さっそくマユミに電話をかけた。
「あっ、由起夫さん! 今日はどうもありがとうございました」
「ごめんね、なんだか声が聞きたくなっちゃって」
「………」
「君さえ迷惑じゃなかったら、時々こうして電話してもいいかな」
「そんな、迷惑だなんて…」
そんな風にして俺達は一時間ばかりたわいのない談笑を続けた。
電話の最後にマユミは「由起夫さん、あたし今度観たい映画があるんですけど…つきあってくれませんか」と恥ずかしそうに呟いた。
そう言われて俺は…
A:「もちろん、喜んで」
B:「タイトルは?」