「由起夫です。メール拝見しました、僕などの話を聞きたいなどとおっしゃってくれて大変嬉しいです、ありがとうございます。ただしかしこちらも多忙ゆえ、週末にどこかの喫茶店で軽くお茶を飲む程度しかできないかもしれませんが…それでもよろしければお返事ください。こちらの電話番号も一応、記しておきます。
TEL:090-△△○○-□□×× 由起夫」


 その日の晩にすぐ返信が届いて、何通かメールを出し合った結果土曜の夕方に新宿の喫茶店で待ち合わせることになった。そして土曜日。俺の目の前に現れたのは、どことなくミニモニ加護亜衣に似たポニーテールの美少女だった。

「はじめまして、マユミです…今日はよろしくお願いします」

 かなり緊張しているようだ。俺は彼女をリラックスさせるため、しばらく世間話に興じることにした。ミニモニ加護に似ているという話をすると、マユミはとても嬉しそうに笑った。

「由起夫さんは、普段どんな音楽とか聴いてるんですか?」

そう言われて俺は…
A:「モー娘とか大好きだよ」
B:「フリッパーズギターとかかなぁ」
C:「メロコアとかスカコアとか、そっち系が多いね」