駅とは正反対の方向に歩き始めた。
「あ、あの、由起夫さん…そっちは…」
俺はマユミの手を強引に握りしめ、かまわずに歩き続けた。歌舞伎町の喧騒を抜けると、新宿でも最大規模のホテル街に辿り着く。俺はできる限りオシャレで入りやすそうなホテルを一軒選び、そこで立ち止まった。マユミが不安そうな顔で俺を見つめる。
そこで俺は…
A:「俺、本気で君のことが…」
B:「わかってるよね? これは一夜限りの遊びだから」