ユキ日記8月
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■1999/08/01 (日) 天国と地獄(^.^ ;
完敗して一夜明けたら、白中の男バスは葬式みたいだった(T_T)
ユキだってくやしいんだから、男バスのみんなのくやしさはどれほどか(Y〜Y)
むー、引きずらないで!気持ち切り替えてつぎ頑張れ(^○^)

午後からは正村くんと会ったよ(^v^)
正村くんのとこは勝ってるから、白中のメンバーと違ってごきげん(^_^;
「おいおい、次負けないでくれよ白中ー。最終戦、戦う楽しみがなくなっちゃうよ」
そ、そんなことユキに言われても(-。-;)
「うちは次でビブ学に勝てば全国決定だからな、気合いも入るよ」
と正村くんはうれしそうに喋ります(*^^*)
こういうときの正村くんは普通にかっこいいんだけどなー。
「そういえばユキちゃん、
今年のコミケは何日目に行くの?
なんてことまで無邪気に街中で大声でしゃべるのが…(^_^;
■1999/08/02 (月) 特訓!!(*^_^*)
正村くんに、まさみちゃんからユキの「こすぷれ」を何にするか
宿題受けてる話をしたら、ノリノリで「じゃあナミにしなよ!
俺のルフィと揃えようぜ
」との返事(;´Д`)
「ナミなら変なパーツもないし、けっこう簡単にやれるよ。
ユキちゃんなら充分いけるって」なんてすごい通っぽいことを(;´Д`)
な、ナミちゃんかぁ…正直、まったく考えてなかったけど…
正村くんとおそろいというのは心強いし、やってみようかな…?

いつものように部活に行ったら、男バスが騒がしい!
何かと思ったら、八重副部長が自慢の金髪ベリーショートを!
フツーの黒髪の丸坊主に!!( ̄□ ̄;)!!
「監督、今まで調子に乗っていたことは全部謝ります…
これからはチームのために必要なことならどんなことでもこなしてみせます、
だからどうか、おれたちを、全国に連れていってください! お願いします!」
あ、あのがんこな副部長が頭を下げているところをユキははじめてみました(@。@;)
監督はしばらくの沈黙の後、静かに口を開きました…
「いいでしょう…それだけの覚悟があるのなら、死ぬ気で身につけてもらいましょうか。
全国に行くために必要なことを全て、この一週間で。よろしいですか?」
「はい!!」
男バス部員全員の気合いの入った返事が、体育館いっぱいに響きわたりました(*^_^*)
■1999/08/04 (水) パワーアップ♪
ナミちゃんでどうかな、と言ったら、
まさみちゃんは上からしたまでユキをじろじろ見回して…( ̄。 ̄;)
「ふん、ナミを名乗るにはちと胸が足りんが、
まあいいんじゃないの。やってみなよ」だって(;O;)
む、胸が足りない…そりゃその通りなんだけどさ、
コスプレは外見じゃなくて魂の波長とかぬかしたのはどこのどいつだよー(`□´)

さて、男バスは昨日からあきらかに気合いの入り方がちがってます!(^v^)
けっきょく八重先輩と久保くんのポジションチェンジがあったみたいです。
あれほど嫌がっていたセンターですが、先輩はもともと適正がある人なので
あっという間にチームとして機能するようになりました。
久保くんは久保くんで彼は球裁きもすごーく上手いので、
フォワードのほうが向いてるのかもなってユキ程度の目で見てもわかります。
確実に強くなってるぞ、がんばれー!!(^O^)/
■1999/08/05 (木) 師弟コンビ誕生♪
ナミちゃんの衣装は服とスカートだけなので、
まさみちゃんが用意してくれることになりました(^v^)
でも肝心のまさみちゃんの佐為はまだできてないみたいですが(^.^ ;
「ところで、ユキちゃんの周りにワンピ好きな男の子いない?」とまさみちゃん。
「えっ…」
ユキは正村くんのことを聞かれてるのかと思ってどきっとしてしまいました(^-^;
「ゾロの衣装がワンセット余ってるのよ。
知り合いのゾロコスの男の子が今回出れないらしくて…ユキちゃんがナミやるなら
せっかくだから誰かに着せて使えば、って思って」
「ゾロかぁ」とあたし。正村くんはルフィだもんね(^_^;
ちょっと今思いつかないけど誰かみつけたら連絡する、と言って電話を切りました(^_^)

男バスは久保くんがフォワードに回っただけで、なんだか
以前の倍くらい急に強くなってる気がします(*^・^*)
なぜなのか見ていたら、どうも久保くんのもともとの上手さの他に、
外にいる蒼木くんとの連係がスムーズにできるようになってるからだとわかりました(^v^)
今まではそのプレイで内と外のどちらから行く気なのか
観客にもバレバレだったんですが、今度からはわかりません。
いいぞ久保くん、蒼木! 白中全国行きの鍵は
きみたち師弟コンビが鍵を握ってるんだぞぅ!(●^o^●)
■1999/08/06 (金) 試合前日…
ついに今日、男バス最後の練習が終わりました…
丸坊主にした八重先輩が、汗だくのランニングを脱いではだかになりながら (*_*)
「やれるだけのことはやったぜ」と満足そうにいいました(*^^*)
「ああ、そうだな」と黒竹先輩が応えると、
「悔いは残さないのではないでしょうか。糸田田でした」と部長が続きます。
「あと2試合勝てば、全国。君たちなら狙えます」と監督も今日ばかりは
優しい声で(^v^)
「よーしみんな、行ってやろうぜ、全国へよ!」
八重部長の大きな声が体育館をびりびり震わせます(^.^ ;
みんなすごく頑張ったから…全国、行かせてあげたい!(><)
ユキはなにもできないけど、せめて祈ってるよー(o^v^o)
■1999/08/07 (土) 大勝利!(@^0^@)
やったーーーーーーー!!

強敵・麗人学園に10点差をつけての大勝利!!d(o^v^o)b
勝因はなんといっても久保くん!(≧▽≦)
久保くんの運動量がすごくって、一人で何役もこなしてたおかげで
他の人がすごく楽そうだった(⌒‐⌒)
ふと応援席を眺めたら、ユキのクラスのさやピーがいっしょうけんめい声あげて
久保くんのこと応援してたし…(^O^;
今度の恋はうまくいってるみたいでよかったね、久保くん(*^_^*)
そして「蒼い流星」の横断幕しょった蒼木くんは今日も絶好調!(@^0^@)
相変わらずすごい無理な角度からのシュートをボコボコ決めて
会場を沸かせてた(^-^;
スカウトの人もきてるって噂だから、きっと蒼木くんにも声かかるね(o^v^o)

これで一勝一敗!
正村くんに電話して聞いたら、花丸中はビブ学に僅差で負けだって(×_×)
ということは、ビブ学は一位通過として…
白中と花中が一勝一敗だから、あした勝った方が全国だ! ( ̄□ ̄;)!!
ど、どうなるんでしょうか明日は…(+_+)
■1999/08/08 (日) 最終戦!(1)
全国大会進出を決める大一番だというのに、
正村くんは緊張してないどころかむしろ楽しそうに
「俺、ユキちゃんにかっこいいとこ見せられるよう頑張るよ」なんて言ってます(^.^ ;
何事にも物怖じしないところが正村くんのすごさなんでしょうね(*^^*)
正村くんにも頑張ってほしいし、かといって白中が負けるのは困るし…(>_<)
とにかく、どっちも悔いのない良い試合を見せてくれたらいいです。
ふくざつな思いを抱えつつ、試合は始まりました!(^v^)

まず前半始まって驚いたのが…正村くんが、蒼木くんのマークに
マンツーマンでべったり張り付いていたこと(゜o゜
あとの4人はゴール下でゾーンを張って待っている…いわゆる、
ボックスワンと呼ばれるディフェンス布陣です。
花中はうちの得点源のほとんどが蒼木くんのミドルシュートということを
研究してきたのでしょう、ディフェンス力も全国クラスの
正村くんに張り付かれて蒼木くんまでパスが回らず、
なかなか得点ができません(>へ<)
戸惑っている間に点差がつきはじめ、8点差つけられたところで
監督が今日最初のタイムアウトを取りました…白中早くもピンチです(T_T)
■1999/08/09 (月) 最終戦!(2)
正村くんはリバウンドから3Pからドリブルシュートから
何でも一人で決めてしまいます(゜O゜;
ここまでの花中26得点中22点が正村くんの得点!
かっこいいところ見せる、と言っただけのことはあります、
とんでもない大活躍です(*.*
観客も大騒ぎだったけど…でもなんだろう、ユキのみたい正村くんは
なんかちょっと違う、そんなへんな感じがすこししました(; ;)
それはそうと、白中も手を打ってきました。
糸田部長が正村くんにマンツーマン、あとはゾーン…つまり、
白中のエース蒼木くんと花中のエース正村くん、
両チームともボックスワンで封じあうという展開です( ̄ω ̄;)!!
どっちも点が入りにくくなってきましたが、それでも白中は
久保くんの地味なゴールでじわじわ追いついてきます。
けっきょく前半が終わって35-32。かなりのディフェンス戦になってます(>_<)
■1999/08/10 (火) 最終戦!(3)
糸田部長のマンマークで爆発力は止まったものの、
それでも防ぎきることができません(T.T)
正村くんはほんとーにうまい、というか早いです。
気がつくとボールはゴールの中…(゜.゜;
内の攻撃も行き詰まってきた頃監督がようやく動きました、
黒竹先輩をツインシューターとして置く
「シューティング・スター」フォーメーション!(^o^)
ボックスワンゾーンの外から打つ、ノーマークの黒竹先輩のシュートは
いつも何千本と撃ってきた練習通りすぽすぽ決まります(^○^)
おかげで同点!(≧▽≦)
そこから、花中は崩れだしました。
というより、正村くんの運動量が明らかに落ちて(゜.゜;
前半は完璧に押さえられていた蒼木くんのシュートが爆発を始めたのです。
こうなると誰にも止められません!
最後の10分でなんと18点全部蒼木くんが一人で取ってしまい(゜O゜;
正村くんも必死でゴールを重ねますが一歩及ばずけっきょく78-74で辛勝、
白泉中学全国大会進出決定!!\(^o^)/!!
■1999/08/11 (水) お祭り騒ぎ!(@^0^@)
白中バスケ部はお祭り騒ぎ!ヽ(*^^*)ノ
体育館に飾り付けをほどこした即席会場でちょっとした立食パーティーです。
八重副部長は男泣きしてるし(^.^ ;
普段はポーカーフェースな毛室先輩まで今日ばかりは
口元がわずかに緩んでます。そりゃそうだよね、厳しい練習の果てに
全国にたどり着けたんだもん!!(*^_^*)

試合の帰り、負けちゃった正村くんに恐る恐る声をかけてみたんだけど…
そんなに落ち込んではなくて、ほっとした(^_^)
「君にいいとこを見せたいばっかりに、
いつの間にか俺は自己中心的なプレーに走ってたんだな…
チームを活かせるプレイを目指してたはずなんだけどね。
ま、俺もまだまだってことだな。ユキちゃん、白中の連中におめでとうと
伝えておいてくれよ。次は負けないとも。それじゃ」
と言い残して、正村くんは去っていきました(>_<)

で、白中の打ち上げなんですが。
誰か足りないと思ったら、ヒーローの蒼木くんがいなくなってるんです(゜O゜;
こういうの嫌いなのかな?…と思ったら、原因がなんとなくわかりました。
久保くんの隣に、ユキのクラスメイトのさやピーがいるんです(>_<)
蒼木くんは、女の子と楽しそうに笑う久保くんを見たくなかったんだ。
一瞬でそれを悟ったユキは気がつくと夜の体育館を飛び出してました。
■1999/08/12 (木) 乙女ちっく蒼木再び♪
蒼木くんは体育館裏の階段に座ってぼんやりしてました(>_<)
「久保くん、さやピーと上手くいってたんだね…あたしも知らなかったよ」
ユキが話しかけると、蒼木くんはめんどうくさそうに
「俺は知ってたよ」と返事しました。
「あの人のことで俺が知らないことなんかあるか」
「そっか…そうだよね」
それからユキと蒼木くんは無言で夜空を見上げていました。
雲一つない夜で、夏の星座がきれいにかがやいていました(^-^)
「言っておくけどな、同情なんかするんじゃねえぞ」
と蒼木くん。「久保先輩が今幸せなのは、俺がバスケ部を優勝させたからだ。
俺はあの人の役に立てたんだ。それで充分幸せだよ」

あ、蒼木〜〜〜〜〜!!(>_<。。。


こいつはどうしてこんなに乙女心をくすぐることばかり言うのでしょう(T_T)
この子に何か、何かしてやりたい!
今回もまたそう思ったあたしはまたしても突拍子もないことを思わず口に…
「あ、蒼木くん!!
今度の日曜日コミケ一緒に行かない!?
■1999/08/13 (金) 初めてのコミケ(1)
朝の9時にまさみちゃんがユキの家に迎えに来ました。眠いです(\_\;
朝から少し雨もぱらついていたし、ほんとは行きたくないんですが(^_^;
ユキたちの学校地区は新木場なので、有明ビックサイトは
電車で二駅という近さ。すぐ着きました。すぐ着いた、んですが…

なんじゃ〜この人の数は( ̄□ ̄;)!!

建物の周りを人が取り巻いてます!!信じられないくらいいます!!(゜.゜;
これだけの人の数を見ても
「ちょっと天気悪いからねーこれでも少ないほうだよー」と平然としている
まさみちゃん。こ、これで少ないの!?(-。-;)

一時間半ずーっと並んで待たされて、
ようやく列が動き出して中に入れたんですが…な、なんですかこの空間は!!
えっちな!
えっちな本がいっぱい!!(゜д゜;)

いつぞや行ったワンピースのイベント会場とは比較にならないでかさで
大人の女の人たちがえっちな本を売り買いしてるんです!!Σ(>o<;)
こ、この空間はいったい何なんだ!?とユキが戸惑っていると
「ほら、三枝先生の本が欲しいんでしょ?早く並ばないと」とまさみちゃんが
引っ張っていきます。えーん本はいいから早く帰りたいよ(T〜T)
■1999/08/14 (土) 初めてのコミケ(2)
三枝先生のブースはすでにすごい行列で、一時間待ちだって(T_T)
そこまでして欲しくもないんだけど…なんて今さら言える雰囲気でもないし(^_^;
いちばん後ろに並んでいたら、なんだか見本誌とかいうのが前から回ってきました。
三枝先生相変わらずのゾロ×サンジ、しかも無理やりもの(^-^;
サンジさんも嫌なら断ればいいのに…ゾロくんがしんけんな顔で迫ると
「お前が…望むならオレは……」
とか言ってるし(´∀`;)
でもでも、二人ともすごーーくかっこよく描けててしかもえっちで、
ユキはまさみちゃんの前でハアハアしないようにするのがやっとだったよー(>_<)
一時間後に本は完売ギリギリのところで買えました(^o^)
三枝先生は相変わらず取り巻きの人たちとホヒィーホヒィー言ってましたけど
関わると面倒臭そうなのですぐに逃げました(^-^;
ユキは男の人たちがえっちなことをしている本は正直言って大好きですが、
それを作っている人とかはどうしても馴染めません(^^;

けっきょく初日はその三枝先生のワンピース本だけ買って帰りました(^-^)
二日目の今日は大雨…さすがのまさみちゃんも誘ってきませんでした。
でもって明日はいよいよ最終日、「コスプレ」する日!
晴れるといいな!(〃^0^〃)/
■1999/08/15 (日) 初めてのコミケ(3)
コミケ最終日!(●^o^●)
きのうおとといと違って天気がよい!でも暑いです(^o^;
9時に新木場駅前に行くと、すでに正村くんが待っていました(*^_^*)
逢うのは都大会決勝以来でちょっと緊張してしまいましたが、
正村くんはいつも通りだったので安心しました。
「じゃ、行くか」と正村くんが改札をくぐろうとしたのですが
ユキは「待って、もう一人来るから」と止めました。
「もう一人?」と正村くん。
「遅刻するなってさんざん念を押したからもうそろそろ…あっ、来た!」
バス停からふてぶてしく歩いてきたのはTシャツにジーンズという
ラフなかっこうをした蒼木くんでした(^v^)
でも正村くんと目が合った瞬間二人揃って
「なんでお前が!?」と叫んでました(^_^;
お、驚かせてやろうと思って言わなかったんだけど…まずかったかな(^┰^;)ゞ
■1999/08/16 (月) 初めてのコミケ(4)
会場は初日を上回る大行列!!( ̄□ ̄;)!!
あれ以上の人混みなんてないと思ってたら、さらにすごいものを見てしまいました…
そんなに並びたがるほどコミケっていいものなんでしょうか(゜O゜;
正村くんは慣れたもので(^_^;
あっさり行列に溶け込んでましたが、初体験の蒼木くんはさすがにびびってました(^-^;
「な、なんだこりゃ、戦争でも始まるのか」と蒼木くん。
戦争…うん、ある意味戦争みたいなもんかも(^o^;
「なあユキちゃん、お願いがあるんだけど」と正村くんが言いました。
「お願い?」
「うん、ほんとはあきらめようと思ってたんだけど…
蒼木が一緒だし、二人一緒になら頼めるかなって」
「なに、何でも言ってよ」
「実はさ、今回狙ってる大手のCCさくら本が二冊あるんだよね。
一冊は俺が自分で並ぶけど、もう一冊はその後並んだんじゃとても間に合わないんだよ。
悪いんだけど場所教えるから、並んで買ってきてくれないかな」

えーーーっ!!
あたしが!?(´Д`;)
■1999/08/17 (火) 初めてのコミケ(5)
とほほ…けっきょく並ばされることになってしまいました(T.T)
せまい通路にむりやり行列作ってるから、おしくらまんじゅうでユキは潰されそうです(;^_^A
前も後ろも太ったメガネのお兄さんばかりで…
それになんだかつーんと鼻をつく刺激臭が(>。<)
前から見本誌が回ってきて、ぱらっとめくると
巨大な触手に全身からめ取られた全裸のさくらちゃんが見えたので
急いで閉じました。後ろのめがねのお兄さんに回したら
「き、き、キミみたいな女の子もこういうの興味あるんだぁ」と
声をかけられてしまいました。うう、帰りたいよー(T。T)
■1999/08/18 (水) 初めてのコミケ(6)
ううっ、なんとか正村くんのおつかいを無事すませました(T_T)
蒼木くんは退屈そうにあくびばっかりしてました…
そういえば、蒼木くんは男の子向けのエッチな本とか興味ないんだもんね(^_^;
男の子はみんなさくらちゃんみたいなかわいー女の子が好きなんだとばかり
思ってたユキですが、世の中の広さを蒼木くんが教えてくれました(^.^ ;
「じゃあ、正村くんと合流しようか、蒼木く…?」
ユキが声をかけようとすると、蒼木くんは奥のブースをじっと見つめていました。
そこには同じカードキャプターさくらはカードキャプターさくらでも、
上半身裸で抱き合ったさくらちゃんのお兄ちゃんとお友達の雪兎さんの大きなポスターが…
「あ…蒼木くん、あれに興味あるの?」と聞くと蒼木くんはちょっと赤くなって
「わ…悪くねぇかもな」と呟きました(゜O゜;
しょうがないので、ここまでつきあってもらったお礼として
ユキがお金出して買ってあげましたよ、桃矢×雪兎本。
蒼木くんはすごく嬉しそうだった…よかった(^.^ ;

正村くんと合流。どうやらお目当ての本は買えたみたい(*^^*)
三人で今度はまさみちゃんと合流しようと移動を開始したところ
突然通りかかった行列の太ったお兄さんがばたっと倒れました(゜O゜;
しゅうしゅうと汗を吹きだして、まるで子豚の丸焼きのよう…
「ああ、熱射病だ。よく見ておきな、夏コミの名物だよ」と正村くん。
め、名物なのか(-。-;)
■1999/08/19 (木) 初めてのコミケ(7)
まさみちゃんが先に来て待っていると言っていた屋上に行ってみたら…
へ、へんなかっこうした人たちがいっぱいいる!( ̄□ ̄;)!!
ユキは市民祭りの仮装大会を見たことがありますが、今日のはその比ではありません!
みんなして色とりどりのすんごい派手な格好してます!!
全身ぴったりしたゴムみたいなスーツに青いカツラの女の人とすれ違ったので
ユキが振り返ったら正村くんが「あれは綾波レイだよ」と教えてくれました。
く、くわしいのね正村くんは(^_^;
なんかセーラームーンの制服を着て走り回ってる男5人組とか普通にいます(^_^;
でも全体的にはなんだかせくしーな格好したメイド服の女の子が多くて
カメラを持った男の人たちに囲まれてるのが印象的でした(・。・)
ぼーっとしてると人の波にはじき飛ばされて大変です。
なんだかすごいところに来ちゃったなあ…と思ったら横に正村くんがいない!(゜.゜)
はぐれちゃったのかな?と思って辺りを見回したら正村くんは
娘にさくらちゃんの格好をさせて連れてきた美人お母さんと仲良くなってやがりました凸(´д`)

それにしても、まさみちゃんがいない…どこにいったのかなぁ?
■1999/08/20 (金) 初めてのコミケ(8)
「もうユキちゃん、さっきからなにウロウロしてるのよ?」
ユキが屋上を駆けずり回って数十分、
まさみちゃんのほうがユキを見つけて声をかけてきてくれてたのですが
振り向いたユキがそこで見たのは、えっと…

誰?この堕ち武者(゜.゜;


平安貴族の衣に烏帽子、までは確かに佐為なんだけど…長髪のカツラと
まさみちゃんの顔のバランスが取れてないというか…アハハ…(^_^;
本人はイケてるつもりみたいだからそっとしとこうかな…(^-^;
「約束通り、ナミちゃん仕様のTシャツ持ってきてあげたわよ。
あとこれ、例のゾロ衣装一式。貸すだけだからね」
まさみちゃんはまたしても「ANIMATE」と書かれた紙袋をごそっとユキに手渡しました。
「あ、ありがとう…」
「更衣室はいっぱいだから、トイレで着替えなよ。Tシャツだけだしさ」
「うん、そうする」と言ってユキが去ろうとするとまさみちゃんは
なんであたしにはカメコが寄ってこないのかしら?
こんなにばっちり決めてるのに」と呟いてましたが聞こえなかった振りをしました(^_^;
■1999/08/21 (土) 初めてのコミケ(9)
トイレも行列でしたが、頑張って並んでTシャツに着替え、
髪の毛をあげてナミちゃんくらいのセミロングな感じにしてみたら…
け、けっこうあたしイケてるんじゃないかなあ
なんて思えてきちゃったりなんかしたり(ノヘ;) テヘヘ

待ち合わせの屋上広場入り口に戻ると、コスプレ慣れした正村くんが
いつもの麦わら帽子でルフィを決めていて、すでにせくしーな
メイド衣装の女の子たちにちやほやされてました(X_X)
ユキの近づく隙もない…と思って声をかけれずにいたら正村くんのほうが
「あ、ユキちゃん!おー、ナミ似合ってて可愛いねやっぱり」と
近づいてきました。か、可愛いだなんて!てれますなぁ(;^_^A
取り巻いていた女の子たちは面白くなさそうな顔してユキを見てます。
そりゃあたりまえだよなぁ…申し訳ない、と思ったのもつかの間、
女の子たちは正村くんの時よりもっとキャーキャー騒いで一人の男の子に
駆け寄っていきました。誰だろう、と見てみると…
あ、蒼木くん!
ゾロの腹巻き超似合ってる!(゜o゜;
■1999/08/22 (日) 初めてのコミケ(10)
正村くんのルフィ、あたしのナミ、そして蒼木くんのゾロ…
三人揃うと妙にそれっぽくて、なんだか変な感じです(^.^ ;
特に蒼木くん、ちょっと歩いただけですぐに女の子がよってくる!
ユキは邪魔だとばかりに弾かれてしまいました(X_X)
女の子にきょうみのない蒼木くんは憮然とした表情してますが
それがまたゾロっぽくてかっこいいとか言われてる…うーむ(^_^;
で、蒼木くんを遠巻きに見ていたユキの背中をふいにつんつんとつつく感触が!
振り返るとカメラを持った眼鏡の太ったお兄さんたちが三人。
「ねぇお宅、それワンピのナミだよね?
よかったらボク達に写真撮らせてくれないかな」

ええーーーっ!
ゆ、ユキを撮りたいの!?(゜.゜;

想像もしてなかったのでユキはすっかりうろたえていたのですが
お兄さんたちは勝手に「じゃ、そこでポーズ取って」と撮影準備に(゜O゜;
とりあえずとっさにナミっぽく腰に手をやってかっこつけてみたところで
パシャッパシャッ。

す、すっごい気分いいんですけど(゜∀゜)
■1999/08/23 (月) 初めてのコミケ(11)
それからのあたしは熱に浮かされたようで、よく覚えていません(^_^;
きっとあたしも熱射病にやられてしまったんでしょう。
カメラを持った男の人たちに求められるがままにポーズを取って、
シャッターを切られて…それがもう、たまらなく快感でした( ̄ω ̄;)
「ワンピースのナミ」としてシャッターを切られてる瞬間、
あたしはあたしであってあたしでない、その感覚はまるで麻薬のようです。
こんな素晴らしい世界がこの世にあったなんて思いもよりませんでした。

あたしはようやく、
本当の居場所を見つけたんだ!


あたしは陽の沈みゆく有明の海に向かって
そう叫びそうになるのをこらえるのがやっとでした(;^_^A

正村くんも蒼木くんもすっかりモテモテでコミケを満喫したようです。
出かける時は口を聞かなかった二人、合流した頃にはすっかり仲良しさんでした(^_^;
忘れてた、こんな素晴らしいイベントを教えてくれたまさみちゃんにも感謝!(^v^)
冬コミはもっと気合い入れて行くぞー!(^O^)/
■1999/08/24 (火) ここ一週間のまとめ・その1(^.^ ;
えーと、そんなわけで超楽しんできてしまったコミケなんですが、
11日ぶんも日記を使ってしまってここ一週間のことが報告できませんでした(^.^ ;
いろいろあったのですが、まず女子バスケ部は予想通り
りかっちが新部長に決定いたしました!(*^^*)
実力、人望ともに持ってる点で当然の人選でしょう(^-^)
親友が選ばれてユキもすごくうれしいです。
これからは新部長を立てて頑張るぞ!(^^)/

それでそれで、それより大変なことがあったんです!
蒼木くんが、都の補助金でアメリカにバスケ留学したいなどと言い出したんです!(゜.゜;
全国進出を決めて浮かれムードだった男子バスケ部はそれで急に大騒ぎ(>_<)
確かに蒼木くんは予選大会の得点王だし行く資格は充分あるんだけど…
ユキは行って欲しくないです。友達として、離れるのは淋しいのです(T_T)
監督も「まだ時期尚早です。君はまだここで基礎を学ぶべきです」と言いましたが、
蒼木くんの決意は固いようで…
周りの先輩達もみんな止めました、特に久保くんは熱心に。
そしたら蒼木くんが言ったんです、
「それなら久保先輩、俺と1on1、10本勝負してくださいよ。
俺が負けたら素直に日本に残ることにしますから」って(;´Д`)
久保くんは受けましたが、その結果は…
なんと誰の目にもわかる蒼木くんの圧勝( ̄□ ̄;)!!
大会からわずか数日しか経っていないのに、
苦手のはずだったディフェンスまで格段に上手くなってる…
みんなが浮かれている間にも、蒼木くんはかげで必死に練習してたんですね。
これはあたしたちには彼を止める資格なんてないのかもしれません(T_T)
■1999/08/25 (水) ここ一週間のまとめ・その2(^.^ ;
蒼木くんのアメリカ行きはなんだか本格的に動き始めてしまってきてます…
ユキは問いつめたんです、「久保くんにフラれたから、逃げるの?
そんな理由でアメリカ行くなんて、それで蒼木くんはいいの?
白中バスケ部のみんなのこととか、あたしと友達になれたこととか、
そうゆうのってそんな簡単に捨てていけるほど軽いもんだったの?」って。
蒼木くんは何も答えてはくれませんでした…(T_T)
もう、あたしでは彼を止められない。そう思ったユキは、藁にもすがる思いで
正村くんに連絡しました。正村くんは事情をすっかり聞いた後で、
「…8時には白中に向かう。すまないけど蒼木の野郎に、
体育館で待ってろと伝えてくれないかな」と言いました。
「正村くん、止めるあてあるの?」
「あいつの性格からして、俺に負けたら意地でも行くのは取り止めるだろうよ。
そういう奴だ。まあ正直今の奴相手じゃ100%俺が勝つとまでは宣言できないけどね、
やれるだけやってみるよ。それより、俺が勝って無事蒼木を引き止められたなら、
ユキちゃん、ごほうびをくれないかな」
「ごほうび?」
「闘いの後のごほうびといったら、お姫様の祝福のキスに決まってるじゃないか」

き、キスぅー!?(゜_。)?(。_゜)?
■1999/08/26 (木) 宿命の対決!(1)
約束通り、8時に正村くんが現れました…
みんな練習終わって帰ってしまった後で、学校全部でも残っているのは
もうあたしたちだけなんじゃないかというくらい辺りは静まりかえっています(・_・;)
「勝負は1on1でいいな」とTシャツに着替え始める蒼木くん。
いつの間にかすごい背筋がついてます(゜O゜;  やっぱ人一倍頑張ってたんだなぁ…
「ああ、なんだってかまわねえよ」と正村くんも
ワイシャツを脱いでTシャツ姿に。「どうせ勝つのは俺だ」
「フン、都予選の時の俺のままだと思うなよ、痛い目に遭うぜ」
「それはこっちも同じことさ…じゃユキちゃん、勝負開始の笛を。
審判は君に任せる。公正なジャッジ頼むよ」
えーん、ユキは審判なんてこなせる自信ないんですが(>_<)
とにかく勝負開始です!

まずは蒼木くんの先攻のようです。落ち着いたドリブルで機会をうかがいます。
正村くんは相変わらずどっしりしていて隙のないディフェンスです!
「お前の弱点はわかってんだよ。
ファウルすれすれで泥臭く中に切り込むプレイを嫌う…つまり、固く守られたら
結局最後はミドルシュートに頼るしかないってことだ。
いくらお前が天才でもな、最初からミドルが来るとわかってりゃ簡単に止められるんだよ」
「それは過去の話だとさっき言っただろう」
蒼木くんがそう言った瞬間、急に正村くんの前から消え去りました(゜o゜
ユキと正村くんが慌てて辺りを見回し始めた時にはもう、
パサッと乾いた音を立ててゴールネットが揺れていました(゜.゜;
「…参ったねこりゃ」
正村くんがにがにがしそうに頭をかきむしります。だ、大丈夫か〜( ̄ω ̄;)!!
■1999/08/27 (金) 宿命の対決!(2)
後攻の正村くんはやっぱり久保くんが負けた時と同じで、
予想外の蒼木くんの隙のないディフェンスに戸惑ってますo(;-_-;)o
「おい、そろそろ30秒だぜ」と蒼木くんは余裕の表情。
「うるせえっ」と正村くんは強引に切り込んで決めますが…
ピピーッ! ユキが笛を吹きます。
「ま、正村くん、オフェンスチャージングです。肘が当たりました」
正村くんは皮肉そうに笑って
「ちぇっ、やっぱ見えてたか。ユキちゃん、いい仕事するよ」と言いました。
そ、そんなこと言われてもユキは困るのです(-。-;)y-
ともかく、ゴールは無効でけっきょく蒼木くんがリード…まずいですまずいです!

その後も蒼木くんは決め続け、
正村くんもなんとか苦しいシュートで決め食い下がるのですが…最初のビハインドが
どうしても縮まりません。
いよいよ後がないところまで追い込まれてしまいました(>。<)
「ま、正村くん…」
肩で息を始めた正村くんにユキが心配そうに声をかけると、
「大丈夫…ようやく突破口がみつかったところだ」との返事。
もうあとがないんだけど大丈夫なのか(>_<)
■1999/08/28 (土) 宿命の対決!(3)
「やっとお前の弱点がわかってきたよ」
決めれば勝ち、という蒼木くんの最後の攻撃で、正村くんは自信たっぷりに言いました。
「ほう、なら勝負がついたら教えてもらおうか」
そう言ってまた蒼木くんが消えようとした瞬間、ばちっ!というすごい音とともに
ボールがてんてんと後ろに転がっていきました(゜O゜;
蒼木くんもなぜ取られたのかわからず呆然としているようです。
「その超高速ドリブル、急な練習で身につけたんだろ?
抜きかたがワンパターン過ぎるんだよ。さっきから一回もフェイクがない。
入れないんじゃなくて入れられないんだろ?余計なことするとスピードが落ちるから。
フェイクがないとわかっていれば、
抜き去ろうとする瞬間のボールの位置にしっかり手を出してさえいれば止められる」
「くっ…」
どうやら図星だったようです(+_+)
「そんな付け焼き刃のバスケで本場に挑もうなんて10年早えんだよ。
そんな寝言は、少なくとも俺に勝てるようになってから言え」
そう言って正村くんは小さなフェイクを二つ三つ入れた直後に
蒼木くんばりの高速ドリブルで鮮やかに抜き去ってゴールを決めました!(@^0^@)
その次のターンの蒼木くんは苦し紛れのミドルシュートを外し、
後攻の正村くんが危なげなく決めて大逆転勝利!!o(> w <)〇゛
■1999/08/29 (日) 闘い終わって…
死闘を終えた二人は汗だくで、夜の体育館に横たわっています(^_^;
「…負けるはずがなかったんだ」と蒼木くん。
「俺は日本一上手くなってアメリカに行くはずだったのに…
お前ごときに負けてりゃ世話ねえな」と皮肉そうに笑います(;_;)
「…実力は互角だったよ」と正村くん。「でも俺が勝って、お前が負けた。
その差はどこから来てると思う?」
「知るか」と蒼木くん。
「お前は大事なものを捨てるために闘って、俺は手に入れるために闘った。
その差だよ」
「…勝手にほざいてろ」
そう言って蒼木くんはよろよろと体育館を去っていきました…

「で」と正村くん。「ユキちゃん、ごほうびをもらう約束」
うわ、そうだ忘れてた( ̄ω ̄;)!!
■1999/08/30 (月) ファースト・キス(≧∀≦)
誰もいない夜の体育館、正村くんと二人っきり…

こ、このシチュエーションはやばい(=_=;)

気まずい沈黙に耐えかねてユキが喋ろうとするのとほとんど同時に正村くんが喋りだしました。
「…ユキちゃんの中では、まだ俺は友達のままなのかな」
ユキはしばらく考えて、答えました。「…わかんない」
「正村くんのことは好き。これはほんとの気持ち。
正村くんはちょっと変な人で、コスプレ好きのオタクで、
三度の飯よりカードキャプターさくらが大好きという筋金入りのロリコンだけど…
でも、ユキは正村くんといると安心する。こういう気持ちになれる男の人って、
たぶん正村くんが初めてだよ。
ほんとに、いつも一緒にいてくれてありがとうって、心から思う。
でも、それが『好き』ってことなのかどうかは、あたしにはわかんない…」
正村くんはそんなユキの頭にぽんぽん、と軽く手を乗せてきました。
「それってユキちゃんらしくていいじゃん。俺、ますます好きになったよ」
正村くんはユキの目をまっすぐに覗いてきます。
「いまは一番の男友達、ってポジションなんだろ?前よりちゃんと上がってるじゃん。
だったら俺、これからもっと上を目指すよ。
すぐにユキちゃんにとって一番大事な彼氏、になってみせるよ。
だって俺、天才だからね」
うーん、相変わらず自信満々な奴(^_^;
正村くんらしいな…そう思ってる間に、正村くんの唇がどんどん近づいてきて…
あたしは避けようともせず、目を瞑ってその瞬間を待ち望むのでした。
あ…そういえば、これってファースト・キスなのかぁ(≧∀≦)
■1999/08/31 (火) ユキの恋愛はこれからだよ!(^o^)/~~~~~
というわけで、
ユキは正村くんと正式におつきあいすることになったのでした(^.^ ;
といっても今までと何が変わるというわけでもないんだけどね。
少なくとも、お試し期間はもうおしまい。
これからしばらくはユキが、正村くんのカノジョに相応しいいい女になれるように
頑張ってみる期間になるの…なんちゃってなんちゃってq(≧∇≦*)(*≧∇≦)p
これからも恋に部活にコミケコスプレに、ユキは頑張ります!
勉強は…まあ適当にね(^┰^;)ゞ

蒼木くんは無事、白中に残ることを決めてくれたみたいです。
ご迷惑をおかけしてすみませんでした、と監督に深々と頭を下げていました!
あ、あの蒼木くんが…変われば変わるものです(-o-;)
職員室を出てくる蒼木くんを心配そうに迎えたユキに向かって、
蒼木くんは言いました。
「勘違いすんなよ、別にお前等のために残るわけじゃねえぞ。
俺には新たな目標ができたから残るんだ」
「わかってるよ」とユキ。「正村くんに勝ちたいんでしょ?頑張ってね、応援するから」
「それもあるけどな」と蒼木くん。「一対一で勝つのも目標のうちだがな…それより、
好きになっちまったんだよ、アイツのこと。

アイツを連れて、アメリカで一緒にプレイする。
それが今の俺の目標さ。なにしろ聞いた話だとよ、
向こうじゃ男同士でも結婚できるらしいじゃねえか

こ、恋のライバル出現!?(゜.゜;


なんだか、これからもユキの恋愛は波瀾万丈のようです(;^_^A
でも負けないぞぉ!恋する乙女は無敵なのだーー!!ヽ(*^^*)ノ

ユキの恋愛日記  ―完―
かんそうはここからおねがいします!