美少女わんさか☆日記

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10月3日(水)

 なんつーかもうちぃの形態を完璧に再現しているならぶっちゃけもうダッチワイフでもいいとか考えるようになってきた。どうせ拾ったパソコンという設定なんだし、喋らない・動かないなんてハンディキャップくらい愛でカバー、みたいな? 5万円くらいで出たら買ってもいいな、なんてわりと素で考えたりもする気持ちの良い10月の秋風でした。

 ていうかリアルドールでボディをオーダーして、後はアキバで買ってきたCPUとかハードディスクとかを無理やり内蔵に詰めこめばいちおう「セックスもインターネットも可能な美少女型パソコン」は実は現状でも作れる。リアルドールのクオリティについては今さら言うまでもないだろう、初めて名を聞いた人は公式ページにサンプルがいくつか載っているので自分の目でそのクオリティを確かめるといい。身体のパーツごとに個別オーダー可能なので、ちぃの顔も再現不可能ではない。
 ただしこれは一体につき約100万円かかる。この出費は痛いが、ちぃを作るからには現時点で最高の技術を持つリアルドール製ボディはやはり必須だ。素直に100万貯めよう。
 100万払ってようやくちぃのボディが届いたら、さっそく肉体改造だ。体内のシリコンを必要最低限だけ慎重にくり抜き、内部にパーツを配置。ボディの耐久性と放熱処理の問題を考えるとどうしてもパーツサイズは小さくなり、スペックはノートパソコンに近くなるだろうがこれは仕方ない。最後は耳にモニタ接続用のコードを収納すれば完成。パーツを一通り揃えるのに約20万円、改造経費その他もろもろ込みでしめて150万円でちぃは作れる、と僕は今ここに宣言したい。
 毎日ちぃにメールを読んでもらい、ちぃでネットし飽きたらセクース、ていうかむしろネットしながらセクースなんて引きこもりの夢をそのままに再現した生活が手に入るのなら150万くらい大した出費じゃないだろう。誰か挑戦する猛者はいないものか。

10月4日(木)

 昨日のリアルドールのパーツ別オーダーシステムを見て思ったこと。もし自分の理想の顔、理想の体型、理想の胸、理想の生殖器を全て兼ね揃えた100%の理想女体を手に入れ毎日いつでも好きなだけセックスできるようになったとして、僕はそれに果たして何日で飽きるだろうということ。これはなかなかに深い問題のような気がする。つまりどれだけ人間を超えた理想のモノが存在しようともそこに「心」がなければ人の代わりにはならないんだ、ということで…ってこれちょびっツのテーマと一緒じゃん!! 俺の思考レベルはしょせんCLAMPと一緒なのか!? 鬱だ氏脳。

10月7日(日)

 僕がたまに電車に乗ろうと駅に行くときまって人身事故でパニクっているのだが、なんか悪い霊でも憑いてるのだろうか。大学受験に向かうときすら目の前で事故られた経験があるくらいだから、この運の無さも相当なもんである。
 一番ムカつくのは遠回りな別路線経由を選択したとたん運転復旧しやがること。これだけはマジギレしてしまうのでまだ遅れた電車が到着するのを待っているほうがいい、と待つのだが、待ったら待ったで全然復旧しないのがまたムカつく。一昨日も山手線で1時間も待ってしまった。一度待つと決めたらもう意地になってしまうのだ…それでいつもとんでもなく遅刻してさんざんな目に遭ってきてるのだけど。
 マジでもう飛び込み人身事故多すぎるので、せめてもの対策として電車に地獄のローラーでもつけてみたらどうだろうか。キン肉マングレートをミンチにした悪魔超人サンシャインの胸についていたアレだ。アレを電車の前面部につけて飛び込む馬鹿を超強力ローラーで強制収容してしまうのである。取り込んだ死体は電車の中に収まり後でまとめて処理できるので、何人飛び込もうが運転を止める必要はなくなるではないか。鉄道関係者は今こそキン肉マンに習うべきである。いつだって物事の真理は古典の中にすでに記されているものなのだから。

10月9日(火)

 ジオが「これからお前等の預けた物は全て俺様も使う権利あることなったからヨロシク」などというふざけたこと抜かし始めて「えーーーっ!?」という漫☆画太郎作品ばりのショックを受けている我々ネット中毒者たち(全員まとめて逝って良し)ですが、これは例えるなら「学校に通わせてやってるんだからこれから校長は女子更衣室のロッカーの中の下着はいつでも取り出して嗅いでいいことになった、よろしく」と言ってるのと同じじゃないですかね? な、なんて羨ましいんだジオシティーズ!! てことはジオにアップされたエロ日記でさえあればジオ関係者は作者に無断で勝手にヌいていいんですね? 「この女が日記で言ってる『ダーリン♪』というのは実は俺のことだ」と正当に妄想する権利があるんですね? ずるいずるい…と思ったけどそれは僕も無断でこっそりやってることだから別にいいやと思った。

10月11日(木)

 自衛隊の後方支援問題が騒がれてますが、AVを見るとき男優さんの射精シーンに合わせてシコりこちらも数秒遅れで発砲するのってある種の後方支援ではないか? などと最近不謹慎なテロネタばかり思いつく中で一番まともそうなのをアップしてみた雪男です。こんにちわ。

 ていうかマジで炭疽菌テロ怖いんですけど。ワクチンも治療法もまともにないんじゃやられたらお終いじゃないですか。こうなるともう人の集まるところには近づかないほうが賢明…政府は「緊急引きこもり法案」でも通すべきです。全ての人類は自宅に引きこもる。会議も商談も友達づきあいも全部ネットで。人の集まる場所がなくなればテロリストもパニックの起こしようがないわけで、万事解決めでたしめでたし。どうやら僕は自分でも気がつかないうちに時代の先端を行っていたみたいだよ。引きこもりマンセー。

10月14日(日)

 セリエAを観ながらちょびっツを読むというアクロバティックな夜更けを過ごしていたらやたら疲れました。試合も漫画も大白熱、息つく暇もありませんでしたよ、ええ。

 さて皆さんもご存知の通りちょびっツちぃの髪の毛は身長より長いという超ロングヘアなわけですが、これはおそらくはバービー人形を意識しているのではないかなというのが僕の脳内では定説なんですね。パソコンであるという設定を考えるとこの説はかなり信憑性が高いと思われるのですがここまで話してから読者はあまりの話題のどうでもよさにそろそろ抗議の投石でも始めたがっているのではないかという僕の被害妄想がどんどん膨らんできたのでこの話題はこの辺で早々に切り上げてとっとと本題に入りますが、僕は髪の長い女の子が好きです(本題)。昔から日記でさんざん言ってきてるような気がしますが、「くくる・結う」という男にできない女の子だけの髪型を見せつけられることによって嫌でも性差を意識させられてしまうというか。とにかく僕は長い髪が好きで、それを結わいたりくくったりする髪型はもっと好きなのです。日頃ここを愛読している女子中高生の皆さんはよく覚えておくとよいでしょう。

 で、ちぃたんはなんと身長以上、少なく見積もっても130cmに近い長くて綺麗な髪を持っているわけですよ。130cmですよ、130cm。もうね、アホかと。馬鹿かと。キャラ立てのためとはいえそんなに極端に長くしてどうすんだ、それじゃポニーテールも三つ編みもできねえじゃねえか萌えらんねぇじゃねえかと言いたいわけですよ。そこでまたブチ切れですよ。
 しかしせっかくの130cm美髪、なんとかして有効に活用できないものか…と思い悩んだ結果、ありましたよ有効な活用法。僕の手足を全身グルグルに巻きとってもらうんです。ちょびっツ通の僕に言わせてもらえば今の願望はちぃたん自身にぐるぐるに縛られて拘束、これだね。これが最高。ま、素人にはおすすめできないけどね(当たり前です)

10月16日(火)

 すっかりアヴァンギャルドの代名詞として定着した感のある「肉骨粉」なる単語ですが、美少女をすりつぶした肉骨粉が喰いたいという領域に辿り着いている猛者は僕の他にどれだけいるのだろう、なんて秋の夜長にひたすらネットをしながら考える雪男です。こんばんは。秋の夜長も何もネットならオールシーズン夜通しやってますけど。

10月17日(水)

 ちょびっツファン待望(?)のフィギュアですが、想像以上のデキにびっくりしました。ちょっとちぃの瞳がアニメっぽくなってるのが気になるくらいで、その他の要素は文句のつけようがないほどに素晴らしい。すももが凄いですね、原作サイズ実物大なだけに嫌でもその再現性の高さがわかります。しかし僕でなくてもみんな思うことなんだろうけど、このすももちょっと手つきが危ないです。シャーペン以外の違うモノを抱えさせようと試みる不届き者どもが続出するに1万ペリカ…ていうか僕もやりますけどね。あーシャーペンとサイズピッタリでよかったー!!

10月19日(金)

 狂牛病パニックでついに全国の牛全部を一斉検査という異例の事態が騒がれる日本ですが、もし僕が総理大臣になったら一度日本全国全ての女性の膣検査でも実施して支持率50%(男100%女0%)を達成してみたいなぁなんて思ったり思わなかったりしている今日の雪男です。こんにちは。政党はもちろん自由美少女党で。

 マジな話、この辺でそろそろ理不尽なエロ規制の構造改革に立ち向かう漢気のある政治家は出てこないものですかね。駅前の選挙カーの上でも「私は先日kanonをクリアし号泣いたしました。ぜひ次回作では〜」なんて演説してくれたらみんな立ち止まるだろうし(いろんな意味で)、僕らとしても親しみだって沸くじゃないですか。もちろん名刺はちょびっツ3巻おまけのカードホルダーから出して配るのが通のやりかたかと。女性層の支持がどれだけ集まるかが勝敗のポイントになりそうです…ていうか駅前でそんな演説したら怒れる民の投石でケガしてリタイア決定だろとか今思った。

10月20日(土)

横浜ドリームランド2月に閉園追悼文
『ヘイヘイおじさんの思い出』

 横浜ドリームランドについて手っ取り早く解説すると、要は1964年に作られたディズニーランドの無許可パクリ遊園地である。当然本家ディズニーからはライセンス関係で相当睨まれたらしく、その辺りにも実に面白い逸話がたくさんあるのだがそれはまあ今回の話とは関係ないので置いておくとして、とにかく横浜ドリームランドは37年前の時点では日本で唯一カリブの海賊に乗れるオシャレ遊園地であった。毎日園内を兵隊さんが勇ましく行進し風船が飛び交い、それはもう賑やかなもので訪れる家族は皆笑顔で帰っていったものだった。そして何もなかった土地にドリームランドを中心にしてホテルが建ちスーパーが建ち、ついにはモノレールが敷かれ、交通整備も進められそこら一帯は住宅地として華々しく売り出された。全ては順調にいっているかのように見えた。
 が、悲劇は起こった。大工事の果てに完成したドリームランド・モノレールは設計ミスで支柱がモノレールを支えきれないことが判明し、開通からわずか1年5ヶ月で全面運転休止になってしまったのである。住民は当然激怒。当たり前である、交通の便が約束されたから高い金払ってマンション買ったのだ。それが動かなくなっちゃいました、最寄り駅は徒歩一分から車で数十分になっちゃいましたと言われてキレないほうがおかしい。しかし鉄道側から住民には結局満足のいくフォローもなく運転も結局再開されることがないまま、住民の泣き寝入りという形でなんとなく沈静化し現在に至っている。この35年前に起きた事件がまずドリームランドの悲劇の序曲となるのであった。



 さて、僕は小学校にあがるくらいまで、ドリームランドから自転車で10分程度の場所に住んでいた。そこはもうど田舎もど田舎、四方八方全てに地平線が見えるほどに畑しかないところで、だめ押しをするかのように僕の家はというとトイレは水洗じゃないわ風呂にシャワーはついてないわともう漫画みたいな貧乏長屋であった。当時の僕は心からその家が嫌いで、引っ越したい引っ越したいと呪文のように唱えていたことを覚えている。
 そんな僕にとって唯一の心の慰めがドリームランドだった。遊園地の近くに住んでいる人なら身に覚えのあることだと思うが、付近の住民には日頃の騒音や交通渋滞等の謝礼代わりにしょっちゅうタダ券が回ってくるのだ。これを僕は利用しまくった。とにかく利用しまくった。友達のぶんまでもらって通いまくった。怖がりなので派手に落ちたり上ったりする乗り物には乗れなかったが、それでもよかった。ただそこらへんをウロウロして、華やかで楽しげな空気を満喫できるだけで僕は満足だったのだ。夏には園内の大きなプールに入り、冬にはスケートもした。カリブの海賊もどきには50回くらい乗った。ドリームランドは当時の僕にとって、まさに庭だったのだ。

 本当は一つ一つの乗り物について詳しく解説していきたいところだが長くなるのでぐっとこらえてそろそろ本題に入ると、ドリームランドには入場してすぐの目立つ場所に「ミュージックエクスプレス」という乗り物がある。コーヒーカップと同じ原理で車がぐるぐる高スピードで回転する、ただそれだけのアトラクションだ。とはいっても、今でこそ古臭く痛んでいるが当時はピカピカで、休日にはそれなりに行列ができる程度には人気があったのだ。傍目で見てもけっこう怖そうなので僕は怖じ気ついてはいたが、それでも勇気を出して乗ってみることにしたのである。なぜなら「ヘイヘイおじさん」と一緒に歌ってみたかったからだ。
 「ヘイヘイおじさん」とは何者か? ミュージックエクスプレスの名物としていつの間にか有名になっていた人物なのだが、いつから現れたのか本当は何をしている人なのか誰一人素性を知らない、というゴルゴ13のようなオッサンである。彼の仕事はアトラクションが動いている間ひたすらマイクで煽って盛り上げる、というもので、それ自体はどこの遊園地でもやっていることで特に目新しいことではない。しかし彼にはどういうわけか、アトラクションの興奮が絶頂に達するとき必ず小泉今日子の「学園天国」を口ずさむという慣習があったのである。「よーしみんな盛り上がってきたかい? いくぜ!」などと前口上を置いた後、実に情けない声で

「ヘーイヘイヘイヘーイヘーイ」

  と歌い出し、高速回転中の客にマイクを向けるのだ。お客さんは彼にマイクを振られたら必ず同じように「ヘーイヘイヘイヘーイヘーイ」と返さなければいけない。返さないと「どうしたどうしたー、元気出してもういっかーい」などと言われて再びマイクが向けられてしまうのだ。これはたまったもんじゃないのでみんな歌う。「ヘーイヘイヘイヘーイヘーイ」。するとオッサンは実に満足げな声で「オーケー、サイコーに盛り上がってるぜ」などとほざくのだ。この一連のやりとりが実に楽しくて、僕はいつも柵の外からオッサンのハイテンションっぷりを眺めていた。そしてついに自分も歌ってみたくなって、わざわざ並んで乗ることにしたのである。
  係員がレバーを引いて、車が動き出す。最初はゆっくりゆっくりとコースを周回するだけだったが、だんだんスピードが上がり横Gがかかってきて…ていうかちょっと待て、ムチャクチャ酔うんですけどコレと僕は心の中で叫んだ。右に左に内蔵が持っていかれるので正気を保つことすら難しい。外から見る速度は大したことはないが、体感速度は凄まじく早いのだ。僕は軽はずみに乗ってしまったことを後悔した。もう勘弁してくれ、下ろしてくれという気分の時、ヘイヘイおじさんがついに歌い出す。「ヘーイヘイヘイヘーイヘーイ♪」
 周りの子供たちは実に楽しそうに歌を復唱する。なんでみんなそんな余裕でいられるのか一人ずつ問いつめたいくらい気持ち悪かった。もうほんとお願いだから緊急停止してくれ、そう祈ったとき、ヘイヘイおじさんはノリノリで言った。
「オーケー、今度は逆回転だー」
 逆回転!? 僕は思いだした、本当の恐怖はまだこれから始まるのだということを。やがて車は後方に向かって動き始め、すぐに先刻と変わらない速度までスピードを上げ続けた。もう僕には生きる気力は残っていなかった。遠ざかる意識の中かすかにヘイヘイおじさんの歌を耳にし、僕は気を失った。

 アトラクションが停止してもぴくりとも動けずにいた僕は係員に助け起こしてもらい、よたよたと階段を下りた。もういつ吐いてもおかしくないくらいに衰弱した状態で、僕は確かに聞いた。ヘイヘイおじさんの「ボクー、大丈夫?」という声を。そのときの僕は返事ができる状態ではなかったので結局何も言わなかったけれど、もし口を聞けたらやはりこう言っていたと思う。「この乗り物狂ってます」と。そして僕は這うようにトイレに向かい胃が空になるまで吐き続けた。この先遊園地に行くことがあってももう二度と回転系の乗り物にだけは乗るまい、このとき僕はそう胸に誓ったのである。

 

 最後にドリームランドの末路についていちおう少し捕捉しておく。ドリームランドの衰退は開園から19年後の1983年、千葉に本家ディズニーランドが開園した頃から始まる。ついに本物のカリブの海賊に乗れるようになってしまったのである。こうなると元々USAディズニーの劣化コピーであったドリームランドに勝ち目があるはずもない。何より致命的だったのは交通の不便さがいつまでも改善されなかったことだろう。ディズニーランドの大盛況ぶりとは対照的に、ドリームランドの客は年々減り続ける一方だった。30年以上前のアトラクションを今さら入れ替える体力もなく、かくして当時最先端だったドリームランドはついに「レトロな味わい」という不名誉な称号をかろうじて手にする寂れた三流遊園地に成り下がってしまう。今ではホテルは廃墟と化しすっかり心霊スポットとして有名になってしまったし、あれほど勇ましく歩き回っていた兵隊さんもいつの間にか一人もいなくなってしまった。そしてヘイヘイおじさんも、ドリームランドの栄光とともにいつの間にかひっそりといなくなってしまった。今ミュージックエクスプレスに行くとなんと、カセットテープでおじさんの声がかかるのである。つい半年前に久しぶりにドリームランドを再訪してこのテープを聴いたときは懐かしさと情けなさで涙が出そうになってしまった。僕は楽しかった過去の幻にすがりつくかのように、ヘイヘイおじさんの間延びした歌声にいつまでも耳を傾けていたのであった。



 ヘイヘイおじさんのテープが聴けるのは来年二月まで。
 これを読んで初めて横浜ドリームランドの存在を知ったかた、また興味を持たれたかたが一人でもいるのなら、閉園までに一度訪れておくことをお薦めします。あの遊園地は30年前のまま時間が止まっている、時代の記念碑的な遊園地です。そういう意味でしか楽しめないショボい遊園地ですが、それでもよければぜひ。

10月22日(月)

 なんかここんとこ立て続けに「セックスフレンドになってもらえませんか」という男からのメールが届いてるんですが、これは何ですか?

可能性@ 私怨さんによる嫌がらせ
可能性A 電波さんによる無差別攻撃
可能性B 本物さんによるマジ恋

 @Aならまだ我慢できるんですが、Bだけは勘弁してほしいです。マジでビビってます僕。夜も眠れないので誰か助けて下さい。

10月23日(火)

 今朝は肛門がズタズタに引き裂かれる夢で目が覚めました雪男ですおはようございます。大至急誰かボクに良いカウンセラーを紹介して下さい。


 さて、僕がちょっぴり心の風邪を引いている間にも世の中は猛スピードで動いていくわけですが、アメリカでは炭疽菌パニックがいよいよやばい感じになってきてますね。心配されていた通り、日本でも早くも白い粉を送るイタズラが横行し始めてるようです。この手のイタズラが蔓延すると郵便というシステムが麻痺してしまい一大事なのですが…よく考えるとボクはそもそも荷物を送ってくれそうな人がいないので郵便麻痺しても別に困らない気がしたりしなかったり。あとこの騒ぎついでに、モテ男の机に女子中高生がこっそり手作り弁当入れたり下駄箱にバレンタインチョコ入れたりするのも全面禁止になってしまえばいいと思いました。でももしバレンタイン当日にボクの下駄箱に微妙に粉っぽいホワイトチョコレートが入っていたらもちろん迷わず喰います。偽りでもいい、一時でもモテている気分を味わいながら幸福に浸りながら逝けるのなら本望。我が生涯に一片の悔いなし!

10月24日(水)

 心の風邪はまだ治ってないのですが、仕事は待ってはくれません。山積みのエロビデオを前に途方にくれている雪男ですこんにちは。今はどうして事前にDVDを買っておかなかったのか、この作品の存在を知って悔やんでいます。訴訟スレッスレのタイトルがたまりません! あー見たいなぁ、お願いだからビデオで出てくれないかなぁ。


 さてそれとは全然関係ない話なのですが、昔中学生の頃男子トイレの壁に「I wanna insert with you」という中学生らしい誤英文落書きが書いてあったのをなぜか今になって思い出しました。いや、フォーユーとかトゥーユーならまだしもウィズユーて。一緒に挿入してどうすんだよ! と10年の時を超えてツッコミを入れてみてから、今になってこんなことを思い出すというのはつまり僕は潜在的にも相当ホモに怯えているんだろうなぁと理解したのであらためて鬱悪化です。引き続きカウンセラー募集中。

10月26日(金)

 ホモの魔手に怯えている僕のもとに今回来ているレビュー用のビデオはどういうわけかアナルセックスもの中心。これが俗にいうシンクロニシティというやつですか。

 アナルセックスの話をすれば、中島らものエッセイでセネガル人ルームメイトのホモにレイプされた男の話がありまして、これがなかなか深い話なんです。なにしろ相手がセネガル人だから、やめてくれとか許してくれとかいう言葉が一切通じない。圧倒的体格差の前であえなくケツを掘られてしまうのです。この話はいかに暴力の目の前では「言葉」というものが無力か、を実によく表していると思います。
 「テロリストとも話し合いで解決すべき」なんて発言が飛び出してくる日本は結局、本当の暴力を知らない国なんですね。こんなお嬢様根性じゃいざレイプされたら人格が崩壊してしまわないか心配です。崩壊するのもまた面白そうなシナリオなので覗いてみたい気はちょっとだけしなくもないですが。

10月29日(月)

 忙しい忙しいといって何をしてるのかというと、主に「女空手家 VS レイプ魔」といったAVなどを鑑賞しています。女空手家で思い出しましたがそういえばファミコンで「カラテカ」ってゲームありましたね。敵の前で仁王立ちしたままBボタンを押すとおじぎをするという意味不明のクソゲー。しかしまた僕はなんで「女空手家 vs レイプ魔」を観ながらこんなレトロゲームを思い出したのでしょうか。人は死を悟ると半生が走馬燈のように駆け巡るのを見るといいますがそういうことなのでしょうか。

10月30日(火)

 手塚治虫の名作「きりひと讃歌」には麗花という女の子が出てきまして、どういう娘かというと奇形の男と好んでヤリたがる異常性欲の持ち主なんですね。中学生くらいの頃に読んでずいぶんと衝撃を受けた、というかハアハアした記憶があります。奇形好きのこの娘なら貧弱な男の見本のようなボクのチンチンももしかしたらお相手してもらえるかナーなんて…中学生の頃からすでにもう相手を選んでる場合じゃないギリギリの状況下にいたようです。つーかここまで来たらもうエッチできるなら何でもいい。人間じゃなくてもいい。例えば美少女の形をしたパソコンとか…(いい加減しつこい)

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