2009/9/1
祝! 10周年!!

 このサイト「かまくら」を開設した1999/9/1、僕は22歳で大学4年生でした。

 本を読んだり文章を書くことは大好きで文学部に入ったまでは良かったけれど、大学生活というのは期待していたほど面白いものではなく、「やりたいこと」を見つけるヒントを与えてもくれなくて。就職活動もまともにしないまま毎日麻雀やら漫画喫茶やらで無為に時間を浪費していた僕が「そうだ! どうせやることないならホームページで頂点目指してみよう!」と思いついたことは、大袈裟に言うならば運命によってあらかじめ決められていたことだったのだと思います。そこは家族から厄介者扱いを受け友達も彼女もいない、大学もほとんど通っておらず就職先も見つからない、現実世界に何一つ誇れるものを持たない22歳の僕が見つけることの出来た唯一の居場所だったのです。そこにしがみつくことができるのなら、文章で誰かを笑わせることで自分の存在を証明することができるのなら。引き替えに現実世界の何を失おうともかまわない。どうせこれ以上失うものなんて、自分には何もないのだから。そんな心境で、いわば背水の陣のような覚悟を持って始めたサイトでした。
 日記の毎日更新は当たり前、時には漫画批評やテキストを2つ3つ同時アップ。更新にかける時間は毎日平均3時間。これだけガチでやってたサイトです、人気出なかったら逆に首吊って死んでましたね今頃。おかげさまでそこそこ多くの人に見て貰えるようになり、僕はますますサイト運営にのめりこんでいくようになりました。ネットのしすぎで留年し就職に失敗したこと、サイトの人気のおかげで友達や彼女ができたこと、イベントに参加したりライターやったり本を出したりできたこと、良かったことも悪かったことも全てが大切な思い出で、かけがえのない僕の人生の一部です。そしてこの10年で僕が学んだことは、「やりたいこと」というのは必ずしも明確な一つの目標という形で目の前に現れるわけではなく、とりあえず始めてみた何かを真剣に続けているうちいつの間にかいろんな方向に広がって、芋蔓のようにいくつもいくつも見つかっていくこともあるのだということ。それがわかっただけで、僕がこのサイトにかけてきた10年という時間は無駄ではなかった。そう言い切れる自信が今はあります。

 今は更新頻度もアクセス数も当時からはだいぶ減ってしまいましたが、でもこの10年の間にほんの一瞬でもこのサイトに足を運んでくれて、ちょっとでも僕の文章を読んでくれたという人がこの世界に何万人単位で存在するという事実は僕の一番の誇りです。今ここを読んでくれている人にはもちろん、一瞬でもこのサイトを読んでくれたことのある全ての人に声を大にして叫びたい。読んでくれてありがとう。僕に居場所を与えてくれて、「やりたいこと」を見つけさせてくれて本当にありがとう。僕一人の自己満足だけではきっと一年持たなかったと思います。メールで掲示板でチャットでオフ会で、皆が温かい言葉をかけ続けてくれたからこそ10年も続けてこれたんです。この感謝の気持ちを忘れずにこれからも20年30年、続けられる限りは続けていきたいと思っています。今後ともどうぞおつきあいよろしくお願いいたします。

 …といったところで堅苦しいご挨拶はそろそろ終わり!
 明日からはいよいよ一ヶ月連続毎日更新で「お題日記」をお届けします、たぶんいつも通り下品でくだらないテキストてんこ盛りになると思われますので皆様におかれましては肩の力を抜いてお楽しみいただければ幸いでございます。ではよろしく!

2009/9/2
第一回お題「ネゲットの思い出」

 もう時効なのでこの機に暴露しちゃいますが、この10年で大手管理人パワーを駆使して一対一でデート的に会った女の子の数は「5人」です。最後の一人は今の嫁であり恐ろしいことにこの文章を読んでいるのであんまり詳しくは話せないのですが、まあなんといっても時効ですから(ここ強調)一つだけ無難なところで印象に残っている話をしますと、まあ仮にMさんとしましょうか。Mさんはネットの印象通り気が強く思ったことをズバズバ言ってくるタイプで、初対面の僕にも「雪男君、今の話あんまり面白くないよ」とか普通に駄目出ししてきましてそれで僕は萎縮しちゃってあんまり喋れなくなっちゃったんですね。あんまり会話が弾まなくなってきてあーこりゃ今回は駄目だな、とあきらめかけたまさにその時! Mさんが突然「雪男君ってさあ、日記で中出しがどうとか色々書いてるじゃない」と切り出してきたのです。僕はそのときまで女の子が「中出し」なる単語を日常会話で口にするのを聞いたことがなかったので、リアルに飲んでた紅茶花伝吹きました。これは何? セクロスフラグ? とちょっと興奮しながら「あ、はい、書いてますけど…」と答える僕。 そしたらMさん超真顔で「あたしさー避妊しない男って許せないんだよね。冗談でもあんまりそういうこと書いてほしくないんだわ」とか言うじゃないですか。

僕「あ、いや、でも中出しネタって僕の持ち芸の一つっていうか、本気で言ってるわけじゃないっていうか…」

Mさん「エロいこと書くなとは言わないよ。でもさあ、もうちょっと書きようってものが…」

僕「いや、僕は僕なりに、あのスタイルには信念というか誇りを持ってまして…」

Mさん「そんな誇り捨てちゃいなよ」

僕「いや、あの、その…」

 …という具合にいつの間にか完全説教モードに。僕もまさか22歳にもなって、あわよくば口説こうと思っていた女の子に中出しネタの誇りが云々と言い訳するハメになるとは思ってもみませんでした。でももしこの説教で僕が「わかりました。あなたのためにもう二度と、僕はエロいことを書きません」とかなんとか答えていたなら交際成立という逆転の目は僅かにでもあったのかな、なんてことを最近ふと考えます。そうしたらこのサイトもあっという間に閉鎖になって、僕は平凡なサラリーマンとして普通の生活を送ることができていたに違いないのに…って今気がつきましたがこれはネゲット失敗の怨嗟であって厳密に言うと「ネゲットの思い出」じゃないですね。これは第一回から粗相いたしました大変申し訳ございませんでした、ていうかそんな良い思い出なんてなんもねーよバカヤロー! 金返せ!(結構貢いだ)

『ましゅまろ』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/3
第二回お題「『けいおん!』で楽器始めた白痴に一言」

 てこれめっちゃ俺のことでんがな〜! 「けいおん!」に見事に感化され齢32にしてギター買った身にこのお題はグッサリと突き刺さってまいりましたがまあいいじゃないか…白痴で…! 熱い白痴なら上等よ…! ってことでamazonで無事発売日に受け取れました「けいおんオフィシャル楽譜 バンドやろーよ!!」。俺の嫁こと唯たんに「バンドやろーよ!!」と誘われてしまったのではそんなん断る理由など見つかろうはずもないってもんです。「エッチしよーよ!!」ならなお良かったんですけどね(唯なら言いそう)
 しかしもうさんざん言われ尽くされてることですけど、たった一年やそこらの練習で学園祭ライブをノーミスで弾きながら歌う唯は天才というより他ないですね。僕なんかチョーキングとかグリッサンドとか教本見ながらずーっと練習してるにもかかわらず未だに綺麗に鳴らせたことないもん。ピッキングハーモニクスなんて「ピッキングと同時に親指側面を弦に当てると倍音が出ます」とか書いてあるけど何言ってるのかさっぱりわかんない。「鳴りやすいところと鳴りにくいところがあるので自分で色々探ってみましょう」ってその鳴りやすいところがまだ一度も見つかったことがないんですけどコチラ〜みたいな。ってことは乳首を捻りながら同時にマンコを触るとナオンは倍鳴きやすい、っていうのと似た感じ? おチンチンも思わずグリッサンドって感じ?(どんなだ)
 よーしもうこうなったら唯たん本人に鳴りやすいとこ直接触らしてもらって教わりに行こう!! どこに行ったら逢えんのかよくわかんねーけど女子校虱潰しに探して回ればそのうち見つかるだろたぶん!! ゆ、唯たーん!! バンドやろーよーー!(→けいさつ!)

『便蔵』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/4
第三回お題「あの日の後悔」

 例えば、片思いに悩む男女の話。

『ディアボロ』さんからのお題でした、ありがとうございました


2009/9/5
第四回お題「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」

 そういえばmixiを始めてちょうど5年になります。最初はオフ会の連絡用と割り切って使うつもりでいたのですが、かまくらでは書けない種類(マニアックすぎるとかプライベートがバレすぎるとか)のネタを吐き出すのに丁度良い場所であることに気がついてしまい、なんだかんだで頻繁に更新してましたね今見返してみたら。最初は全体公開にしてたんですがそのうち結構な数の人が見に来るようになってしまったことと、本サイトの更新に影響が出てきてこれではいけないと反省したことから途中で「友人まで公開」に変えてしまいました。それまでに僕のmixiに辿り着いて過去ログを読めた、という人はある意味ラッキーかも。まあほとんどがオチもないようなグダグダな与太話ばかりなんですけど。


↑だいたいこんな感じの糞日記ばかりでした

 それはそうと、最近はmixiよりTwitterがモテなんだとか? 使い方がよくわかんないので今のところ手を出す気はないんですが、もしこの先mixiが衰退したらその空いたスペースを狙って僕が新たなコミュニティサイト、haxi(ハクチィ)を開きたいと思います。誰でも使えるわけじゃなく、最初にIQテストして一定の点数以下でないとそもそも入会さえできない。みんな字が書けないので日記スペースなどはもちろん無し。白痴娘たちがクレヨンで描き殴った絵、絶叫mp3、道路を全裸で走り回ってる動画、そういったものを共有しあって精神治療していくのが目的という社会的にも意義のあるサイトになる予定です。皆さん協力お願いします!(全裸動画ください)

『鬱人』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/6
第五回お題「何歳までオナニーをしていいのか」

 どこかで耳にした程度のうろ覚えで恐縮な話なのですが、介護施設や老人ホームの現場では車椅子にも一人じゃ乗れないくらいのヨボヨボのジジイどもがこっそりやらかすオナニーの精液がシーツやらトイレやらを汚していて、その後始末をするのもヘルパーの仕事のうちなんだとか。この話を聞いて僕が思うのは、男にとってオナニーの快楽というのは神様に与えられたご褒美であると同時に、不能になるまで永遠に続く「拷問」でもあるのだな、ということです。ですのでこの「何歳までしていいのか」というお題に対する答えは、「神様に解放してもらえるまで何歳までも」と言う以外にありません。もし例えば飲めば性欲が二度となくなる薬のようなものがあったとしたら、僕はたぶん50歳くらいで飲んで後の余生は楽に過ごしたいと考えると思います。今でさえたまに性欲が鬱陶しくて仕方なくなる時があるくらいですから。
 でもそう、ちょうど今スピリッツで「セルフ」という、セックスに不自由をしたことがなく一度もオナニーをした経験がないという主人公の漫画が連載されてますが、そういう立場にもしなれたとするなら考え方もまた少し変わってくると思うんですよね。女のほうからセックスを求められ続けてオナニーをする暇もない、そんな状況下でなんとかスケジュールを調整して年に数回やっとできるオナニーだとしたらそれはどんなに心地良いだろうことか。言うならばプレミアムオナニーですよ。で僕としてはそんなプレミアムオナニーしてる最中にも勝手に寝室に入ってきて「ユキオくんは一人でしちゃダメなの〜!! あたしの中に全部出さなきゃなの〜!!」と勝手に上に乗っかってくるような、そんな女の子を希望します。でそうやって人のオナニーを禁止して全部搾り取ってくるくせに自分は四六時中オナニーしまくりという矛盾を見せてくれたらなお良し! って元々何の話してたんだったっけ? プレミアム白痴?(全然違う)

『厄珍』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/7
第六回お題「秘密の創作ノート」

 前にも何度か書いたことがあるようなないような話ですが、僕は中高生のころ常に詩を書いていました。常に、というのは朝起きてから夜寝るまで、授業中だろうが食事中だろうがいつ何時でも創作のことを考え、何か良いフレーズが思いついてはポケットの手帳にメモを取り、後で押し入れから取り出してきたノートにまとめるという作業を365日欠かさずに行っていたという意味です。良く書けたと思える物から糞だと気づき×を引いて消した物まで、一日平均にして約5本の詩を少なくとも六年は書き続けていたわけだから…5×365×6=10950。数十冊のノートびっしりに一万以上の詩や物語を書いてきたわけです。
 で大学生になってPCを手に入れもうノートに書く必要性がなくなったので、そこで過去のノートの内容は全部デジタル化してしまおうと思いつきました。もちろん一万作全部なんて大変過ぎるしそんな必要もない。比較的良く書けている物、作品としては未熟でもなにか後でアイデアだけ再利用できそうな物。それだけを数百ほど厳選して抽出し、ノートは浜辺に持って行って全部焼いてしまいました。これを残して死んではとてもじゃないけど恥ずかしすぎて成仏できない、そう思ったからです。もちろん今なおPCに存在する詩フォルダ内データを見られてもかなりヤバいですが、まあPC上の恥ということなら今やってるこのサイトがすでに大恥なので今さらなんてことないと言えばなんてことない。あれです、一回脱いじゃったグラビアアイドルが後でTVで水着だ下着だになってる姿を見ても全然興奮できないのと一緒です(そうか?)

 秘密の創作ノート作りに費やした青春はそんなに楽しいものではなかったし、この時間を利用して友達を増やしたり勉強したり運動したりしていれば今よりは多少まともで幸せな人生を送れていたんだろうな、と思います。でもあの頃書きまくった詩や物語のデータベースは後でこのサイトの創作的な文章の素材として活かされることになり、このサイトの支持率上昇に貢献する結果になりました。どんなくだらないことだって、貴重な人生の時間を費やして打ち込んだことに「全くの無駄」なんてことはないんだ。今はそう思います。
 だから日頃ここを愛読している女子中高生諸姉におかれましてはどうか「創作なんて今どきかっこわるいから、やめたほうがいいよね…」なんて思わず、思う存分執筆に励んでいただきたいのです。それは全然格好悪いことなんかじゃありません。物語を創るとはつまり自分以外の他人の心の有り様を考えることと同義であり、その行為は必ず貴女に人を思う優しさや人を楽しませるユーモアといった恩恵を与えてくれます。それらはいつかは衰えるだけの外見的な美しさなんかよりもずっと大切で必要な魅力なんだということを、少なくとも僕が保証します。疑うのならどうぞ、僕宛てに貴女のポエムサイトのurlなり創作ノートなりをいくらでも送ってみると良いです。貴女が輝いていること魅力的であることを証明する最高の証拠品として、捺印済みの婚姻届を返送させていただきますので(多重結婚で出廷する覚悟アリ)

『りょう』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/8
第七回お題「電車と私」

 思うんですけど、私鉄とかだと「○○高校前」とか、学校名そのものがつかなくとも朝そこで降りるのは99%特定の学校の生徒だけとか、そういう駅あるじゃないですか。そういう路線にはやっぱり安全のために作るべきだと思うんですよ、女子校専用車両を。その学校の関係者しか乗れない専用車両だから、女性の不審者さえ侵入を許さない鉄壁のガード。そして僕は許されるならその車両に乗ることを例外的に許される唯一の男性、女子校教師になりたい。

女生徒A「あ〜、雪男先生だ〜おはよ〜ございま〜す」

僕「おはよう…って、なんだお前達! そんなだらしない格好で電車に乗って!」

女生徒B「え〜別にいいじゃん、この車両うちの生徒しかいないんだしさ〜」

僕「そういう問題じゃない! その座り方はそ、その…下着が見えてしまうだろう!」

女生徒C「あ〜、雪男先生赤くなってる〜。かわい〜」

女生徒D「ていうかこいつマジうざくね? 学校着くまでヒマだしちょっとシメちゃわね?」

女生徒E「それいい! どうせあたしたちのパンツ見て興奮してるんだろうし〜確かめちゃおうか」

僕「おい、何をするんだお前達! やめろ! やめる…んだ……っ!」(ズルズルズル〜)


 …ちょ、ちょっと今から教員試験受けてくる!

『うにぷと』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/9
第八回お題「ユキオ先生の部屋にある日突然12人の白痴美少女が現れたら」

僕「わわっ! お前たち、突然押しかけて一体なんのつもりだ!」

 痴花「チンポお兄ちゃん!」
 痴穂「チンポおにいちゃま〜」
 痴衛「チンポあにぃ!」
 痴咲「チンポお兄様」
 痴雛「チンポおにいたま〜!」
 痴絵「チンポ兄上様」
 痴雪「チンポにいさま」
 痴凛「チンポアニキ!」
 痴影「チンポ兄くん」
 痴歌「チンポ兄君さま!」
 痴葉「チンポ兄チャマ〜」
 痴亞「チンポにいや〜」

 僕「よ、よせ! 12人がかりで俺のチンポを奪い合うんじゃない!!
 あといちいち最初にチンポってつけるな! 俺の名前みてーじゃねーか!」


 …すみません、白痴だけで12人のキャラ分けというのはさすがに無理でした…

『遠い』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/10
第九回お題「人間革命 vs 非人間革命」

 えーとちょっと待ってくださいよ、お題も投稿主さんのお名前も大変危険な香りがプンプンするのですがこれ採用しちゃって本当に大丈夫なんでしょうか?
 まあ10年目のこの節目に何者かに暗殺されて更新が終わるというのもなんかカッコイイのでそれもまた一興。いや全然一興じゃないですが、とにかく僕が以前提唱した非人間革命とは「人間らしさの喪失」がテーマであって非のついてないほうの革命とは方向性が真逆であるからして(よく知らないけどたぶん)、vsとかそういうのは成立しないと思うわけですよ。ご期待に添えず大変申し訳ありません!
 でも勇気を出してあえて仮に、仮にですよ、人間革命者と非人間革命者をクワガタ vs カブトムシ的に無理やりリングに放りこんで肉弾戦させてみるとしたら、これはたぶん非人間革命者の圧勝なんじゃないでしょうか。なんといっても文明の利器を全て放棄してるわけですから、数年もサバイバル生活を続けていれば筋肉とかは「バキ」に出てくる原始人ピクルばりにハンパ無いことになっていることでしょうし。つまり敵の勢力がいくら強大だろうとも…! わが軍の精鋭たちは一騎当千の活躍で駆逐できると信じている…! あ、いや、嘘です嘘です信じてないです。ほんとこの手のネタで来るマジレスメールだけはガチでヤバいんだから面白がって煽るんじゃねーよお前ら! いいか! 出すなよ! 絶対出すなよ!(@竜ちゃん)

『池田』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/11
第十回お題「10周年記念グッズ」

 そういえばウチのサイトって、10年もやってるくせにグッズとか同人誌とかなんかそういう形のあるモノは一つも作ってなこなかったですね。せめてもの記念に読者の婦女子と子供を作ろうとは思い何度も呼びかけてはいたんですが、話を聞いてくれた人は一人もいなかったですし…
 じゃあせっかくだから10周年を機に最初で最後の記念グッズを何か作ってもいいかな、とこのお題を目にしたときはちょっと思ったのですが。具体的に何を作るか、となるとこれが難しい。このサイトになんか明確なテーマとか一言で表現できるキーワードがあれば、それを活かしてTシャツとかフィギュアとか作れるんでしょうけど。そういうの何もないし…強いて言うならCLAMP? CLAMP4人のツラ写真をプリントしたメタルTシャツとかやっちゃいます?(今度こそ訴えられる)
 他には…ウチらしさったら白痴ネタくらいかなー。かまくらオリジナル障害者手帳とかどうでしょうか。顔写真貼って身分証として見せるだけでバスにタダで乗れたり映画が割引で見れたり特典がいっぱい! ただしもらえるのは厳しい審査を通過した女子だけで、しかも僕の自宅まで取りに来ないとあげれません。まあ10冊捌ければ御の字ってところでしょうかねー。じゃあまあとりあえず手帳は用意して、女の子が来るのを待ちますか…

(一か月後)
 …みんな地図が読めなくて誰一人僕ん家まで辿り着けなかったみたいです! 本当にありがとうございました!

『山下』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/12
第十一回お題「輪廻転生」

 生まれ変わったら何になりたいか? と問われればこれはもう僕の答えは一つ、美少女になりたいです。「男に欲望される快感」というのがどれほどのものか味わってみたいのです。
 もちろん女が男に欲望されることにはリスクが伴うことは承知してますよ、でも単純な話として誰にもモテないよりは皆にモテモテなほうが嬉しいじゃないですか。そりゃ僕は男のモテモテ状態も味わったことはないですけど、でも友達を見ていて「なんとなくモテるとはこういう気分だろう」と推測はできるんです。でも女の子がモテモテであることの気分、道行く男達みんなにギラギラした目で「ヤリてー」と視られる気分というのは皆目見当もつきません。それを知りたい。密かに同じこと考えてる男子はきっと多いと思っているのですがどうなのでしょうか。で後で腐女子に絶対突っ込まれると思うのであらかじめ言っておくと、現世で銭湯の男湯でギラギラした目で見られたことは過去にあるのでもういりません。

『シェイミ』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/13
第十二回お題「隠しサイト」

 7年くらい前に一度だけ「女子中学生なりすまし恋愛日記」というコンセプトの隠しサイトをさるさるでやったことがありまして(現在は「ユキの恋愛日記!」という名前で残しています)、これが想像以上に楽しかったんですね。芸人でもミュージシャンでも何でもそうですけど、同じコンセプトで同じようなパフォーマンスを見せ続けてるとどうしても「慣れ」が生じてしまって、やってるほうも見てるほうも飽きてきちゃうものでして。見放される前にできることったらもう新しい芸風を取り入れて少しずつでも進化するか、いっそ最初のコンセプトを全部壊してまた一から始めるか、それくらいしかないんです。表現する、という行為はそれくらい厳しいものなのです。
 で隠しサイトが楽しかったことの影響で、僕もこのサイトをやめて新しくよそに作り直そうと思ったことが、そこまではせずとも「かまくら」という名前は変えて心機一転的な空気にして、マンネリ感を誤魔化そうと思ったことが合わせて20回くらいありました。まあ結局は変えなかったことは今このサイトの名前見れば一目瞭然なわけですが、当時いくつか作ったリニューアルの企画書を覗いてみるとその中の一つにサイト名「ケツ毛ジュラシックパーク」って書いてるのがありました。血迷って変えなくて良かったです本当にありがとうございました。ケツジュラの名前については使う予定は永遠にないので誰かこの名前もらってください。

『オリバ』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/14
第十三回お題「歩きタバコへの制裁」

 普段は温厚な僕ですが、どうしても存在が許せないものがこの地球上に3つだけあります。コンドーム、CLAMP、そして煙草です。そんな存在するだけで許せないってほどのものを目の前で、歩きながらプカプカ吹かしているおっさんを見た時の僕の怒りったらもう大変なことですよ。僕がよくいる新宿なんかは「苦情が増えすぎて」区内全域で路上喫煙禁止にもうなってるんですが、たぶんほとんどの人が苦情が殺到していたことにも、もう全面禁止になってることにも気がついてないんじゃないですかね? 真面目な話、パトロール隊の人は水鉄砲持って歩いて、注意を聞かない奴がいたら煙草ごと手を撃ち抜いちゃっていいと思ってます僕は。巻き添えで多少濡れたってかまわないですよ、それで歩き煙草が人に嫌がられているという意識をまともに持ってさえくれるなら。
 しかし相手が男ならただ怒り憎むだけで話が済むから別にいいんですけど、まだ10代じゃないのっていう若くて可愛い女の子が変にスレた女気取って歩き煙草してるのを見るのはなんか悲しいですよね。説教でなんとかなるようなものなら一晩でも三日三晩でも説教してやりたいくらいなのですが、その手の女の子って言われれば言われるほど反発するだけなので早い話がどうにもできません。う〜ん、せめてニコチン中毒になる前になんとか助けてあげたいのだけど…せめてなんか、禁煙パイポ的なものをくわえさせとけば彼女らの「周りの女の子とは私は違うのよフフン」という中二病的な間違った自己アピール欲を満たすことができるはずなんですが…何かないかな、くわえるものくわえるもの…あっ、そうだチンポがあった! ちょうど煙草サイズでくわえやすい僕のチンポを犬の散歩的に歩きながら常に口に含むことによって、ある意味人と違う個性を演出できるという寸法です。アンアンあたりがそろそろ特集してもおかしくない、これからは歩き煙草より地球に優しい歩きチンポが流行る。 ていうか流行らせる、煙草サイズチンポ代表として俺が!(それより大きい方々は黙っててください)

『GM』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/15
第十四回お題「アンチ読者についてどう思われるか」

 今さらな話をもう一度蒸し返すようですが、開設当初のこのサイトは好意的読者と同じくらいの数のアンチ読者を抱えるなかなかの荒くれサイトでした。というのも、当時人気絶頂だった「犬夜叉」「烈火の炎」「ラブひな」その他クソ漫画を貶しまくるのみならず、そのファンまでもを挑発し馬鹿にしてたからです。一言で言えば、若かったんですな。まあ今も口に出さなくなっているだけで、例に挙げた漫画は全部クソという評価は揺るぎないしこれらのファンと公言してる奴は馬鹿と思ってることには変わりないんですが。
 あの頃は毎日のように「死んでくれませんか」とか「閉鎖してください」とかいうメールをいただき、掲示板では「私は馬鹿にされてもかまいません、でも私の尊敬する留美子先生を馬鹿にしないでください!」というよくわからない批判のお言葉を頂戴しそれを受け止めた僕はというと勃起してました。ちょっとしたSMプレイの領域に入ってましたねもはやアレは。怒られるのが気持ち良くて気持ち良くて。だってたかが漫画ごときのことでムキになってぷんすかしちゃう女の子ってほらちょっと頭がアレじゃないですか? ごめんねーって頭なでなでしてあげたくならないですか?

女の子「…もう馬鹿にしない?」
僕「しないよー、飴ちゃんあげるから機嫌直して?」
女の子「…チューしてくれたら許してあげる」

 とか想像しただけでヘブン状態になっちゃいませんか? も、もう一回何か叩いて誘い受けしてみようかな…
 とりあえずまず飴ちゃん買ってこよう(白痴は飴ちゃんに弱いのです)

『馬主』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/16
第十五回お題「雪男語録をもう一度」

 押尾先生の逮捕記念も兼ねてということで、頑張って書いてみましたよ怒濤の108連発。とくとご覧あれ!

『カバディ』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/17
第十六回お題「スカルファック」

 おそらく日頃ここを愛読してくれている女子中高生諸姉は知らない単語でしょうが、永遠に知らないほうが良い世界でしょうが、お題として採用してしまった以上説明は避けては通れますまい。スカルファックというのは…一言で言うとアレです、マンコに頭を丸ごと突っ込むというS級超絶ハードプレイのことです。「赤ちゃんが出てくるほど広がるのだから理論上は可能」と言われていますが、可能とか不可能とかいう以前にそんな別にお互い気持ち良くないのにマンコにスカルなんざブチこんで誰が何の得をするのか僕も良くわかりません。っていうか抜けなくなって窒息死する危険のほうが高そうですよねマジレスすると。
 だいたいですね、膣内って見えないからファンタジーなんですよ。昔AVライターやってた頃に中出しされた膣内を医療用の超小型カメラで映す、という作品を観たことありますが、率直に言って気持ち悪かったです。そもそも膣なんて生理やら排卵やらで年中汚れてるわけで、そんなとこチンポならともかく頭なんてお願いされても入れたくないっつー話ですよ。まあチンポさえ入れることを許してもらえない僕が「雪男さんの頭をマンコに入れてください」とお願いされる状況を考えること自体があまりにも無意味なのですが。
 しかし、しかしですよ、逆に言ってしまえば「汚くないなら別に入れてやってもかまわない」ってことになるわけで、そこで浮かび上がってくるのが機械の身体を持った女の子―――そう、またしてもちょびっツということになるわけです。ちぃたんのマンコは雑菌がいないから清潔そのもの、頭ごと入っても安全! おすすめです! っても僕の後に入ろうとしても僕が中出しして汚しちゃうから無理なんだけどな! ギコハハハ!(こんな最低のお題のせいで僕の評価がだだ下がり)

『校門』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/18
第十七回お題「中出し100人できるかな」

 お題に対しての回答としては「できるかボケ」以外に何も言うことはないのですが、それで終わってしまうと日記の尺が持たないのでなんとか時間まで繋ぐため適当に膨らませてみますと、ほら飲食店だと「2時間2000円で食べ放題」とかいう店が行列できるほど繁盛してるじゃないですか。あの要領で2時間10万円くらいでですね、広い部屋に女の子100人用意していつでも入れられる状態で並べて寝かせておいて「好きな女の子に好きなだけ中出しし放題」って風俗をやったら結構いけるんじゃないかと思うんですよ! 女の子の給料のこととか全然計算してないけどその辺はまあ気合いでなんとかするとして!

 さてそうなると課題は「2時間で何人に中出しできるか?」という一点に絞られます。絶倫の人なら2時間あれば10発くらいいけると聞いたことありますが、それでも10人ですよ。10万円払うだけの元が取れているのかというと、これは取れてないと僕は思いますね。食べ放題だってちょっとずつでも全メニュー食べておかないと損した気分になるじゃないですか。だから女の子100人いるなら当然100人全員に中出ししたい。でなければ元を取ることなんてできないと思うのです。
 さてそこでヒントとなるのが、僕が昔読んだエロ漫画にあった「双子の女の子二人に同時に迫られたので順番に入れてあげて最後は仲良くまず姉に半分出して、すぐ妹に入れて半分出してあげる」という方法。そう、何も一人の女の子に一発分の精液全部注ぐ必要はないんです。ちょっと出したら次、ちょっと出したら次の発想で達成人数を大幅に増やすことができるんです! これぞコロンブスの卵的発想というやつですね。
 でまあ僕の能力的に2時間だとなんとか4発頑張って出せたとしてですね…100人全員に注ぐには単純計算で1発あたり25人。射精開始から終了まで長く見積もって5秒として、5秒で25人に出して回るには…一人あたりのマンコに入っていられる時間はなんと0.2秒!
 うわーこれしか入ってないんじゃ女の子は感じてるヒマないですねー(問題はそこじゃない)

『クリオネ』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/19
第十八回お題「うさぎ」

 僕の通っていた小学校は裏庭でうさぎとニワトリと飼ってまして、何年生だかの一学期間だけ飼育係をやったことがあるんですが。うさぎの小屋ってめちゃくちゃ臭いんですよね…いつも鼻をつまみながら掃除してました。でも子供に慣れていて足下にすり寄ってくるうさぎがとても可愛くて、飼育係の仕事は嫌いではありませんでした。
 でこのお題を見て、「そういえばうさぎって今ペットとして人気だとか」と思い出し軽くググってみたらそのあまりの愛らしさに卒倒しそうになりました。色々種類もあったんですね…どれも可愛いですが僕はやはり昔学校にいた種類に似ているネザーランド・ドワーフが一番好きかな。またこいつらが犬猫より若干おつむが弱めでそこがまた白痴好きの僕にはたまらんのです! 本気でちょっと飼ってもいいかななんて考え始めてしまいました。だってうさぎって例えば飲み会とかで女の子に飼ってるんだって話したらすごい興味持ってもらえそうじゃないですか。「今度ユキオさんの家まで見に行ってもいいですか!?」って興奮気味にお願いされちゃいそうじゃないですか。うさぎを撫でた後は汗まみれでセックスして二人して臭くなっちゃえば匂いももう気にならないわけじゃないですか! 素晴らしいですねうさぎって。「サムライうさぎ」もそういう漫画だったら打ち切られずに済んだかもしれなかったですよねー(そうか?)

『チコ』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/20
第十九回お題「俺の股間がまっくろくろすけ」

 リアルに中二くらいの頃、若気の至りなのか邪気眼の疼きなのか良くわからないのですが黒人に憧れていた時期が俺にもありました。憧れるといっても黒人とつきあいたいとかファックしたいとかそういう意味でなく、自分自身が黒人として生まれていたらなんか人に語れるようなクールでハードなイカした人生を送れてたのかもなーというようなニュアンスの、要はアホのアホによるアホな考えです。中二病です。結果としてある意味クールでハードな人生にはなってしまいましたが人には決して語れない内容なのでノーカウントということで。
 その黒人熱がなんで冷めてしまったのかというと、高校生の頃ホットドックプレスかなんかで「デカすぎるチンポは痛いだけだからイヤ!」みたいな記事を読んで衝撃を受けたからです。それまで女の子という生き物は、チンポはデカければデカいほど悦ぶもんだと本気で思ってました。黒人の隆々とした巨大マグナムを見せつけられたら「素敵! 今すぐ入れて!」とうっとりするものだと本気で思ってました。それがただの幻想だったという現実を知ったとき、僕の中の黒人願望も音を立てて崩れ去りました。今となっては何の興味もありません。たまに黒人もののAVとかに間違って当たってしまうこともあるにはありますが(あるのかよ)、特に何の感慨もなくスルーしております。あ、でも僕は精子やら愛液やらで汚れた事後のチンポを女の子がお口でお掃除するのを見るのが好きなんですけど、このシーンばかりはチンポが黒いほうが体液の白さを引き立たせてエロさが増すかもしれないだなんてことを思ったり思わなかったり。なんだかんだ言っても結局ナオンは黒くてデカいチンポが好きなわけだしな!(まだ中二病)

『エア煙草。』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/21
第二十回お題「東京ディズニーランド」

 過去にさんざん馬鹿にするような書き方をしてきたのできっと読者の方々には「雪男はディズニーランド的な価値観が嫌いだ」と思われているのでしょうが、そんなこともないんですよ。あり得ないほど混んでるから土日祝日には絶対行きたくないってだけで、空いてれば別に嫌いじゃないというかむしろ好きですよ。まあその空いてる時ってのが滅多にないから行くこともほとんどないのですが。
 そこをなんとか「空いてる時」を無理やりに探し出すとどうしてもシーズンオフの平日しかないわけで、だいたいクソ暑いかクソ寒いかのどちらかの時期になってしまいます。どちらにしても陽が落ちてくる頃には歩くのもしんどいくらい疲れてくるわけでして。そんなときいつもオアシスとして利用するのがカントリーベア・シアター。行ったことがないという人のために簡単に説明すると、クマの人形たちが舞台の上を機械仕掛けで動いて小芝居したりカントリーソング歌ったりするのを座席に座って見るだけ、という極めてシンプルなアトラクションであり、ぶっちゃけあまり人気がありません。いやまあ誰も入らないってほど人気がないわけじゃないですが、座席数が多いから他の超人気アトラクションみたいに並ばなくても確実に入れるというのがまず一点目の利点。そして空調の効いた室内の椅子に15分間座っていられる、というのが二点目。クマの舞台はもう何度も見てるので僕はスルーです。
 じゃあ僕は座席に座って舞台を見ずに何を見てるのかというと、これがカントリーベアシアターの利点の三点目にして最大のポイント、案内のお姉さんです。何が良いって全然盛り上がってない、中には完全に休憩目当てで居眠りしてる客さえいるという状況下で一生懸命クマ達の歌に合わせて手拍子してるところです! もちろん自発的にやってるわけでなく仕事で嫌々やらされてるんですけど、それでもあの屈託のない笑顔で場の空気を完全に読み外した感じにパチパチと手を叩き続ける彼女たちに僕は日本人がいま忘れかけている白痴美を感じるのです。一人下半身をクマのごとく獰猛に奮い立たせているのです。
 それで今思いついたんだけど、もしかして毎週同じ曜日同じ時間にシアターに通って一人のお姉さんにターゲット絞って、近い席に座って毎回一緒に拍手してあげたら「このお客さん…すごく優しい人……!」とかなってそのうち僕のプーさんにお姉さんのハニーをハントさせてくれたりしないですかね? それだったら手くらいいくらでも叩くんですけど!(金で頬を叩いたほうが早そう)

『nanami』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/22
第二十一回お題「サイン・コサイン・タンジェント」

 多くの高校生が「あー俺もう数学ついてけねーや、諦めて文系にしよっと」と道を決めるきっかけになるのが、この「サイン・コサイン・タンジェント」の存在なんじゃないかと思うんですよ。それまではなんとかついていけてたというのに、サインコサインの登場から飛躍的に難易度が上がってしまう。実は僕自身、未だに「サイン30度=1/2ルートなんとか」程度にしか認識できておりません。現役高校生の頃なんてもう完全に数学は捨てきっちゃってて、友達に向かって「サイン コサイン タンジェント 漆黒の闇の底に燃える地獄の業火よ 我が剣となりて敵を滅ぼせ 論理積爆炎地獄ド・モルガン!!」とか叫んでホースの水ブチ当てて遊んでました。今思うと爆炎地獄なのに水攻撃という時点ですでに矛盾してますね。こんなんでも文系なら大学行けましたしなんとか生きていけちゃってるのがこの国の素晴らしいところ。
 そんな感じで若かりしあの頃を懐かしく振り返るのですが、ふと気になったのがサイン・コサイン・タンジェントにおける「タンジェント」の存在感の無さ。
 サインコサイン、はなんとなく親しめるんですよ字面的に。パンダコパンダ、みたいな。仲良し親子的おチャメ感が悪くない印象なんですね。しかしその蜜月を邪魔するかのようにくっついてくるKYな存在、それがタンジェント。なんという親しみにくさ…理解しようという意思さえ挫く圧倒的絶望感っ…! タンジェントなる第三の存在さえなければ僕だって諦めずになんとかついていってみようと思ってたかもしれないし、世の文系理系の比率はまた大きく変わっていたんじゃないかと思うんですよね。
 でも個人的にはこの「こいつさえいなければ感」は大学一年生の頃まだ勘違いして合コン的な場に顔出して空回りで盛り下げて「お前もう来んなよ」と言われたかつての自分を思い出してなんとなく親近感? 世界人類よ皆滅べ 論理積爆炎地獄ド・モルガン!!(他に数学用語知らない)

『鯖鮨』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/23
第二十二回お題「もしもボックスがあったら何をお願いするか」

 確か5年前にも似たようなお題でキムタクになれたらどうのこうの書いたことがありましたが、30歳を超えた今となっては「キムタクになれたら」なんて子供じみたことはもう考えてません。今の僕の望みはただ一つ、この地球上における僕以外の男絶滅です(退化してる)

 米国の調査期間の発表では、現在の世界人口は約68億人だそうで。単純計算で34億人程度の男と女がそれぞれ存在する中である日突然、僕以外の34億人の男がポックリ死んでしまったとしたら…何が起きるかわかりますよね? そう、僕の精子の奪い合いです。なにしろ僕の精子を得る以外に人類が生き延びる方法がないわけですから、必然的にその価値はレアメタルのごとく跳ね上がっていくわけです。もう一滴でいいから僕の精液が欲しい、という女達が宮殿の外に毎日列を成してやってきて、僕はその列をモニタで眺めて「30652番と53210番、それと…62439番も中へ」と言って気に入った女の子だけを部屋に招き貴重な貴重な精子を種付けしてやるのです。
 もちろんこれほど金になる僕という存在をブラックマーケットが放っておくわけがなく、僕の宮殿には組織の刺客が何度も進入し僕は何度も拉致されかけ、命が危なくなり女に化けて地方に身を潜めるのです。そして旅の先々で女の子と恋に落ち、組織に追われながら命がけのセックスをしてただ一人生き残った男としての責務を果たし続ける…それが僕の今の夢です。誰か漫画化してください。エロ同人誌じゃない方で。

『オレオ』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/24
第二十三回お題「ヤれる女の見分け方」

 僕が参加していたオフ会で注目していたのはストローのくわえかたでしたね。
 ストローを噛むように深くくわえる女は積極的に攻めるセックス。
 キスするように唇を突き出して先端だけ口をつける女は受身に守るセックス。
 ベロベロ舐め回したり振り回してあちこちに水滴を飛ばしたりする女はヤれるヤれない以前に白痴。この分類は割と当たってるんじゃないかと一人妄想しています(実際ヤれたこと一回もないので)

 だいたいですね、合コンにいるような女のことは良く知りませんがネットのオフ会に来てる女の子は普通ヤることを目的に来てないですので、その場でお持ち帰りホテル直行とかはまず無理なんですよ。そりゃキムタクばりのイケメンだったらどうか知りませんけど、ブサイクな僕が「この女は股が緩そう!」とか見抜けたところで何の意味もないという。それに気づくまで10年という時間を無駄にしてしまいました…! この反省を踏まえて、これからの若い世代に僕から一言言っておきたい。オフ会で重要なのはヤれる女を見分けることじゃない。セクハラしまくっても裁判に訴えないでいてくれる女を見分けることだ(僕はいつもギリギリセーフ)

『星野』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/25
第二十四回お題「CLAMP無双」

 無双シリーズってたぶん一回もやったことないんですけど、あれですよね槍やら剣やらブン回して雑魚をバッタバッタ薙ぎ倒しながら一騎駆けしていくアクションゲームのことでいいんですよね? CLAMP無双というとさくらたんが杖を振りかざしてキモオタを悩殺バッタバッタとかそんな感じでしょうか。ちぃたんが全裸で無邪気に外に飛び出してって僕が鼻血でバッタバッタという展開も面白いかもしれません。いや、むしろ発想の転換でCLAMP先生方4人がワラワラと襲ってくるのをバンバン銃殺していくゲームってどうだ!? あっでもそれって結局バイオハザードとコンセプトが一緒になっちゃうから無理かー残念!

『ガロ』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/26
第二十五回お題「んじょも」
「んじょも」といって通じない現代っ子さんたちのために一応説明すると、往年の名作ファミコンゲーム「熱血高校ドッジボール部」に出てくるアフリカ代表選手の名前です。70年生まれ世代がしりとりをやった際に「ん」から逆転するために飛び出すキーワードとしては「ンジャメナ」と並ぶ二台巨頭と言っても過言ではないでしょう。  でこの熱血高校ドッジボール部というゲームですが、これはゲームをさんざんやり込んだ達人同士で戦うと必殺技が全然当たらなくて非常に時間がかかるのです。特にアフリカチームなんて選ばれようものならんじょもがとにかく固くて、一時間戦って決着がつかず友達の家の晩ご飯タイムが来てしまいノーゲームで帰宅、なんてことも一度や二度ではありませんでした。  でとにかく必殺技が当たらないので、もうドッジボール部で遊ぶこと自体にだんだん飽きてきたある日。もうその試合だけで30発目くらいのんじょものブーメランシュート撃つとき、ヤケクソ気味に「俺の〜んじょもの〜おまんじょも〜!」と叫んでみたらなぜかツボだったらしく友達が笑い転げ始め、初めてシュートが命中したのです! それ以来その友達の家でドッジボール部をやるたびに「おまんじょも〜」を始めとする、どうしようもなく下品で低レベルな一発ギャグを叫ぶようになったら劇的に試合時間が短くなったのですが、引き替えにいつもおやつを持ってきてくれていた友達の優しいお母さんがいつの間にかおやつを持ってきてくれなくなり僕と目を合わせてくれなくなりました。それに気づいて以来その友達の家には行っていません。 大人になってからはもう「友達の家でゲーム」なんてことは年に一度あるかないかになってしまいましたが、対戦中に下品なことばかり叫んでしまう癖は未だに治っていません。それもこれも全部んじょものせいです。女性読者の皆さんが僕におまんじょもを見せてくれなかったせいです(逆恨み)
『ハム』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/27
第二十六回お題「来年から社会人になる君に」

 そもそもの話が、昔から「社会人」という言葉が好きじゃなかったんですよ。この日本において「社会人」って言葉は、会社に属してサラリーをもらっている人間のことしか指してないじゃないですか。社会と関わっているのは会社員だけ、学生やフリーターや専業主婦や定年老人や障害者は社会と関わってないから格下、みたいな見下してる印象を受けるんですよね僕はこの言葉に。もう最初から社会人なんて曖昧な言葉を使わず「会社員」と言ってほしい。社会にこれっぽっちも関わっていない人なんてこの世には存在しないのだから。
 いいですか、これから就職する人は良く覚えておいて下さい。会社員になること=初めて社会の一員として参加資格を得られる、なんて大袈裟なことでは決してありません。会社なんて給料をもらいに行くためのただの場所です。その仕事が楽しければもちろんそれが一番幸せなことですが、楽しくなかったり辛かったりしたら辞めちゃっていいんです変えちゃっていいんです。親や恋人といった存在に迷惑さえかけないのなら、極端な話働かなくたっていいんです。だって自分の人生じゃないですか。自分の気に入らないことなんてやる必要ないじゃないですか。少なくとも僕はそう思って生きてきて転職も片手の指では足りないくらい経験してますが、全然後悔してないし困ったこともなかったですよ。なんとかなっちゃうものなんです。そして「いざとなればなんとかなっちゃうもの」という覚悟が腹の中にあれば社内で起きる少々の理不尽にも立ち向かっていけますし、多少は生きていくのが楽になるはずと思います。

 つまり何が言いたいのかというと、僕が愛してやまないのは社会人になるならない以前に社会って何? それ食べれる? みたいな柔軟な感性を持った低IQ女子、非社会人とでも呼ぶべき白痴娘ということです。参考にしてください(何を)

『ゲス』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/28
第二十七回お題「パイパニック」

 僕はこの手の名作映画パロディエロ映画がわりと好きで、「ザ・ビーチク」とか「マゾリックス」とかわざわざ借りて観たくらいなんですが、この「パイパニック」というネーミングセンスが歴代最強だと思います。なにしろ「おっぱいがパニック」という意味と、「パイパン的」という二つの意味が同時にかかっているのです。キャッチコピーの「アナタも股間がデカプリオ」からして相当の切れ者がバックについていると感じざるを得ません。映画は観たいとはこれっぽっちも思わないけど。
 さてエロ漫画の世界ではファンタジーとしてもはや定着している「パイパン」、いわゆるツルツルマンコ。昔は好きだったのですがAVライター時代に剃り後が青く残った気持ちの悪いインチキパイパンマンコを何個か観させられているうち、なんかだんだん嫌いになってきました。最初から無いのならそれはそれで素晴らしい個性、アイデンティティであり賞賛したいとは思うのですが無理やり剃ってパイパンにするのって、やっぱり邪道だと思うんですよ。ボーボーだろうがツルツルだろうが、やはり神様に与えられたままの生まれたままの自分で勝負してほしい。僕はそう思います。でも日頃ここを愛読している婦女諸姉の中で「あれっ!? 雪男さんちょびっツのちぃたんが好きって言ってたから当然パイパンのほうが好きなんだろうと思って…もう剃っちゃった!!」なんて慌てんぼうさんがもしいるのならその心意気は買います。心意気というか身体を買います。生えてこないうちになるべく早く件名「パイパニックな私」でメールください。

『明城』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/9/29
最終回お題「夢オチ」

「はっ!」

 跳ねるように飛び起きた僕は、隣に裸の女が安らかな寝息を立てているのに気づく。
 カーテンの向こうはうっすらと明るみ、小鳥の囀りがわずかに聞こえる。これから本格的に朝がやってこようとしている、そんな時間であるらしいことを知る。
 ところが僕の頭の中には「今が朝だ」ということ以外、何も情報がない。なぜ自分はこんな見たこともない部屋で眠っていたのか。ここは住所で言えばどこなのか。寝ている裸の女は誰なのか。いや、もっと根源的な疑問が一つある。いったい僕は誰なのか?
 まだ覚醒しきっていない頭を必死で動かしてみるが、どうしても思い出せない。思い出せないというより、思い出すべき記憶が最初から何も入っていない。まるで引っ越しで全てを片付けた後のからっぽの部屋を眺めているような、そんな感覚。

「ユキオ君、おはよう…今日は早いのね。また朝から会議なの?」

 裸の女が身を起こして僕に話しかけてくる。年齢は見たところ二十歳前後だろうか。化粧をしていない起き抜けの顔でこれだけ整っているとなると、きっと昼間のこの子は男が放っておかないだろう。

「ユキオ君、というのは、僕の名前ってことでいいんだよね?」
 奇妙な質問と思われるだろうことを知りながら、一応僕は訊いてみた。案の定裸の女は「何を言い出すのかしらこの人は?」という微笑みを浮かべ、
「そうよ。あなたの名前はユキオ。25歳。私の名前は舞。21歳。あなたは日本最大の広告代理店の社員で、私はその会社の社長の一人娘。私たちは婚約中の恋人同士で、パパに買ってもらった広尾のマンションに先月から一緒に住んでいる。ここまではOK?」と言った。
 ここまではOKも何も、何一つとしてOKと言えそうな要素に思い当たらない。広告代理店? 僕にそんなすごいところで働ける学力も甲斐性もあるわけがない。社長の一人娘? 僕にそんなすごい女とつきあえる魅力も甲斐性もあるわけがない。たとえ高級マンションだろうがなんだろうが、広尾なんて不便なところに僕が住みたがるわけがない。おかしい。何もかもがおかしい。
「ユキオ君、さっきから変だけどどうしたの? 体調でも悪いの?」と女が言った。
「いや、僕の体調がどうこういう問題じゃなくて…」と僕は言った。

「この世界がきっと変なんだ。僕は僕の知っている僕じゃない。
 たぶん僕は今、間違った別の世界にいる」

 ぎしっ、とベッドが揺れる音がした。女が半身を起こして言った。
「つまりそれは、ここがユキオ君の見ている夢の中の世界かもしれないって、そう言いたいの?」
「それも可能性の一つだ」と僕は答えた。「そう考えるのが、現時点では一番しっくりくるね」
「でもあるいはもしかしたら、逆なのかもしれないわよ」と女が言った。
「逆?」

「つまりあなたが知っているという本来の自分の記憶とやらのほうが、長い夢の中で見続けてきた仮初めの記憶かもしれない、ってこと」

 僕はその可能性について少し考えてみようとする。でも駄目だ。頭が痛くて思考がうまくまとまらない。
「あなたは確か、インターネットにホームページを持っていると言っていたわ」と女が言った。「もう10年も続けてるんだって、いつも私に自慢していた。もしかしたら、あなたの記憶のカギはそのホームページにあるんじゃないかしら?」
 僕は部屋の隅に置かれていたiMacの元へ、ふらふらと歩き出す。Macは一度か二度しか触ったことはなかったが、なんとか起動に成功しブラウザのブックマークからそれらしいサイトに辿り着く。名前は「かまくら」。
「あなたはインターネットという架空の世界で雪男という『もう一人の自分』を演じ続けていた。それも10年も。
 あなたの中で『もう一人の自分』は少しづつリアリティを持って育ち続け、そしてとうとう10年経って主人格との入れ替わりを果たすべく表に現れてきた。そういう可能性は考えられない?」

 僕は「かまくら」というサイトの中の日記を黙々と読み続ける。なんという下品でくだらない日記。しかしその中に書かれている主義主張や過去の思い出話などは、全てがしっくりときた。僕は確信する。これが、このサイトに書かれている雪男という人間こそが、僕だ。中出しとAVとCLAMPが大好きなこの男こそが、本当の僕だ。広告代理店にも勤めていないし社長の娘とつきあってもいない。広尾のマンションにも住んでいない。そんな生き方を、僕という人間が選ぶわけがないのだ。
「あるいはこういう可能性もある」と僕は言った。

「今ここにいる僕自身、そしてこの世界そのものが、フィクションである可能性。
もっとはっきりとわかりやすく言えば…僕らは『かまくらの雪男』というモニタの向こうの人間の手によって書かれたネット上の日記の、登場人物に過ぎないのかもしれない」

 女はいつの間にかベッドから起きていて、ガウンを羽織っていた。そしてベッドサイドから煙草を取り出し火をつける。
「なかなか面白い発想ね」と女は言った。「つまりこういうこと? 私たちが今いるこの世界こそがインターネットの中に創られた虚構の世界であり、ここから見えるインターネットの向こうの世界こそが『本当の世界』である、と」
「きっとそういうことなんだろうと思う」と僕は言った。
 女は項垂れた姿勢のまま何か考え込み始める。落ち込んでいるのかと思ったが、違った。
「あなたの言うことが仮に本当だったとして」と女は言った。
「それが何だというの? この世界ではあなたは若くして大金持ち。仕事は順調、社長の娘である私もあなたにベタ惚れ。これって客観的に見て、ものすごく幸せな生活だと思わない? 例えこの世界がフィクションだろうとも夢の中だろうとも、こんな素晴らしい生活を永遠に続けていられるならそれでいいじゃない。難しいこと考えず、用意された幸運をただ黙って享受していればいいのよ」
 僕はそれについて少し考えてみる。言われてみれば確かにそうだ。日記を読む限り、どうせ現実の僕はろくでもない負け犬のような人生しか送っていない凡人なのだ。この世界で成功者として豊かな生活が送れるなら、それでいいじゃないか。
 でも僕は首を振る。女はじっと僕を見つめている。
「確かにこの世界は僕にとっては『ほぼ』完璧な世界だ」と僕は言った。「欲しいもののほとんどを手にしている、理想の世界だ。だが僕は気づいてしまった。この世界に欠けているただ一片のピースの存在に」
「欠けた…ピース?」と女は笑った。「それは一体なんなのかしら?」
「とぼけるなよ」と僕は言った。「君は最初から気づいてたんだろ? この世界…いや、この日記が、こうしていつまでも終わらずに延々と続いている、その本当の理由に」
 僕は部屋の隅になぜか転がっていた、バールのようなものを手に握りしめる。そして一歩ずつゆっくりと女に近づいていく。
「さあ? なんのことかしら」と女が言った。
「君のことだよ。舞」と僕は言った。「君という存在が間違っているんだ。君というエラー因子さえ修正できれば…この世界に欠けたピースは埋まる」
 僕は女の頭に向かってバールのようなものを静かに振り上げる。初めて女が動揺を見せる。
「ちょ、ちょっと…何をする気なの!? まさか私を殺すつもり!?」
「殺したりなんてしないよ」と僕は言った。「僕の読みが正しければ、これで全てが終わる」
 僕はためらいなく凶器を女の頭に振り下ろす。ゴツッ、という鈍い音がして女が倒れた。頭から出血こそしていなかったが、脳には多大なるダメージが入っただろう。僕は倒れた女の姿を見下ろしながら、ただじっとその時を待つ。女が目覚め、生まれ変わる瞬間を。
 長い一時間が過ぎ、ようやく女が目を覚ます。そして纏っていたガウンを脱ぎ去った後、叫ぶ。

「チンポ〜〜〜〜〜!!」

 女の叫びと共に突如として世界が歪み、色彩を失い始める。欠けていたピース…「オチ」がついたことで、日記が完成したのだ。「ほぼ」完璧だった世界で僕にとって唯一完璧でなかった設定、女が才女であるという設定を白痴に書き換えたことで、この世界は今度こそ完璧な世界に作り替えられたのだ。そしておそらくこの世界における僕の役目も、これで終わったのだろう。僕はこの偽りの世界から、解放されるのだ。
 そして全ては崩れ出し、世界の漂白化が始まった。

『chi』さんからのお題でした、ありがとうございました

2009/10/11
 コンビニでいつものようにマガジン開いて「はじめの一歩」立ち読みしようとしたら、その前にちょうど何か最終回を迎えているらしい漫画があったのでよく見てみたらそれがあなた、CLAMPの「ツバサ」だったわけですよ。リアルに「うおっ」って叫んじゃいましたからね、周りに客いっぱいいたのにも関わらず。
 もう2年前くらいから完全に見限ってスルーし続けてきたのでストーリーなど全く知らないし毛ほどの興味もないんですけど、でもそれでも連載終了となると色々と複雑な感情が胸を渦巻いてくるものです。6年前始まった頃はさんざんネタにしてきた、あの「ツバサ」が。あまり話題にしなくなってからも日記のネタに詰まったらいつでもバカにして笑いを取れると安心して見守っていた、あの「ツバサ」が。なくなってしまうだなんて。
 それはちょうど、昔あまり好意的な関係になかった人間の訃報を聞いた時の感情に少し似ているのかもしれません。死んでほしいとまで思ったようなどんな最低の人間だろうとも、本当に死んでしまったという事実、この世からいなくなってしまってもう二度と会うことはできないという事実は簡単に受け止められるものじゃないんです。もう嫌うことさえできない。仲直りすることさえできない。本当は良いところだって見習うべきところだって、たくさんあったのかもしれない。自分がそれを見抜けなかっただけなのかもしれない。こんなことならもっとたくさん話をしておけばよかった、もっと優しくしていれば良かった…そういう後悔が少しも生まれない人間なんて、きっとこの世の中には一人も存在しないのでしょう。

 CLAMP先生がた。今までネタにしまくってきて、本当にすみませんでした。あなたがたが6年という時間を費やして残してくれた「ツバサ」は、本当にひどい作品でしたが…でもきっとどこかには見るべきところ、面白いと思えなくもないようなところがあったんだと思います。僕は2年前からそれを読み取ってあげようという努力さえ怠り、あなた方の漫画を読み飛ばしてきてしまいました。今はとても後悔しています。だからこれからはせめて近くにいる人間を大切にし、もう二度とこんな思いをしなくて済むよう、あなた方の死を無駄にせぬよう頑張って生きていきたいと思っています……ってあれなんか途中から「ツバサ」が終わった話からCLAMPが死んだみたいな話になってますねこれ。どこで間違えちゃったんだろ?(10年前からだろ)
 まあとにかくやっと糞漫画が一つ終わってくれて、色々複雑な思いもありながら今はホッとしています。CLAMP先生お疲れ様でした! 次こそは変に理屈っぽいファンタジーとかに行かないで、CCさくらやちょびっツみたいな低脳萌え萌え漫画をまた描いてくれることを祈っています!

2009/10/31
 このところ更新意欲がなかなか沸いてこないのはアレです、CLAMPの新アニメ「こばと。」があまりにつまらなすぎるせいです。つまらないっていうかなんていうか、「つまらない」って感情さえも浮かんでこないほどの圧倒的無内容。
 これが例えば作画が荒いとか声優が棒とか物語が破綻してるとか、何かしらの突き抜けた欠点があればそこを起点にいくらでもオモシロコメントを広げていけるものじゃないですか。ところが「こばと。」には特に欠点と言えそうな欠点は何もないんですよ。全ての要素がただただ単純にありきたりで凡庸。おとぼけシーンにおける花澤香菜のちょっと白痴入った萌え声に関しては若干心というか股間が動かされなくもないのですが、まあその程度の加点ではこの作品の元々のレベルの低さはどうにもならないですね。ですので僕の「こばと。」レポを楽しみにしていた読者の方には大変申し訳ないのですが、っていうかたぶんそんな読者は存在しないので謝る必要もそもそもないのですが、今後もおそらく「こばと。」をネタにすることはないと思います。CLAMP先生の次回作に期待しましょう! …となんだかんだ言いつつも池袋アニメイトまで「こばと。」ミュージアムに行こうかどうかまだ迷っている意志の弱いボクですが今日は勇気を振り絞って一言だけ皆さんに言っておきたいことがあります。 「村上春樹の新作『1Q84』が『IQ(アイキュー)84』に見えますが雪男さんどう思われますか」という内容のメールをもう4通も受け取っています、どう思うも何もIQが84もあったら才女じゃないですか単なる射程距離外ですのでできればもうこのネタでは送ってこないでいただけると有り難いのです。「IQ24」くらいだったら考えますけどね色々な意味で。だって「イチキューハチヨン」でも語呂は悪くないとは思いますが「アイキューニーヨン」のほうが言いやすいじゃないですか? より低学歴層にも売れそうな気がしますがそもそも僕は小説を読めるほど頭の良い女の子に興味がないのでやっぱりもうどうでもいいです。これからも好きなようにメールしてきてください!

2009/11/18
 そもそも「こばと。」という作品を決定的に嫌いになった理由がですね、僕の心のバイブルである「ちょびっツ」を冒涜しているからなんですよ。「こばと。」には「パラレルワールドで生まれ変わった」という設定でちょびっツのちぃたんが双子の少女役で出てるんですけど、この子たちがもう全然、ぜ・ん・ぜ・ん・白痴じゃないんですよ!! ただのおとなしくて賢い良い子にされちゃってるんですよ奥さん!! 外見があまりにも僕がかつて愛した女・ちぃに瓜二つ過ぎるだけに(ていうか、こっちの方が見た目はロリになってて可愛いくらい)、中身が別物になっていることがもう許せなくて許せなくて。初登場のシーンを見た時はあまりの怒りと悲しみに危うくNHKに抗議の人骨送りかけましたよほんと。
 これも民主党政権になった影響なのでしょうか、はたまた終わりの見えない不況の影響なのでしょうか。ここ最近…あきらかに白痴というジャンルは衰退しているッ……!! 待てど暮らせど新しいホワイトスターが現れてきません。今年は「けいおん!」の唯や「咲」のタコスあたり僕の好みに近いキャラがいなくはなかったのですが、これらを白痴ジャンルに勝手に入れたらきっとファンから投石されるので恐れ多くてとてもできません。なんとか白痴確定出せそうな新人といったらかろうじて「魔境のシャナナ」のシャナナくらい? でもこんな糞漫画しか新人賞レースに出せそうな候補すらないって、とうとう大ヒット曲が一曲も出てこなかった今年の歌謡界くらいやばい状況ですよこれは。事態は一刻を争ってますよ。公共事業削減してる場合じゃないですよコストカットしてる場合じゃないですよ。 こんな時代だからこそ本来切り捨てられるべき頭の弱者を手厚く保護してやらないでどうやって白痴文化を守っていけるというのですか! ここは一つ僕に厳しい白痴検定を通った人や作品に対して厚生労働省認可のおすすめシール貼る作業を任せてもらえませんかね民主党さん? つまりトクホならぬハクホです。このハクホ制度さえ実現すれば来年の白痴アワード2010は今年と打って変わって大盛況になるはずなのに…! くそっ…! 今年は厳しい冬になりそうだぜ…!(未だToLOVEる同人で抜いてます)

2009/12/9
 すみません、あれほど憎いだ嫌いだ言っていた「こばと。」に出てくるちょびっツのちぃたんが生まれ変わった設定の双子なんですけど、こないだの第八話を観て(←なんだかんだ全話観てる)、とうとう膝を屈しました。今日私はここに前言を撤回し、ちぃたん似の双子の姉妹千帆と千世への永遠の愛を宣言いたします! ワー拍手パチパチパチパチ(一人で)
 やっぱりね、かつて僕が人生で最も愛した女・ちぃの生まれ変わりだけあって顔がめちゃくちゃ好みなんですよ。中身は白痴じゃなくなってただの素直な良い子になっちゃいましたけど、でもそれくらいのことで簡単に嫌いになんてなれるはずがなかったんです考えてみれば。かつて愛した女を失って生まれ変わった後もまた一途に愛す、あれなんかこれってハリウッド恋愛映画の主人公みたいで僕かっこよくないですか? オファーとか来ちゃいますか?(精神科から)
 そんなことより問題は双子の千帆と千世、どっちとつきあうかですよ。もちろん僕としては、両方と仲良くつきあいたい。月・水・金は千帆を抱き、火・木・土は千世を抱き、日曜は二人一緒にまとめて抱きたい。村上春樹の「1973年のピンボール」という小説では「ある日突然双子の女の子が転がり込んできて二人にベッドで挟まれて生活」というまさに夢のような展開がありましたけど、現実はそこまで都合良くできてないと思うんですよね。絶対どこかで「お姉ちゃんか私か、どっちかはっきり選んで!」みたいな修羅場になっちゃう。それでも優柔不断な主人公をなんとか自分のものにしようと交互に誘惑してくるという「kiss×sis」みたいな展開なら当然バッチ来いではありますが、残念ながら千帆も千世もそこまで積極的じゃなさそうなんですよね…僕が選んであげないときっと二人とも納得してくれないと思うんです。でもなあ…どっちか選んじゃったらどっちがが悲しむわけだし…でも選ばなかったら二人とも悲しむわけだし…あーもう、双子キャラに萌えたの初めてだけどこりゃめんどくさいわ。僕には向いてないかもしれない。僕にはやっぱり「私を選んで!」なんて鬱陶しい自己主張なんぞせずただ本能でチンポにしゃぶりつくようなシンプルな(?)白痴娘で充分ですわ。まあつまりはちぃたんなんですが。あー今からでも千帆と千世の中身もちぃたんそのままの白痴に変えてくんないかなCLAMP先生! そしたら今までこのサイトで書きまくってきた暴言全部取り消したってかまわない…と思ったけどこのサイトからCLAMPの悪口を削ったらサイトの半分以上がなくなってしまうのでやっぱりそれは無理。でもこれからも応援するよ千帆たん千世たん!

2009/12/24
     聖夜に捧ぐハートウォーミング・ショートストーリー
       「ホワイトガール・ホワイトクリスマス・リターンズ」


■12/24 PM8:00

僕「ただいまー、混んでたけど頑張って並んでケーキ買ってきたぞ〜」

女の子「(玄関に走り寄りながら)チンポ〜! メリー・クリスマチンポ〜!!」

僕「おー、お前の脳味噌でも今日がクリスマスってことは一応わかるのか…
  よし、今ケーキ半分に切ってやるからちょっと待ってろよ」

女の子「チンポ〜! チンポ〜!」


―――とそこに、突然ガシャーン! とガラスが割れ
黒服のおっさんが窓から乱入―――


黒服「そのケーキ、ちょっと待った! 三等分にしてくれ」

「いきなり現れて図々しいな!
  お前、去年のクリスマスにこの娘を俺に押しつけやがったおっさんじゃねえか…
  今年はいったい何の用だよ」

黒服「いや、痴花がどうしてるか様子を見にね」

僕「どうしてるも何も相変わらずチンポチンポ騒いでるだけだよ、
  ていうかお前が去年置いてった障害者手帳、偽造だったじゃねーか!
  市役所に確認行ったら『白石痴花なんて人間はこの世に存在しません』って言われたぞ、
  いったいどういうことだよ」

黒服「うむ、実は私もこの子の本名は知らんのだ。
   なにしろウチに転がりこんできた時には身元確認できるものは一切持ってなかったし、
   本人も名前さえ覚えていなかった」

「名前くらいせめて覚えてろよ!
  しかしだからってお前、身分証の偽造はないだろ…犯罪だぞ立派な」

黒服「安心しろ、公の場では滅多に出さない。せいぜいNHKの集金人の撃退に使うくらいだ」

僕「確かにそんな手帳見せられたら面倒な匂いで退散するだろうな」

女の子「チンポ〜! チンポ〜!」

僕「ああ、ケーキおあずけになっちゃって怒ってるのか…
  ごめんなこのおっさんのせいで、今切ってやるから」

黒服「なに!? 貴様、この子の言葉がわかるようになったのか!?」

「チンポしか喋らないのにわかるわけねーだろ!
  ただ状況と態度で推測してるだけだよ。
  もう丸一年一緒だしな、感情くらいは察せるようになったよ」

黒服「ふっ、甘いな、この子が本当に『チンポ』しか喋れないと思ったら大間違いだぞ」

僕「なん…だと……!?」

黒服「ほら痴花、このお兄さんに『抱いて下さい』ってお願いしてみなさい」

女の子「せっくしゅ〜! せっくしゅ〜〜ぅ!」

「微妙だなこっちも」

黒服「なんだ、抱いてやらないのか?
   そんな性に淡白な男に、この先この子を預けておくことはできないな」

僕「なんでわざわざお前のいる前で今すぐやらなあかんねん。獣か俺は」

黒服「知らないのか、この子は第三者の目があったほうが興奮するんだ。
   まあ私もだがね(ヌギヌギ)」

僕「おい、人ん家でいきなり脱ぐな!」

女の子「チンポ〜!(パクッ)」

僕「くわえんな! ケーキ! ほらケーキやるからこっち向け!」

黒服「無駄だ、この体勢に入ってしまったらこの子の耳にはもう何も届かない…(ペロペロ)
   それより雪男君、本題だ。この子を、そろそろ私に返してくれないか?(ペロペロ)」

僕「あの、切なそうな顔して喋るのやめてもらえませんか」

黒服「実はこの一年、ずっとキミたちの暮らしぶりを見守ってきたのだが…(ペロペロ)
  キミはこの子の要求通りに毎日抱いてやってはいないようだし(ペロペロ)、
  生活の面倒を見るのも嫌そうに見えた(ペロペロ)。
  それなら、私に返したほうが今後のキミのためにも良いのではないか?(ドピュッ)」

僕「とうとう人ん家で射精しやがったコイツ」

黒服「痴花、お前はどうだ? この家にいてもお前の身体は満たされないだろう。
   また私と一緒に、恵まれない男性に毎日春を売る仕事に戻る気はないか?」

女の子「チンポ〜」

「めっちゃどっちでもよさそう」

黒服「ほう、今の言葉もわかったのか? さすがに成長しているな…」

僕「空気でわかるだろが空気で!
  しかし…確かに俺はこの子の性欲についていけてないし、
  何から何まで面倒を見てやらないといけないことが時々疎ましくなることもあります。
  この子は俺の元を離れたほうがいいんじゃないか、そう考えたこともありました。
  でもこんなこと真面目に言うのも恥ずかしいけど、俺、この子のこと好きなんですよ。
  この子にとって俺がただの性欲のはけ口だろうと飯炊き当番だろうと、
  もうそんなことはどうでもいいんです。俺が惚れてるんです。俺が手放したくないんです。
  だから、お願いします。この子を、俺にください」

黒服「………」

女の子「せっくしゅ! せっくしゅ〜!」

「お前はもうちょっと空気読もうな」

黒服「そうか…一年もあれば、人は変わるものなのだな…
   キミはずいぶんと逞しく見えるようになった。この子は…幸せそうな顔をするようになった。
   キミの元にこの子を預けたのは、どうやら間違いではなかったようだ…」

僕「いや、勝手に置き去りにしてったのはどう考えても間違いだろ」

黒服「私としては残念だが、ここは一度身を引くしかなさそうだ。
   しかし! 私はまた来年のクリスマス、ここに現れる。
   その時この子が、今日のような笑顔をしていなかったら…」

女の子「チンポ〜! チンポ〜!」

僕「…だそうです」

黒服「うむ、わかっているならいい、痴花」

「通じ合っちゃうんだ今ので!?」

黒服「では名残惜しいが、私は帰るよ。NHKの集金の仕事もまだ残っているしな…
   さらばだ雪男君、痴花。メリー・クリスマス!(窓からジャンプ)」

「NHKの集金人だったのかよ! 滞納すんなよ自分の仕事だったら!」

女の子「せっくしゅ! せっくしゅ〜〜〜〜!」

僕「めんどくせー語彙増やしたな〜こいつ」

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