ユキ日記・暫定設定表

釜本ユキ(ユキ)

  白泉中学女子バスケ部員にしてこの物語の主人公。2年生、身長147cm。いちおう自己申告ではポイントガードだが、運動オンチのため出番はほとんどない。性格は引っ込み思案の小心者ながら純真で思いやりに溢れる乙女。男の子はなんとなく苦手で恋愛経験は皆無。かっこいい人を遠くから眺めてるのが一番気楽と本人は思っている。が、そんな控えめで自信なさげなところが男の庇護欲に火をつけるらしく密かに男子に人気は高かったりする。もちろん本人は自覚なし。

理香子(りかっち)

  白泉中学女子バスケ部員。2年生、身長164cm。運動神経抜群で白泉中学女バスのエース。何をやらせても人より優れる天才肌だが、それを鼻にかけないところが人望をさらに集めている。かなり早熟なレズビアンで、女バスの新入生歓迎会で初めてユキに出会い一目惚れ。以後は親友としてつきあうように。

魔沙美(まさみ)

  白泉中学2年生、ユキのクラスメイト。生粋のやおい腐女子で、小学生の頃から普通に同人世界に出入りしていた。授業中にひたすら書き連ねているやおい大河小説がなかなかの人気を博しており、同人界ではそれなりの有名人。やおい適正のある女子を嗅ぎ分けるのが得意でクラスメイトを無理やり同人世界に引き吊り下ろすのが趣味。今はユキに狙いを定めている。

糸田(いとだ)

  白泉中学男子バスケ部部部長。3年生、身長178cm。ポジションは3番(スモールフォワード・スラダンでは流川のポジ)、尊敬する選手はスコッティ・ピッペン。恵まれた体格とずば抜けた運動神経を持つオールラウンダー、白泉中学男バス部で唯一都選抜に選ばれており私立からいくつか推薦の誘いも。成績もほどほどに良く、温厚で人当たりが良くバスケ部員の信頼も厚いが、どこか腹に一物ありそうな冷たさも秘めていたりする。ツライメージは福山雅治。死ぬほど女にモテるが「バスケに夢中で暇がないから」という理由で告白してきた女をすでに13人振っている。実はゲイなのでは、という噂は1年の間にまで広まっている。口癖は語尾に「糸田でした」。

八重(はちのえ)

  白泉中学男子バスケ部副部長。3年生、身長181cm。ポジションは4番(パワーフォワード・スラダンでは花道のポジ)、尊敬する選手はデニス・ロッドマン。尊敬というよりは信奉に近く、ロッドマンの真似をして短髪をしょっちゅう派手な色に染め変える。チーム一の巨体でゴール下の競り合いに強いのが特徴だが、まずいことにキレやすく喧嘩っぱやいところまでロッドマンに似てしまった。ファウルアウトでの退場率もチーム1という不名誉な記録を所持。反面、人情味に溢れ隠し事をしない豪気な性格で後輩に慕われており、チームのムードメーカーとしては欠かせない一面も持つ。温厚な糸田部長とは対象を成す性格ながら、ずっと苦楽を共にしてきたこともあり深い友情で結ばれている。

久保(くぼ)

  白泉中学男子バスケ部部員。2年生、身長176cm。ポジションは5番(センター・スラダンでは赤木のポジ)、尊敬する選手はパトリック・ユーイング。少々太めながらがっちりした体格、その上に驚異的なジャンプの高さと滞空時間、身体の使い方の上手さを備えゴール下のリバウンドでは向かうところ敵なし。他の基礎技術も全て一流、都選抜入りも間違いなしと噂されている。ツライメージは堂本剛。性格はマイペースで温厚というよりは内気、あまり自分を表に出さない。どちらかというとフェロモン系のモテかた。

蒼木(あおき)

  白泉中学男子バスケ部部員。1年生、身長173cm。2番(シューティングガード・スラダンでは三井のポジ)、尊敬する選手はもちろん神様マイケル・ジョーダン。バッシュは復刻したエア・ジョーダンXを愛用。とにかくミドルシュートを外すところを見たことがない、というほどのシュート名人。3Pもチームでは一番の成功率。発想性に優れ、意外なプレーで観客を魅了する姿はまさに往年のMJ…だがまだまだ荒削りで特にディフェンスはザルに近く、ダイヤの原石状態ではある。性格は自己中心的でワガママ、周りの人間の気持ちをあまり考えないので敵が多くなりがち。良くも悪くも子供っぽいところが魅力か。ツライメージは窪塚洋介。攻撃的な性格とはうらはらに内面は意外に繊細、一途に先輩の久保のことを慕い続けている。

毛室(けむろ)

  白泉中学男子バスケ部部員。3年生、身長171cm。1番(ポイントガード・スラダンではリョータのポジ)、尊敬する選手はティム・ハーダウェイ。小柄ながら強気でスピード感溢れるドリブルで相手を果敢に抜き去る。無口でクール、シンプルだが無駄のない美しいプレーでチームに貢献している。ツライメージはGackt。自分の美的世界にしか興味がない感じで。

黒竹(くろたけ)

  白泉中学男子バスケ部部員。3年生、身長175cm。2番(シューティングガード)、尊敬する選手はレジー・ミラー。冷静沈着で知的なプレーを好み綺麗なシューティングフォームを持つが、一年生SG蒼木の神がかり的なシュート成功率の前にレギュラー落ちの危機。だが穏和な黒竹としては自分よりチームが強くなることを願っている(スラムダンクのメガネ君タイプ)。

烏山(からすやま)

  白泉中学現国教師にして男子バスケ部顧問。国体選抜経験もある優秀なプレイヤーだったが教師になるとともに選手は引退。昨年白泉中学に赴任しバスケ部の改革に乗り出してからというもの半年で都大会3位の快挙を達成。その冷徹なまでの実力主義は一部には批判を受けているものの、実績が実績だけに誰も否定できない状態。口調は柔らかいが言葉の内容はオブラートに包まずはっきりとしていて時に辛辣。だがその冷たさがいいと女子には評判。しかし女子中学生にまったく興味がないため寄ってくる女生徒を疎ましがっている。

正村(まさむら)

  花丸中学男子バスケ部員。2年生、身長178cm。ポジションは3番、尊敬する選手はラリー・バード。1年前はリバウンドから3Pまであらゆる仕事を全部一人でやってしまう超人ぶりで、一年生にして都選抜に抜擢される偉業を成し遂げる。が、二年生になってからは人を活かすプレーに目覚めパスを多用、以前のような派手さはなくなり職人的なプレイスタイルに生まれ変わった。性格はとにかく自分のしたいことを後先考えずに始める、マイペースな変人。大の漫画マニアにしてコスプレイヤー。彼扮するルフィはワンピファンの女性に言わせると「卒倒するほどの格好良さ」だとか。だが積極的に近寄ってくる女共には興味がなく、むしろいかにもおとなしそうなタイプのユキに興味を持つ。