12月3日(月) 皇太子妃出産に便乗して、あらゆるメディアが総力を挙げてベビーブーム到来に向けて煽りまくるべきだと思います。具体的に言うとゴム無しを推奨すべき。これからの少子化時代のキーワードは出産です! それに世の女の子たちが全員急激に出産意欲に目覚めて需要過多で子種が足りなくなれば、献血車のように精液提供者を求めて看護婦さんが駅前に…という事態になるかもしれません。僕のような非モテどもの行列ができそうですが。しかしそもそも女の子側に非モテの子種なんかいらないと言われて並んでいた全員ショックで首を吊るかもしれません。が、それはそれで社会の膿が浄化されて日本が良くなりそうなのでアリなのか。これは罠ね!!(©田中真紀子) |
12月4日(火) なんていうのかな、ようやくぼくのセルフイメージ? に近い似顔絵を描ける人が出てきたかなって。ユキ思うんだよね。 そうだね、今までメディアはぼくのことさんざんガチャピンだのホモだの人間と黒妖精のハーフだのなんだのと叩いてくれたけど―――正直、思うんだよね。きみたちにいったいぼくのなにがわかるんだって。でもね、ほんとに少数だけど、心あるファンの中にはこうしてね、本当のぼくを理解してくれる人もいるわけで。支えてくれる人がいる限り、まだまだやめるわけにはいかないよね。ついでに断っておくとこのイラストはやおいサイトからの無断転載なんだけど、それを言うならぼくにとってもこれは肖像権無視なわけだしどっこいどっこいだよね。品のない言い方をすればキンタマを握り合っている状態というのが一番近いんだけど―――困ったことに、やおいにはキンタマがないので握られてるのは実質僕だけなんだよね(笑) ま、握られるのは嫌いじゃないからかまわないけどね。【12/4 インタビュー】 |
12月5日(水) 仕事のクライマックスデーだったんですが、運悪くネットのトラブルに引っかき回されて睡眠時間が減りえらい辛い目に遭ってました。更新遅れて申し訳ない。あーあんなドキュンこそリアルにアナルを掘られてやおいのエサになっちまえばいいんだ。 そういえば今思い出しましたが、「ユキ」は僕のアダルトビデオレビューのライター名でした。やおいにユキユキ呼ばれてなんか違和感あるなーと思ったら。そういうことでしたか。 しかしアダルトビデオとやおいというのはものすごく近いような気もするし、ものすごく遠いような気もします。たぶん+100と−100くらいの表裏一体な相異関係にあるのだと思いますが自分で言っていてよくわからなくなってきたのでこのへんでやめときます。このままだと間違いなくやおい小説の中でクリスマスを男とラブラブで過ごす羽目になりそうなので… |
12月9日(日) 映画の話。 僕が一番映画を観ていたのはたぶん小学生から中学生にかけての頃であると思う。一週間に一回くらいは劇場に行っていた時期が短いながら、僕にもあった。 ただその頃に面白い映画が目白押しだったかと言われるとまったくそんなことはなくて、むしろ今よりずっとどうでもいい映画ばかりだったような気がする。そして僕もまた何故かピンポイントでそういうちょっと香ばしい映画ばかり観に行っていた。当時の僕がなぜそんな映画を観たいと思ってわざわざ劇場くんだりまで通っていたのかは今でもわからない。きっととてつもなく暇だったのだろう。 そんな中でも今でも鮮明に記憶に残っているワースト映画が14歳の時に観に行った「タスマニア物語」だ。思い出すのも嫌だがどんな映画かをちょっと説明すると、オーストラリアのタスマニア島で絶滅したと言われるタスマニア・タイガーを探し続ける父親(田中邦衛)の元にやってくる少年の滞在記…と言った話で、「大自然の中で奔放に生きるオヤジ」を田中邦衛が演じている時点でまんま「北の国から」と同路線だと思っていい。だがこの映画、ちょっとありえないほどにつまらなかった。親父がタスマニアタイガーを追い求める意味が全然描けてなかったし、少年の演技もなんだかわざとらしく、「父との絆」の演出なんか気色悪くて観てられなかった。後から聞いた話だと制作スケジュールが無茶苦茶でろくに煮詰める暇もなかったらしい。なるほどと頷ける出来映えだ。 ただタスマニア島という島自体は稀少種が数多く生存する素晴らしい島なので、動物が出てくるシーンだけは楽しく観ることができた。厳密に言うとそれはタスマニア島自体の手柄であって映画の筋がクソであることには変わりないのだがまあそれはいいとしよう。問題は物語のクライマックス、邦衛親子が絶滅したはずのタスマニアタイガーを目撃するところなんだが…このタイガーがなんと観てびっくりハリボテだった。10年前のSFX合成技術だからどうしてもポリゴンが角張るのは仕方ないんだろうが、それにしても丘の上で雄大に唸る幻の動物タスマニアタイガーは「小学生がダンボールで作ったんじゃないか」と疑わせるほどにしょっぱい出来。「えーーーーっ!?」と僕が叫ぶより早く観客は総立ち。この映画一番の見せ場がこれなのだから途中の筋も推して知るべしである。よく寝ないで観てたもんだと自分で感心したくらいだ。 「タスマニア物語」はバブルの絶頂期、誰も彼も金の無駄な使い道に困っていた時代の記念碑的な駄作映画である。大したことのないスタッフに、無茶なスケジュールで、大したことのない筋の映画を撮らせるとどういうことになるか。それを実証してみせてくれた。 バブルがはじけた後「不況になれば邦画はますますダメになる」と言われたが、実際はどうだろう。今年出てきた邦画「陰陽師」「ウォーターボーイズ」「GO」などを観ればわかる通り、むしろ不況だからこそ、人と題材が精選されて結果良いものだけが作られるようになっているのである。いつの時代も面白い作品を創るのに必要なのは「良い題材」と「良いスタッフ」であって、「金」ではない。そろそろ映画に関わる人々もこの簡単な理屈に気づいてきた頃であるように思える。 余談だがこの「タスマニア物語」、ゲームボーイでゲーム化されているのだが…これもちょっとした伝説を残すほどのクソゲーであった。どれほど凄まじいかはレビューを見つけてきたので読んでみるといい。 |
12月10日(月) 昨日の日記をうぷした直後から「タスマニア物語」についてのメールが続々届きました。あれ観て席を立った奴はやはりいっぱいいたんですねぇ… あの頃から僕も成長して、劇場に行く前に慎重に前評判を検討するようになってから、「そりゃねえよ!!」と席を立ちたくなるほどのクソ映画には二度と行かなくなってしまいました。それはそれで良いことなんですけど、観客席全体に不穏な空気の漂うあの奇妙な一体感を忘れつつあるのは少し淋しかったりします。感動や興奮の共有もいいけど、やるせなさの共有というのも劇場でしかできないことですしね。久しぶりにクソ映画見に行こうかな…と思うのですがそんなの都合良くやってるかな今(パラパラと雑誌をめくる) あ、あったァ!! ミニハムず!? |
12月11日(火) 「ちょびっツ」休載の今週号に載った「CLAMP新聞」に突っ込みたいことは山ほどあるんですが、要点を絞って3つだけ。 ・面白くなさすぎ
・舞台観てる暇があったら原稿落とさず描け ・4人揃って似顔絵が大嘘
今度の僕の想像図もやんちゃな感じで僕の本質をなかなか捉えているんじゃないでしょうか。801絵師さんたちお疲れさまです。 ていうかこういうツラなんかCLAMPのやおい漫画『X』で見かけたことがあるような気がするんですが気のせいでしょうか? まさか僕がCLAMPファンでXを吐き気に耐えつつ全巻読破したことを見越しての所為でしょうか? だとするとあらためてやおいの恐ろしさに震撼せざるを得ないのですが。 |
12月12日(水) 桃井望と言って何人の読者がついてこれるのかまったくわかりませんが、簡単に説明すると今まさに旬のロリぷに系AV女優です。その眠たげな瞳とぷにっと柔らかそうな頬から「ガチャピンに似ている」と言われるところが共感してしまうというかなんというか。とにかくこの子がちぃをやるとあってはお薦めしないわけにはいきません。ただ一つ、DVDなのが僕的には痛すぎですが… 桃井望といえばこないだ白い性欲観たんですが、これ観た人います? ぶっかけ&精飲モノなんですが、AV界が誇る奇才中の奇才・TOHJIRO監督が撮るとなればそんじょそこらの企画とは一味違う。なんとザーメンプロテクターなるプラスチックの巨大受け皿のような装置を首に装着し、顔にかけられて垂れ落ちる精液を全部そこに集めるのです(お食事中のかた大変すいません)! 最後は100発に近い精液の池だまりを装置ごと抱えて全部ゴックンするという、もう常軌を逸した行為をやっているのですよ。すごいAVを観てみたい人には自信を持っておすすめできる一本ですね。 あと柚姫役の堤さやかたんですが、この子は以前この日記で「ミニモミ。fuckだぴょん」というビデオを紹介したときに触れたので覚えていらっしゃるかたも多いことでしょう。ツインテールにすると加護ちゃんにちょっと似てる、アイドル美少女的なすらっとした顔立ちが印象的な娘です。 この子はちょっと前に2ちゃんねるアダルトビデオ板の堤さやかスレッドで「さやピ〜」という名で降臨して大騒ぎになってました。2ちゃんねるという場所の独特の雰囲気を知らないらしく、「明日お仕事なので、そろそろ寝まぁ〜す(o^∀^o) おやすみなさぁい(^ε^)-☆Chu!!」のような空気を読まない脱力顔文字の連発で皆に爽やかな癒しを与えていたのですが。粘着な荒らしに荒らされ続けていつの間にか来なくなってしまったんです…残念。でもさやピ〜のログはアダルトビデオ板にまだ残ってるはずなので、ヒマなウォッチャーは追いかけてみてはどうでしょうか。 とにかく、こんな魅力的な二人が競演する「ちょびっチュ」はお買い得間違い無しなのでDVD持ってる人は予約して購入しよう! |
12月13日(木) 以前より801腐女子にネタにされまくってきて、なんとか小気味よい復讐の方法はないものかと模索し続けてきた結果、目には目をの方向で「女の子テキストサイト管理人ポルノ」を犯っちまえばいいのではという考えに落ち着きました。 サイトの目玉企画としては「読者参加型・バーチャルぶっかけ」で。まず生け贄となる女管理人さんのイメージ裸体イラストを描いてアップ、それを見た読者による「抜きました! ごちそうさまです」というカキコが掲示板につくたびに裸体イラストに一人分の液体を上描きするのです。100人200人と抜き報告カキコが溢れるにつれてイラストもとんでもないことに。むちゃくちゃ面白いのは間違いないのですが、そんなことをやったらどれほど女の子テキストサイト界で忌み嫌われるか想像するだに恐ろしいのでとてもできません。いつも通り、おとなしく想像の中でレイプしてます。ハァハァハァハァ。 |
12月16日(日) 今年のコミケはハリーポッターの魔法学校の制服を着て丸メガネつけて、腐女子溢れる初日に逝こうと思います。あんだけ腐女子がいる初日なら一人くらいは引っかかってくれることでしょう。ナンパの合い言葉は「今夜、僕の魔法の杖の威力を試してみない?」で。いい夢見れたかよ?(©ゲットバッカーズ) さて、そのターゲットとなるハリポタ同人腐女子の動向なのですが、どうもハリーポッターは著作権にかなりうるさいらしく冬コミも揉めそうな感じらしいのです。うーん、作者がダメだって言ってる以上はやめるべきなんですが…難しいところですね。同人をやる気持ちというのは僕もわからなくもないんで。個人的なことを言えば優等生気質の女の子・ハーマイオニーたんが犯されまくる同人誌は見てみたいし。まあ最終的には同人側の人たちの自主規制意識に頼るしかない問題なんだろうし、それができないようなら法によって力づくで潰されても自業自得、仕方ないと。当たり前の話ですが。 とにかく僕としては冬コミからハリーポッターブースがなくなるとわざわざ本場英国より取り寄せた魔法学校の制服が無駄になってしまうので、せめて今回だけは規制は勘弁して欲しい。さあ、次はメガネを買ってくるか… |
12月17日(月) ふと思い立ってチャリンコで一日かけて鎌倉のマニアック寺院巡りしてたんですが、もう笑っちゃうくらい人がいませんでした。寺も寺でやる気がないのか、入り口に木の筺が置いてあって「拝観料100円はこの中に」と書いてあるだけ。筺は剥き出しの上に周囲に人がまったくいないので、払わないで済むどころか賽銭持ち逃げできます。おいおい、いいのかよ…と中を覗いて見たら200円しか入ってません。これはどういうことでしょう? 可能性としては、 @僕の前に来た観光客が2人しかいない A誰かがすでに持ち逃げした のどちらかしかありえないんですが、たぶん@だと思います。とにかくそれくらい人がいなかったのですよ。タダで入るのは楽勝だったんですが、一日の拝観料収入200円というリアルな情けなさにさすがの僕もめげたのでしっかり100円置いていきました。 でその後ちょっと頑張って一山超えて銭洗い弁天に行ったら、なぜか外人のツアー軍団と遭遇しまして。奴等全員揃いも揃って親の仇のように小銭磨きまくってました。やはり新五百円玉と新ユーロ硬貨が似てるから? とかなんとか思いつつこっそり写真撮ってやろうとカメラ向けたら一人の金髪ねーちゃんに気づかれて「Oh! No!」と大声で拒絶されたので騒ぎになる前に走って逃げました。これだから外人は… 鎌倉という土地は古都のうら淋しい雰囲気が味わえるから数多くの文化人に愛されてきたのであって、いくら花のシーズンだからとはいえ大名行列のように大勢で並んで見物させていただくというのはやはり正しい楽しみ方ではないような気がします。この時期なんかほんっとに誰もいなくて、真の鎌倉情緒を味わうには一番良いシーズンだと思うのですが。暇と興味のある人はぜひ来るべきですね。 |
12月18日(火) 非モテは服を買う金で新作ゲームを買う、モテる努力をしないという意見は確かに正しい。大多数の非モテは「モテるための努力」というものに純粋に興味がないか興味はあってもそこまで手が回らないか、のどちらかだと思っていい。ただ、そんな努力を万人がしなければならないという掟もないし、モテるという状態の煩わしさをわざわざ自分から放棄して趣味を楽しむという生きかたを選んでいる人間も少なくない、ということは前提として知っておくべきだろう。それが人としてあるべき普通の生きかただとは彼ら自身思ってないし、そんな確信犯に「あなた間違ってますよ」なんて説教するのはそれこそ馬の耳に念仏、なんだよね。「間違ってますが何か?」と切り返されたらそこで終わり。 ただ、今言ったようなタイプの非モテはまだ全然マシな非モテ。純粋に自分の趣味が一番大事なだけで、少なくとも彼らは人に迷惑は絶対にかけない、というかそもそも他人にそんなに思い入れない。人に迷惑をかけてくるようなタチの悪いのは、自分が女に相手にされない矮小な人間であることを認めたくない方便としてわざと汚い格好をしているタイプ。これ最強。「これは俺の仮の姿だ、本気を出せばモテるんだ」という脳内理論によりプライドが異常に高く他人に対しても高圧的。それでいてかまわれたがり。こういうタイプに絡まれたら最悪なので下手に議論なんかしないでとっとと逃げたほうが無難である。たぶんコミケに逝けば腐るほどいるんだろうけど… 前に「さくらとちぃのテキストサイト論」でもちょっと触れたことがあるけれど、非モテというのは目の前の楽しいことにひたすらのめり込んでしまう純粋な少年であることが多い(もちろんそうでないのもいっぱいいるが)。その興味が「恋」に移ったとき、彼らは本当に心から貴女のことを愛してくれるだろう。食事や睡眠も惜しんでゲームし続けるほどの情熱の全てを捧げてくれることだろう。「あたしだけをずっと見ていてくれなきゃやだー」という独占欲の強い婦女子にはこの手の恋にまだ出会っていないだけの純情非モテは相当におすすめできる物件ですよ、と非モテをうさんくさいほど過剰に擁護してみるテスト。 |
12月19日(水) 君は伝説の「100円バーガー」を知っているだろうか? 100円バーガーと聞いてマックが頭に浮かぶようではまだ甘い。バブル時代、マックより10年以上も早くハンバーガー100円を実現していたチェーン店があったのだ。その名も「バーガーシティ」。いにしえの大昔に江ノ島にも存在した、今は亡き幻のハンバーガーショップだ。 バブル当時のマクドナルドは確かに肉厚こそあったが、ハンバーガー一個が210円という今から考えるととんでもない値段設定だった。もちろん当時小学生だった僕らにそんな高いハンバーガーが買えるはずはなく、駄菓子屋でよっちゃんイカをかじっていた我々にとっては「マック=親がたまに買ってくれるごちそう」であった。当時の値段では小学生のこづかいで食べるには高すぎたのだ。 が、バーガーシティだけは違った。なにしろハンバーガー一個が100円である。それくらいなら小学生にも手が届く、ということで我々は一時期100円バーガーばかりを食べていた。もうほとんど覚えていないが、確かケチャップそのまんまという単調な味わいだったようにかろうじて記憶している。薄い肉をごまかすためか、なぜか生暖かいレタスが異様に入っていた。それがケチャップ味と合ってないせいでえらくまずかった。が、不思議とみんな文句を言わず食べていた。おそらくはみんな「小学生のくせにハンバーガーを食べてるオレ」というちょっとしたスノッブを気取りたかったのだろう。たかが100円バーガーでナニ言ってんだかと今は思うが。 ただやはりバーガー一個100円という試みは、当時にしてはややプログレッシブすぎたのだろう。バーガーシティの経営は小学生の僕の目で見ても上手くいっていなかった。今のマックのように「客単価の低さを承知して数で勝負する」というシステムがまったくできていなかったのだ。製造過程の問題があるのか知らないが、バーガーシティは注文してからオーダー品が全部出てくるのが異常に遅かった。注文してから作るのが売りのモスバーガー以上だ。レジでさんざん待たされそれでいて大して美味しくないのだから、わざわざまた並んでまでして食べたいと思ってやってくるリピーターがいなくなるのは当然。そして目に見えてレジに人がいなくなったところに決定的な噂が街中に伝播する。バーガーシティのハンバーグにはミミズ肉が入っているというのだ。この噂が広まって一年もしないうちにバーガーシティ江ノ島店は潰れてしまった。今ではもうそんなものがあったことを覚えている人間のほうが少なかろう。 ハンバーグに鼠肉だのミミズ肉だのが入っていて、それをレジのお姉さんに言ったら口止め料をくれた、だのの類の噂はハンバーガーショップにはつきもので(だからマックは頑なにビーフ100%と謳い続けている)、その出所はただの小学生の悪ふざけなのかそれともライバルチェーン同士の足の引っ張り合いによるものなのか、今となってはわからない。噂とはそういうものだ。話半分に聞いて楽しむものだし、また頭から信じてかかる奴をバカにして楽しむのが噂との正しいつきあいかただ。だが、噂が広まってすぐにバーガーシティ本社が倒産してしまったところを見ると、バーガーシティに限ってはホントだったの? と首を傾げたくなる気持ちもないではない。 とりあえず「マックの平日半額は画期的だよねー」とか言っている奴等には、かつて10年以上も前にその画期的なことを実現していたバーガーシティなる店があったことを知れ、と言いたい。そして崇めろと。 |
12月20日(木) デジカメの電池を充電し入れ替えたら確認のために一枚撮ってみるわけですが、僕の場合どういうわけか自分のチンポを撮ってしまいます。ただの確認なんだから部屋のそこらへんでも適当に撮ればよさそうなものですが、だめなんです。どうしてもチンポでないと気が済まないんです。これはただの確認行為を超えてプレイの領域に入っている気がするのですが怖いので今のところは深く追及しないことにしています。そして今日もまた一枚チンポ画像が。パシャッ。 |
12月21日(金) 今月頭にフレッツISDNを申し込んでいるのですが、「今週中には折り返しお電話いたします」と言われたきり今日まで待ってもNTTから電話が来ません。昔バイトしていた頃好きだった女の子にさりげなく「今度飲みにいこうよー」と誘ってみたら「うん、じゃあ今度ねー」とあっさり返事が来て喜んでいたらその今度が永遠に来なかったトラウマを思い出して悶えています。アメリカだったら精神的苦痛に対して賠償請求で訴訟もんですよこれ。誰か傲慢NTTに鉄槌を。 |
12月24日(月) 同棲日記
「A・I・E・KI(愛液)が止まらない!」第二十八話
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12月25日(火) ちょびっツ4巻の初回限定版が出たんですけど、今回はさすがになぁ…ちぃの出番が少なすぎるからなぁ。申し訳程度に登場させられたって乳首が出てこないちょびっツにはなんの価値もないんだよ(断言)! こんな駄巻にセット商法で安っぽい作りの手帳つけて1300円。オタを舐めるのもいい加減にしろ…と強く言いたいところですが僕も人の子、最後は結局買ってしまいそうな気がするのでこれ以上は文句言わないことにします。とりあえずしばらくは様子見ってことで。 クリスマスの思い出といって最悪だったのは小学生の頃に出た某音楽教室のコンサートイベント。 地域の小学生の生徒を対象にランダムで適当に参加者を募り、イブの昼間に駅前広場の特設会場で順番に持ち曲を披露する…というものだったんですが、これになぜか僕が選ばれまして。といっても別に技術があったから選ばれたわけではなく、ただ単に僕が暇そう&気弱でそういう面倒事を断らなさそうという理由からだったんですが。そんな風にほぼ押しつけられるような形で、結局僕がコンサート出演させられることになってしまったんですよ。 で、予定通りイブの日に駅前に嫌々出かけてったわけなんですが、出演順番は到着順だったらしくやる気なさげにギリギリに着いた僕はなんとトリです。青くなって抗議したんですが「もう決まったことだから…」の一点張り。僕より全然上手い同学年代の人たちがバリバリ良い演奏するのを舞台裏で聴きながらずーっと緊張に震えてました。駅前で、それも結構立ち止まって見ていく人がいるんですよ。そんなとこでメンツ的に下手糞なほうの僕がトリを飾る。こりゃ100%演奏ミスするな、と思ったらしっかりミスりましたね。まあ幸い演奏停止級のミスではなかったので、なんとか聴衆からお慰み程度の拍手はもらったんですが。とにかく終わった、良かった良かったと立ち上がってお辞儀をして他の人たちと同じように舞台裏に帰ろうとしたら。司会のお姉さんがいきなり「は〜い、最後は○○センター代表の雪男クンの演奏でしたぁ〜! それではちょっと時間も余ってますので、雪男クンにレッスンの苦労などを聞いてみましょう!」などとふざけたことを抜かし始めるのです。い、インタビュー!? なんで俺だけそんなのやらされなきゃなんねーんだよ!! まあインタビューたって3つ4つほどの質問に答えただけなんですけど、それにしてもあの時の僕のどもりっぷりは思い返すだけで身の毛がよだちます。ギャラリーのおばさんの失笑の声は一生忘れません。ただでさえ演奏がひどかったのに立て続けにインタビューでも失態を演じ、失意のどん底に沈む僕にスタッフのお姉さんが差し出してくれたのはボールペンと学習ノートでした。えっと、これギャラ? あんな予定外のことまでさせて大恥かかせておいて、ボールペンと学習ノートやるからとっとと帰れと? なめんなやこのメスブタ!! と叫びたいのを我慢して泣きながら家路につきました。それからもう二度とその手の誘いは受けていません。羞恥プレイは僕はあまり好みではないようです。 |
12月27日(木) 「ヘイ、yukky! Merry Xmasだこの野郎! ガハハ」 吐息がウィスキー臭いスティーヴが僕に組みついてきた。横須賀の海風は冷たかったが、その息のせいで僕はすっかり震えが止まってしまった。 「メリークリスマス、スティーヴ」 と僕は笑って返事した。横須賀米軍基地の入り口ではさすが時期が時期だけに日本人の僕が近づくとただちに衛兵が身元をチェックしに走り寄ってきたが、僕が一言「ようマックス、ひさしぶり」と声をかけると衛兵の一人が慌てて退いた。 「ゆ、yukkyさん…帰ってきてらしたんですか」 「おいおいマックス、そんな怯えるなよ」とスティーヴ。「yukkyは昔と違ってずいぶん丸くなっちまったからな。もうお前なんかいじめたりしねえよ」 「そんなこともあったっけ?」と僕はしらじらしい声で言った。 「この野郎、とぼけやがって」スティーヴが笑って背中をばんばん叩いた。 兵舎に向かう道中、僕はスティーヴに話しかけた。 「そういえば、君らのホームページようやく再開したんだったね。おめでとう」 「そうなんだよ。サンキュー」とスティーヴ。スティーヴたちは夏に『SAMURAI SOUL』というどっかで見たことのあるようなサイトを立ち上げていたのだ。それが9月に入ってからトップページにはずっと「戦争に行ってくるので休止します」との文字が踊っていたのだから、心配するなというほうがおかしい。やっと基地も落ち着いてきたということで、全員無事帰還の御祝いを兼ねたクリスマス会をやるというところに僕が呼ばれたわけだ。 「それにしても、無事で帰れてよかったね」と僕は兵舎の階段を登りながら言った。 「ああ、戦争と言ってもオレたちnavyはわりと呑気なもんさ。オレなんか 「あはははは、スティーヴらしいな」と僕は笑った。 スティーヴの部屋に入るとクラッカーが僕を歓迎してくれた。デイビスやボブの他にも懐かしい顔が何人か見える。みんな変わってないな…としみじみしながら彼らが囲んでいるテレビの画面を見ると、映っているのは案の定アニメだった。それもあの機銃掃射を思わせるような女の子の頭数の多さは間違いない、シスタープリンセスだ。一目でわかった。 「おっ、yukkyも一緒に『Sister Princess』観るかい? 今ちょうど第21話、『アニキにme two\(∧0∧)/〜』をやっているところなんだ」(※信じられないでしょうが正式なサブタイトルです) 「い、いや、僕は…」 「まあそういうな、yukky」デイビスが無理やり僕をテレビの前に座らせた。「もうすぐメカ鈴凛が完成する、見どころだぜ。今日は22話『兄チャマ、チェキデス』まで観るつもりなんだ、ゆっくりしてけよ。それが終わったらいよいよ今日のメイン、プレゼント交換会だ」 「そのために来たんだけど…」と僕。早くこのシスプリ地獄から抜け出したい。黒人どもは各自のひいきの妹が登場するたびに薄汚い歓声を上げていた。誰が一番好きかで喧嘩をしていないところを見ると、こいつらもちょっとはアニオタとして成長したんだろう。僕はシスプリに心底うんざりしていたので黒人たちの幸せそうな顔を追うのに専念することにした。 悪夢のような45分が過ぎ、ようやくプレゼント交換会が始まった。部屋主のスティーヴが音頭をとる。 「よーし、今からクリスマスソングをかける。時計回りにプレゼントを隣の奴に渡して、曲が止まったところで持っていたのがプレゼントだ。それじゃいくぞ」 スティーヴが巨大なコンポに向けてリモコンのスイッチを押す。とたんに部屋にはクリスマスに相応しい歌が… 「♪空に光る雪は まるで天使の白い羽根だね 街中が夢みたいな綿菓子の色 しあわせそうな人の波…」 この曲は知っている…魔法騎士レイアースだ。『聖夜の天使たち』作詞/大川七瀬&CLAMP、歌/伝説の魔法騎士というなかなかにマニアックなクリスマスナンバー。いったい何人がこのネタについてこれるんだ、と不安になりつつも、スティーヴがこの場面でこの曲をかけられるほどの立派なアニオタに成長したことに嬉しさを隠しきれず僕は微笑んだ。しばらくの間僕は大川七瀬の心温まる詩に浸っていたが、これからというところで曲は止まってしまった。交換会が終わったのだ。 「よし、それじゃ各自包みを開けて自分のプレゼントを確認してくれ」 スティーヴの声で一斉に包みを破る音が室内に響く。僕のはこないだ出たばかりの『機動天使エンジェリックレイヤー みさきと夢の天使達』だった。もらえたのは嬉しいが、ゲームボーイアドバンスを持ってないのでどうにも宝の持ち腐れである。各地でも「No!! これはインストールするとOSが落ちると評判最悪の『はじめまして! さくらです!』じゃねえか!」とか「oh,shit!! 誰だコミックスのおまけの『ちょびっツオリジナル6穴手帳』入れた奴は! 自分がいらないから人に押しつけただけじゃねえか!」とか残念がる声がぞくぞくと聞こえてくる。どうもトラブルが起きているのはCLAMP作品絡みが多いような気がしたが心からどうでもよかったので、僕は無言で乱痴気騒ぎの続く米軍基地兵舎を後にした。夕暮れの横須賀の海風はいっそう厳しくなっていた。 |
12月31日(月) コミケで一番ムカついたのはメイド服の美少女とフツーの非モテそうなオタ男子が手を繋いで僕の前を歩いていたこと、コミケで一番笑えたのはそれを僕の斜め後ろを歩いて見ていたデブ女3匹が「ちきしょー、あたしたちもいつかアレを目指さないと」「そうよねそうよねー」と盛り上がっていたことです。蹴り殺そうにも足が上げられないほど混んでいたんです。ええ。 ということで、今年も終わりですね。嫌なことももちろんありましたが、その代わりにいろんな人や物事に出会えたりと嬉しいこともいっぱいありました。差し引きしてみれば良かったことのほうが少し多かったかな、というくらいでしょうかね。そして結局はそういうトータルでややプラス、という状態こそが一番幸福な状態、なのだと思っています。来年もまた良き年であることを願いつつ、今年の更新を締めくくらせていただきます。読者の皆様今年一年おつきあいいただきどうもありがとうございました。来年もまたどうぞよろしくお願いいたします。 |