕は奇妙に緊張しっぱなしでとても休憩なんてできたもんじゃなかった。彼女の持ちかける話題になんとか相槌を打ち続け、地獄の休憩時間もようやく乗り切ったか、という頃だった。彼女はなんの抑揚も無く、先ほどまでの話の続きであるかのようにこともなげに言った。わたし、こないだここの店の○○さんとヤっちゃったんです。ねえ、ユキオさんはそれについてどう思います?
 僕の脳味噌はまるでPCのフリーズ画面のように青一色に染まり活動停止した。どう思う、という彼女の言葉の真意が僕にはどうしても掴めなかった。彼女はただ自分が恋多き女であることを自慢したいだけなんだろう、それくらいは僕にもわかっていた。だが「どう思う?」という疑問形にはそれ以上のなにか追加要素があるようにも僕には思えたのだ。彼女は僕から誘わせたいのではないだろうか。僕から誘わせておいて、百人斬り自慢の数合わせの一人に僕の名を加えたいのではないだろうか。そんな推理が頭に渦巻き出した。時計を見るともう休憩時間は残り少ない。言うなら今、このタイミングしかない。次の機会はもうきっと二度とない。僕は目を泳がせながらうわずった声で言った。じゃ、じゃあ、次は、僕と、してみたら、どうかな。
 その後の展開はまったくもって気持ち良いくらいに僕の期待を裏切るものだった。彼女はあははっと軽く笑って「え〜っ、ユキオさんとですかぁ〜? やですよぉ〜、ってやだごめんなさい、そういう意味で言ったんじゃないんですけど」と言った。

 次の日からしばらく、僕は後輩とシフトを変わってもらってバイトを休んだ。



 …という理由で、僕ははてなアンテナが嫌いだ。ていうか、人類そのものが嫌い。痛みを知らないモテ野郎が嫌い。心をなくしたナオンが嫌い。優しい漫画が好き。バイバイ<雪男>

2004/3/2
 そういえば中出しAVといえば出した後のオマ○コを無理やりほじくって精液垂らす作品が多いですけど、僕はあえて物申したい。ほじくりは中出しという神聖なる行為に対する冒涜である、と。
 いやまあぶっちゃけた話ほじくって垂れてくるシーンも嫌いというわけではないですし、それにほじくって中の精液見せないとヤラセじゃなくガチンコで中出ししたってことが証明できないんでまあ仕方ないとは思うのですが。しかしそれでも、僕は何も触らなくても自然に溢れ垂れてくる精液にロマンを感じるのです。人の手で人工的にほじくり出したものとはこれはもう天と地ほども違う。例えるなら養殖の鮎と天然の鮎くらい違う。マイナーメーカーの低級作品だとたまに全編通して一度も天然逆流がなく全部人力でほじくっている「養殖モノ」があったりしますが、こんなのはもうJAROが誇大広告で制裁するべき。中出しファンに対する誠意がない。最低限の礼儀として男優は撮影一週間前くらいから精液溜めて臨むべきですよ。それくらい溜めて大量に出してもなお自然逆流しないことだってありますけどね。だからこそそんなマ○コという豊饒の海からの恵みたる天然逆流精液は貴重で尊いのです。みんなもっとその価値を認めるべき。そして今回の僕の話に心打たれぜひ天然逆流という生命のアートを自らの肉体で体感してみたくなったという婦女子が読者の中にもしいるなら件名波紋疾走(オーバードライブ)で今すぐメールを。

2004/3/3
 じゃあお前等はキムタクがやってるのがアイスホッケーじゃなくてたとえばワンフェスに出展するためチーム全員徹夜でガンプラにパテ塗りこむっつードラマ(タイトルは「ブライト」でどうだ)だったとしたら国民総出でガンプラ始めるのかと。国際展示場が女子供で埋まったりするのかと。いい加減にしろと問い詰めたい。次はキムタクにエロゲやらせろエロゲ。もうなんだって当たるよあいつなら。
 …といつもの愚痴をペットのジャンガリアンハムスターにひととおりこぼしたところで本題に入りますが、今日は女の子の節句、雛祭りですね。知性溢れる当サイトとしましてはひとつ皆さんに雛祭りにまつわるトリビアを紹介しようと思いますが、まず皆さんは雛祭りという言葉がもともと「非生攣」から変化したものだということをご存知でしたでしょうか。「生に非ず攣る」、つまり妊娠を恐れてゴムをつけたばかりに膣痙攣を起こしてしまったという中国の故事から生まれた言葉なんですね。女の子は攣りたくなければ生でしようね、というもともとの意味がいつの間にか失われ「女の子の日」という部分だけが残り現在の雛祭りに繋がっているというわけです(78へぇー)

2004/3/11
 ヤフーBBの個人情報流出で僕の会社もなんかセキュリティ意識に目覚めちゃったらしく、対策ついでに従業員の私的ネット活動も規制されてしまいそうな流れになってます。噂の2ちゃんねるフィルターとかかけられてしまうのでしょうか。めちゃめちゃいい迷惑です。会社でオモシロサイト巡回できなくなったらヤフーBB提訴しますマジで。
 さてここんとこあまりにも体重がスペックアップしてきてるので、久しぶりにダイエット強化月間始めてみました。ダイエットったって目標は「おやつ食べない」「一日3食」なので1g単位の増減にシノギを削っている最中の婦女子に聞かせたら石投げられそうなくらいのもんなんですが、それでも今の僕には大変しんどいです。しんどいですがそろそろ何とかしないと似ている芸能人がガチャピンから曙関にジョブチェンジしてしまうので仕方ありません。というわけで今後ここは婦女子に嬉しいダイエット情報(かっぱえびせんにマヨネーズつけて食べたら×、とか)満載のお役立ちサイトになるので日頃ここを愛読している婦女子の方々はぜひ友達なんかに教えてあげるといいでしょう。読むだけで痩せられるサイト(嘔吐で)、かまくらをぜひ今後ともよろしく!

2004/3/16
 痩せません(挨拶)。ゴムゴムの実でも食べたかと錯覚するほどにお腹がタプタプです。ここ一週間試しにオヤツやめて飯も野菜中心に変えて飲み物は常に生烏龍(何事も生大好き)、おまけに腕立て腹筋までやってみたのに全然体重変わってないです。むしろ増えてるような気さえ。確か雑誌のダイエット特集なんかで「2〜3週間目くらいから効果が現れる」みたいなこと書いてあった気がしたけど、そんな3週間なんて遥か先まで僕のガラスのように脆い意志が持つのかっつーとかなり疑問? ここは自らにプレッシャーをかけるためにも、もしも今回もあえなくリバウンドでデブ戻りしてしまった場合は罰ゲームとしてプロフィールの写真を曙K-1撃沈写真に差し替えることを宣言します。もう後には引けません、頑張るぞ!
 って張り切った直後に言うのも何だけど、世の女の子って意外に「男の体重」を気にしないような気がしません? いやそりゃ細身のイケメンじゃなきゃやだって女が圧倒的なのは当然なんですけど、でもほら力士とかも未だに若い娘に人気だし、街歩いてても「なんでこんな猪みたいな奴が」っていうムカつくツラのヤンキーデブ(B-BOY系とかいうらしい)がえらい可愛い娘連れてたりするじゃないですか。男のデブは保護されているッ!!と叫びたいですよ僕は。女の子が世のデブ男どもに甘いから僕も「まあデブでもいいか」とか思っちゃうんですよ。だめなんですよデブに人権なんて与えちゃ。デブはもっと蔑まれ罵られるべきなんですよ。デブにも逃げ道があるからいつまでたっても僕が痩せられないのです。だから日頃ここを愛読している婦女子読者の諸君は今回だけはいつものような「太っていても痩せていても、雪男さんは雪男さんだもの…」なんて嬉しいことを言ってくるのはやめ、「このクソ豚がぁ!」やら「ビヤ樽野郎!」やら「お前は人間と黒妖精のハーフだ!」やらとぜひ遠慮なく罵っていただきたい。さあ!早く!なじって!(そういうプレイも好き)

2004/3/18
 相変わらず痩せないんだけど野菜中心の食生活に切り替えたせいかなんか体調が良い気がするよ! 特にわかめとかひじきとか海草意識してモリモリ喰ってたせいか今日は出した本人もちょっとびっくりするくらいの量の精液が出たよ! すごいや海草パワー! この有り余る精力を日頃ここを愛読している婦女子の皆々様にも分け与えてあげたい気持ちで胸(と股間)がいっぱいの今日この頃です。
 つか、健康に凝るの意外におもろい。正直な話テレビで「○○が身体にいい!」とやった翌日にスーパーで行列作ってるおばはんとか今までゲラゲラ笑って見てたんですけど、一度自分が凝ってみるともうおばはんバカにできないです。身体にいいものならもう片っ端から何でも試したい感じ? その日の夜にはビタミンサプリとかまで買ってきちゃいましたよ。我ながらどうかと思いましたがまあ怪しい薬品系とかまで暴走していかない限りは悪い趣味ってわけじゃないし、どうせそのうち適度に冷めて「わりと健康志向」くらいの曖昧なところにすっぽり収まると思いますんで今しばらくはにわか健康オタクライフを楽しもうかと思ってます。それにしてもこの手のことで僕がいつもいつも思うのはアンアンとかでたまにやってる「セックスでキレイになる!特集」を果たしてどれだけの婦女子が信じて読んでいるのかということ。あるある大辞典の翌日感化されてスーパーに走るおばはんのように、「そっかぁ、セックスすればキレイになれるのかぁ」とアンアン読んだ翌日感化されて適当な男を欲しがったりするのでしょうか。つまりアンアン発売日の翌日はネゲットチャンス? 教えて読者女子!

2004/3/21
 近所の本屋さんはすごく狭いスペースながらもなかなか趣味の良い漫画を並べてる(たぶん店長が漫画通)んで僕は仕事帰りとかによく利用するんですけど、今日覗いたら「ツバサ」豪華版が実用書ゾーンにはみ出して置かれているのに気が付いてしまいました。でかすぎて通常のコミックス棚には入らなかったんですね。「今日のおかず」のとなりに並ぶ場違いなさくらたんの萌え絵になぜだかとても申し訳ない気持ちになりながらも、「今日のおかず」とは言い得て妙だなと納得してしまった気持ちの良い春の夕暮れでした。湘南はもう桜が咲き始めています、皆様の街ではいかがでしょうか。
 さてこないだふと電波を受信し「健康」という小宇宙(コスモ)に目覚めた僕でしたが、その暴走っぷりはとどまることを知らず今はもはやフィットネスクラブの体験入学案内パンフを見比べる段階まで来ています。フィットネスクラブですよフィットネスクラブ。もうアホかと。バカかと。フィットネスクラブったらアレっすか、恋人と別れて長いことご無沙汰でお金の使い道もなくなんとなく「自分を磨きたい」という漠然とした理由で毎晩仕事帰りにエアロバイクで汗を流し続ける寂しげな目をしたOLお姉さんと偶然隣り合って雑談するうちやがて打ち解けて、ある日健康食の話題で盛り上がるとお姉さんもじもじしながら「良かったら、ユキオ君…うちに、私の料理食べに来ない?」なんて言い出して当然その夜は激しく燃え上がって、僕は布団の中でお姉さんの手を取り「これからは、僕が…キミの心のペダルを漕ぎたい」なんて囁いたりなんかしちゃったりするとこっすか。い、いますぐ体験入学! 体験入学!(正式会員になる金はないらしい)

2004/3/24
 ハルウララだか榊うららだかしんねーがたかが地方未勝利の駄馬ごときで盛り上がんのいい加減にしやがれ、と内心密かに思っているのは僕だけではないはず(榊うららは僕だけだったが)。106連敗だぁ? 俺たちはもっと負けてるぞと。人生未勝利26年×365日って感じだよもう。「何度でも挑戦するその姿に励まされる」とか言ってるミーハーギャルどもは毎晩徹夜で終わり無きエロ画像収拾に挑み続ける我々に励まされろというかむしろ励ませ。
 さてそんなくだらない話題はさておき健康情報サイトかまくらのお役立ちコラム続き。今度はブームだというので「手作り豆腐」に挑戦してみました。挑戦ったって無調整豆乳に買ってきたにがりを混ぜて電子レンジで温めるだけなんですが、これがマジ味が濃厚で美味いのです。特にできたての暖かいうちの美味さといったらもう、そんじょそこらの和食居酒屋で出てくる豆腐よりも全然上ですね。何度か作ってるうちすっかりコツをつかんで上機嫌なので今日は記念に! 「豆腐朝食付き雪男家宿泊券」を婦女子読者に限り漏れなくプレゼントしちゃうぞ! 希望する日時が重なっても同時3人くらいまではオッケー! 4Pまでならギリギリ体力持つから! みんなどしどし送ってくれよな!

2004/3/29
だいぶ遅くなってしまいましたが女子卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。これから始まる新生活を前にして、今は貴女方も期待と不安で胸がいっぱいの時期であることと思います。そんな貴女方の強い味方であるところの新生活応援ポータルサイトかまくらとしては今なら全員無料サービスとしてADSL開通訪問サービスを実施させていただく所存です。新生活始めるならやっぱりネットはADSL(某BB社のような満面の笑みで)!難しい設定なんかは全部僕がやってしまいますので新女子中高生の皆様におかれましては存分にこの春からのネットライフをお楽しみください。なお本サービスを適用しますと時々PCが変な挙動を見せたり勝手に何か送信したりしますが仕様です。ご安心下さい。
 最後に、全ての女子卒業生たちへのせめてもの門出の餞として。僕の好きなひとつの詩を贈らせていただきたい。

人生訓『産道』
この中に出せば どうなるものか
危ぶむなかれ 危ぶめば快楽はなし
中出せば その一滴が種となり
その一滴で母となる
迷わず出せよ 出せばわかるさ

――雪男

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